ストーブリーグ突入?

巨人・小坂、日ハム・小笠原ら17人が新たにFA資格(読売新聞) - goo ニュース

日本ハムと中日は日本シリーズが控えていますが
いよいよストーブリーグ突入です。

今年、成績の悪かったチームは、来季に向けて補強を始めることでしょう。
動きが派手になるのは、日本シリーズ終了後でしょうが
選手の解雇、トレードと動きがだしています。

そして、このFAも選手の権利として定着しています。

今年は、このFAで巨人・小久保や日ハム・小笠原が移籍するのではといわれています。
他にも、西武・松坂、ヤクルト・岩村のポスティングシステムによるメジャー移籍が行われるかもしれません。

残念ながら、これからの季節は、夢とかけ離れた、お金が話題の中心となっていくでしょう。
松坂がいくらでメジャーの球団に売られた。とか
小笠原獲得に、巨人はいくら積んだ。とか
契約更改で、誰が何億貰った。とか

金・金・金。

ま、ビジネスですから仕方ないですけどね。。。


ところで、この「ストーブリーグ」ってのは誰が名付けたんでしょう?
どういう意味なんでしょうか?
由来は?

いっそ、マネーリーグとかにすればいいのに。



(代表代理サザビー)

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ギリギリ探偵白書・14


 田中が事務所に駆け込んできた。

田中   「サザビーさん、た、大変です」

サザビー 「どうした、落ち着けよ」

田中   「いや、それが、その」

サザビー 「まあまあ、ハーブティーでも飲めよ」


 私は、田中にティーカップを渡し、お茶を注いだ。
 田中は、それを一口飲んだ。


田中   「なんか、変わった味ですね」

サザビー 「ああ、自家栽培だからね」

田中   「へぇ~」

サザビー 「どうだ、落ち着いたか?」

田中   「はい、ありがとうございます」


 私の横では、わたぼんが植物図鑑を開いていた。

わたぼん 「サザビーさん、やっぱ、雑草ですよ」

サザビー 「ホント?ハーブじゃないの?」

わたぼん 「載ってないっすもん、雑草ですよ」

サザビー 「あ、そう、飲まなくてよかったぁ」

田中   「どうしたんですか?」

サザビー 「ああ、それ、ハーブティーじゃなくて雑草茶だった」

田中   「???」

サザビー 「ただの雑草みたいだから、飲まない方が良いよ」

田中   「!!!」


 田中はトイレに駆け込んだ。
 慣れない事はするもんじゃない。


サザビー 「ところで、田中、何が大変なん?」

田中   「ああ、そうですよ、大変なんです」

サザビー 「だから何が?」

田中   「それが・・・」


 以前、盗聴器の発見調査をした依頼者からの相談だった。
 その依頼者は、近所の人から嫌がらせを受けているらしく、
 盗聴器の調査を行った。

 その時は、盗聴器もなかったため、
 嫌がらせに対する調査も見合わせる事にした。
 しかし、嫌がらせは続いていたらしい。
 早速、私は依頼者に会いに行った。

 依頼者は、若い夫婦で数年前から、現在のマンションに住んでいる。

 
サザビー 「どうも、阿部の代理で来ました」

依頼者夫 「わざわざ、すみません」

サザビー 「今回は、どんな被害が?」

依頼者夫 「家に入られました」

サザビー 「はっ???」


 依頼者夫婦は、はじめは空き巣の仕業だと思ったらしい。
 部屋が荒され、タンスの中身がぶちまけられていた。


依頼者妻 「元々、ウチにはお金がなかったので」

依頼者夫 「空き巣もガッカリして帰ったのかと思っていたんです」


 しかし、空き巣にしては、おかしな点がいくつかあった。
 奥さんの写真の顔の部分が削られていたりした。


依頼者妻 「警察には、心当たりは無いかと聞かれたんですが」

依頼者夫 「あるにはあるんですが、証拠が無くて・・・」


 依頼者は、2階下に住む、男が怪しいと言う。
 以前、自転車のサドルを盗られたり、ポストの鍵を壊された時に、
 一度、文句を言いに行ったらしい。
 しかし、これといった証拠も無いため、追い返されてしまった。
  

サザビー 「その仕返しかもしれませんね」

依頼者妻 「え、でも、最初にやってきたのは向こうですよ」

サザビー 「それが、濡れ衣だったとしたら?」

依頼者夫 「そんな事は無いです。絶対あいつです」


 (あらら、決めつけちゃった・・・)


 依頼者夫婦は、このまま泣き寝入りは出来ない。
 あの男に一泡吹かせたい。だから、調査をしたいと言った。
 しかし、金銭的な理由から、調査は1日でやって欲しいと言った。

 
サザビー 「ってな訳なんだよ、どう思う?」

阿部   「1日じゃ厳しいな」

田中   「無理ですよぉ」

阿部   「成功報酬にするか・・・」


 結局、1日の調査でわかった事は、その男が秋葉原に行った事。
 そこで、盗聴器とカメラを購入した事だった。


阿部   「こりゃ、仕掛けにくるかもしれんな」

サザビー 「ああ、鍵を変えさせようか」

阿部   「いや、この際、侵入させちゃった方が・・・」


 そして、調査結果を依頼者に報告した。


依頼者夫 「これで、証拠になりますね」

阿部   「いえ、カメラと発信機を買ったでけですから」

依頼者夫 「でもこれ、絶対ウチに仕掛ける気ですよ」

阿部   「そうかもしれませんが、これだけで問い詰める事は
      難しいですよ、前みたいに追い返されるだけですよ」

依頼者夫 「じゃあ、仕掛けられても黙ってろって言うんですか?」

サザビー 「いえいえ、方法はいくつかあります」

依頼者夫 「どんな手ですか?」

サザビー 「まず一つ目は鍵を変える」

阿部   「侵入は防げます」

サザビー 「二つ目は、カメラを仕掛ける」

依頼者夫 「こっちも盗撮ってことですね」

阿部   「いえ、違います。防犯カメラです。
      侵入の証拠を撮ってしまおうというんです」

依頼者夫 「あぁ、なるほどぉ」


 依頼者は危険だが、第2の方法を選択した。
 そして1週間後、男が部屋に侵入した姿が、ビデオに映っていた。




        完



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 ギリギリ探偵白書は、過去に行った調査を本人了承のもと掲載しています。
 尚、調査時期や調査対象者・ご依頼者様の個人情報は本人様の請求以外は開示いたしません。
 また、同作品に登場する人物名は全て仮名です。


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