つぶつぶタンタン 臼村さおりの物語

身体の健康と無意識のパワーへ 癒しの旅~Have a Beautiful Day.~

読まれない記事は書かれなくなる 《私が感じた報道》

2014-10-18 23:13:34 | 言語や翻訳の話

週1回ほどニュースの翻訳をさせていただいている。かつて半年ほど記者をさせていただいていたときのつながりだ。

「え!?週1回1本って何?」と思われるかもしれないけれど、英語力のストレッチとして調度よい。

日本語で流れてくるニュースには限りがある。また、量があったとしても、どうしても日本独特の視点になってしまう。ときには、私とは異なる諸外国の視点からニュースがみたい。翻訳をするとなると、私お得意の流し読みができない。きちんとニュースを解読する。そのきっかけになるのもありがたい。あー、なんだかこの文章書いていて、またちょっと翻訳の量増やしたくなってきた。ひとまず、こうやって、ブログに翻訳のこと書きつつ様子をみようかな。(というより、この文章書き進めていたら、記者をやめるとき「翻訳に集中する」相談をしていて、その返信を私が放置したことをたった今思い出した。わわわ、汗出たよ! 折をみてもうちょっとやらせていただいたら楽しいなとおもう。)

昨日は、エボラ出血熱のことを訳した。米国でも感染者が出て、人々の関心が高くなっているエボラ出血熱。日本でも耳目を集めていて、海外ニュースがあまり報道されない日本にしては、かなり報道されているようだ。(テレビはほとんど見ないので知らないけれど、たぶん)

『エボラ出血熱に感染しないための心得』(IBtimes)

私が翻訳したこのエボラ出血熱の記事もかなりPVが伸びている。いつも記事のPVが伸びたとき、少し複雑な気分になる。記事のPVが伸びると、正直うれしい。でも、なんというのかな、ショッキングな記事ほどPVが伸びるのです。でも、うーーん、ぜんぜん伸びない記事もあって、でもそれが世界的にみて、重要じゃないかというとそんなこともない。もっとも、私が重要じゃないとか重要とかきめるのではなく、読者がきめることだけどさ。

記者をやっていたときも思ったのだけれど。よく「報道されるニュースが偏っている」とか「陰謀で報道されない」とか聞くこともあるけれど、情報統制とかじゃないこともけっこう多い気がする。

今、ニュース新聞なんていっぱいある。そして、紙の大手ならいざ知らず、業界とのつながりがないところもある。私がやらせていただいているIBTimsのように、海外に拠点があるところだってある。
だから、書いちゃいけないタブーみたいなものって、みんながおもっているより、たぶんずっとずっと少ない。

ただね、読まれないのですよ、地味な記事って。芸能人やファーストフードの記事はPVが伸びる。みんなが知りたいからであり、そして、芸能人がCMに起用されたりする理由でもある。

で、私(新聞)内部のことはあまり知らなかったり、予想はあっても書くのを控えたかったり、微妙なものはいろいろあるのだけれど。でも、なんとなく書くと、ネット新聞でみたとき、読者がどんな気持ちで読んだ記事でも、1PVは、1PV。そして報道は、広告収入や読者の購読料から収入を得るわけであって。無料で誰もが閲覧できるネット新聞は広告収入だけであって。取材をしたり、記事を書いたり、サイトを維持したりするにはお金がかかるわけであって、読まれないニュースが書かれなくなるのは自然な流れだとおもう。

陰謀ではない。新聞を作るのは私たちだ。だから、よいなあというニュースがあったら積極的に拡散してほしいな。記事が読まれればまた書かれる。そして、リアルタイムでツイート一覧を閲覧したり、FBでイイネ数を計測できるソフトがあったりして、私自身もよくみていたよ。ツイッターやFBで拡散したりするのは、ネット層と呼ばれる一部の読者なのかもしれない。だけど、うーん、他に数値で計測できるものってあまりないんじゃないかな。だから、中の人も参考にしているとおもうよ。

何事も塩梅だからな。今までの反動で、最新機器にこりだしたりしないようにしないとww

臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。

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