つぶつぶタンタン 臼村さおりの物語

身体の健康と無意識のパワーへ 癒しの旅~Have a Beautiful Day.~

エジプト・ピラミッドのミイラ、来世は夜の世界 太陽神との関係

2015-08-23 21:50:51 | 神社・パワースポット・聖地

一昨日、「行こうかな」とブログに書いた、上野の東京国立博物館の「クレオパトラとエジプトの王妃展」<2015年7月11日(土) ~ 2015年9月23日(水)>

けっこう宣伝していますね(←・・・当たり前か)。

私、混んでいるところ苦手でして、うーん、また別の機会にしようかなとおもっております。

いまはどうだかわからないのですが、私が15年くらい前にルーブル美術館に行ったときは、遺跡の発掘物や石像がおいてあるようなエリアは、ガラガラのところもありました。無人過ぎてちょっと怖いくらい。「モナ・リザ」の前だとか混んでいるところは混んでいるのですが、何せすごい広さでして、そうでもないところはそうでもないのですよね。

うー、ここで、では、「上野ではなく、パリに行きますわん」と言う勢いがないところが、さおりさん、残念


さて、オリエント美術館の解説文でもちょっと気になった(もしかして誤解する人もいるかもとおもった)ので、エジプトの死生観について、ワタクシなりの理解を、紹介させていただきます


エジプトの王族は、生まれ変わってきたときのために、ピラミッドを建造し、自身の肉体をミイラにし、宝物を墓(ピラミッド)に入れます。

けれども、彼ら(古代エジプトの王族)の求めている生まれ変わりは、イエス・キリストの生まれ変わりとは似て非なるもの。


キリストは、そのまま、人間の肉体として、現実世界に生まれ変わりますよね。

一方、古代エジプト王族が生まれ変わるのは、夜の世界なのです。つまり、生まれ変わりというよりは、意識の再生みたいなニュアンスです。

生まれかわった王族は、太陽が出ている時間帯はピラミッドの中で暮らします。そして、夜になると外を徘徊し、日が昇る前にピラミッドに帰ります。彼らは再び日の光を浴びることを目指していない。あたかも冥界に生まれ変わる、そんな感じです。

このあたりについて気になる方は、ミイラやエジプトの死生観について書かれた文献をあたられてみてください。私が紹介できるのは、「ミイラ文化誌」というちょっと古い本になってしまうのですが、おそらく最近の本でも何かあると推測します。

ミイラ文化誌 (1977年) (朝日選書〈96〉)
深作 光貞
朝日新聞社



「ミイラ文化誌」も、読みごたえがある本ですので、古くてもよいよ、という方は是非読まれてみてください。感想ブログ記事を書きたいくらいです。そのうち書くかもしれません。(読みたい方がいたら、催促してください。)


さて、古代エジプトの王族が夜に生まれ変わるというお話。

これはこれでひとつの生まれ変わりの概念なのですが、王族の考えであって、人民とはちょっと価値観が違うのかもしれません。

エジプトには、ご存知、絶対神である、太陽神・ラーがいます。ですので、王族は昼の世界で神となることはできません。ラーがいるので、空きがないのです。夜の世界しか空いていなかったのかもしれないなと。

先日、友人が言っていて、なるほどなー!とおもったのでした。

では、また~
読んでくれてどうもありがとうございました

臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。

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