台風が過ぎました。被害にあわれた方にはお見舞いを申し上げます。まだ台風が通過中の方、被害の大きかった地方の方はどうぞお気をつけください。
私の住む埼玉県では台風が過ぎ、月が空高く輝いています。秋の虫たちも音楽を奏でております。
本の感想つぶつぶタンタンです。(つぶつぶだけではなく、きょうはタンタンもつけてみました)
今回は、三上延さん著『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜 』。全6巻で、私はいまの所、第4巻まで読みました。古書店でアルバイトをする青年を主人公としたこの物語。古書店店主の女性のプロファイリングを中心に物語が展開してまいります。プロファイリング、本を元にしたプロファイリングです。蔵書の種類、状態からその持ち主の性格や心理状態を分析する。
ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜 (角川つばさ文庫) | |
越島 はぐ | |
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス |
面白いです。
そして、彼女が語りかける相手は、本の持ち主本人だったり、あるいは遺族や家族だったり、はたまた物語という意味では読者だったりするわけですが、本という媒体があるからこそ、小説として多くの情報を運ぶ。
人って適切な距離感があるほうが、情報を受け取りやすいとき、あるとおもうんですよねー。タロットカードと同じです。タロットカード、いらないこともおおい。だけど、タロットを間に挟んで話すからこそ、相手に届けやすい。相手は受け取りやすい。そして物語として夢があったり、面白みがあったりもする。
タロットを媒介とすると、伝えられるトピックは少なくなるかもしれないけれど、深さは深くなる。その結果、情報量が多い。相手が心地よい距離で、受けてくれるので、結果的に情報をいっぱい受け取ってもらったな、とおもえたことが私も何度もあります。
この『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜 』を読みながら、本ではなくタロットに置きかえて、そんなことを考えておりました。
あまり本の紹介になっておらず、ゴメンナサイ!
ご縁があって、一年ほど前から、読書交換会という本の交換イベントを主催させていただいているワタクシ。ひょっとしたら、タロットカードを使うときと、そんなに私のやりたいことは変わらないのかもしれないな、といまふとおもいました。
そうそう、この『ビブリア古書堂の事件手帖』も第1巻は読書交換会で譲っていただいたのでした。
そんな立秋最終日です。よき晩をお過ごしください。
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。
◆エネルギーサロン・タンタン
~身体の健康と無意識のパワーへ Have a Beautiful Day~