おすそわけの素

どうでもいいんだけど他の人にも話したくなるような
ちょこっとした話。

仲麻呂

2008年06月22日 | Weblog
渋谷のセルリアンタワーにある能楽堂へ
創作能「仲麻呂」を観に行ってきました。

初めての能観賞です。
能楽堂へ入ると清潔感のある舞台と気がピーン張り詰めた
ような空間がとても心地よく感じられました。

はじめに孟暁亮さんの編鐘の演奏がありました。
今回初めて目にしたのですが、解りやすく言うと鉄琴や風鈴が
並んで下がったような状態の打楽器を叩き音を奏でていきます。
何千年も昔、打つたびに響くこの一音一音の綺麗な
音を楽しんでいたことが、まさに「音楽」の始まりだった
のだと思わせるそんな演奏でした。
その後、創作能の作者である林望さんのお話があったので
だいたいのストーリーを理解したうえで能を観ることが
できました。

遣唐使として若くして長安へ渡った『安倍仲麻呂』が、
長い間、日本へ帰るとこを望みやっと巡り来た機会に
乗った船が、嵐に遭いベトナムへ漂着し
結局帰国を叶えることが出来ずに
長安で72年の生涯を終えるというストーリー。
途中、眠気が襲い来るときも入る孟さんの打楽器の音に
目を覚まされつつ楽しむことができました。

休憩時間に売店で食べることができた
「金田中」のあんみつが、ものすごくおいしかったのと
すぐ隣のボールルームで社交ダンスの大きな大会が
あったので、メイクもバッチリ決めたちょい濃い
目の感じのカップルが、ロビーにあふれていました。
きらびやかな衣装も印象的でちょっと大会も
覗いてみたかったです。
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