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峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

『ながら』

2012年01月07日 | 日常と健康

  「時間の有効利用」と言えば、ちょっと響きがいい。だが、何かをしながら別のこともする。要するに“ながら病”の延長のようなもの。市立体育館のジム通いを始めてもうすぐ1年になる。ランニングマシンを使いながら、イヤホンで音楽を聴いている人が何人かいる。正面左右の2台のテレビを見ながら単調な運動を続けている人も多い。

テレビはそのために据え付けられたのだろう。「自転車こぎ」のマシンで、脚を動かしながらテレビをながめられる。持参した文庫本なども読める。最近、秘かに始めたのが、オランダ語の本を目の前に置いて、単語と短文の暗記。ジム通いをさぼらなければ確実に時間が取れる。本当は「集中」が大切なのだろうが、ま、気楽にやればそれで十分。

 ジムの使用料は70歳以上だと半額である。月額2400円、毎日でもOK。だから高齢者会員が大勢いるが、若い人も増えてきた。市民マラソンやダイエットのブームが影響しているのか。私はリハビリで、脚の筋力アップを重点にしている。それでも70歳のじじいが、ほんの少しだが腕や胸の筋肉もつきだした。オランダ語が進めば“ムキムキ”に(?)


マルチ字幕

2012年01月05日 | 日常と健康

   DVD映画のレンタル店にはめったに訪れない。しかし、古いものを集めた安売りセールにはよく足をとめる。古本屋を覗く感覚に近い。そして、時には“掘り出し物”に出合う。これもそのひとつ。イギリス映画でベースは英語だが、吹き替えが日本語とタイ語。字幕が日本語、英語、タイ語、韓国語、インドネシア語、中国語の中から選べるのだ。

 これだけの多言語入り、とりわけタイ語やインドネシア語が付いていて、それを日本で買えるのが珍しい。例えば、音声を日本語にしてインドネシア語の字幕で見るという組み合わせも可能なのだ。それぞれの国では外国製DVD映画を自国語の字幕にしているのが普通。このマルチ原語版は、広範囲な販売ターゲットを狙ったのだろうか。

 映画のタイトルは『ELIZABETH-The Golden Age(エリザベス:ゴールデン・エイジ)16世紀にスペイン艦隊を破ったイギリスのエリザベスⅠ世とその背景を描いたストーリー。吹き替えや字幕は、画面を見ていると、すぐ慣れて違和感がなくなる。テレビ映画では日常よく体験するが、字幕もその気になれば“言語教材”として活用できる。


足の健康

2012年01月04日 | 日常と健康

    阪急電車で服部駅に向かう途中、車内の反対側シートに杖を持ったおばあさんが座った。私の行き先は“足の神様”「服部天神宮」。健脚自慢の頃に、数度お参りしていた。ご無沙汰がいけなかったのか、今は膝を傷め、現状維持を願う身。由緒を絵物語にした参道脇で同じ杖の女性の姿を見た。おばあさんも足の様子が気になっているのかも。

 お正月の3日、境内はそこそこのにぎわいだった。名物の大絵馬には金色のタツ()が描かれ、それをバックに記念写真を撮る人たちが次々と。駅のすぐ近く。きちんとした鳥居も設けられている。社殿の配置関係から見ると、ぐるっと大回りした国道(176)側が正面口なのは明らかだが、参拝をどちら側からもオープンに迎え入れているよう。

   今年の初詣でも3カ所で、正月休みもこれで終了。4日からは普段通りに戻る。筋力トレのジム通いも再開することにしている。「足が丈夫でなかったら、予定している海外旅行も無理になるでしょ」。相方のセリフは耳タコのようになってきた。でも、いやがってはバチがあたる。ありがたい励ましだと感謝しなければ…。

  


故障

2012年01月02日 | 日常と健康

  今のパソコンを使いだして7年目になる。プリンターは6年。パソコンは、ウイルスにやられたわけでもなく、毎日よく使っている方だから、ある程度「起動が遅いとか、小さなことはしかたない」と腹をくくっている。ただ、プリンターまでが年末から不調気味だ。年賀状を印刷するのに、よく紙詰まりを起こし、作動しなくなるトラブルも。

 プリンターはヒューレット・パッカード(HP)社製のコピーやスキャンもできる、いわゆる一体型。本体価格は安いが、ランニングコストはけっこうかかる。故障は何とか自力で復調させているものの、ヒヤヒヤする。第一“格闘”に無駄な時間を費やしてしまう。そして「重大な故障じゃなかった」と、勝手に思い込んでその都度ホッとしている。

 正月明けから、かばうよう慎重に扱うようになった。電化製品は10年ぐらいでバタバタと寿命がくることもある。パソコン、プリンターの寿命は「まだ先」と楽観しているが「もう、そろそろ」かもしれない。何と言っても機械ものだ。それを使っている人と同様、古くなると傷んでくる。「お互い、無事にいこうや!」と囁きかけているが…。


面倒でも

2011年11月08日 | 日常と健康

 歯の1本がとうとう代替品になった。取り外しのできる、入れ歯である。それだけ歳をとったという証拠か。あと10年ぐらいは大丈夫のつもりでいたのに、残念なことだ。入れ歯の話など、自分の中だけの“秘密”にしておくべきかもしれない。が、またブログのネタにしてしまった。ムシ歯がないと自慢していても、将来は油断ができない。ご用心を。

 総入れ歯の人に、いろいろ聞くのは気が引ける。よほど親しい身内同士なら別だが、やはり個人の“秘密事項”だろう。清潔にするために毎日、洗浄しなければならない。入れ歯の宿命としてヨゴレやすいからだ。試供品でいただいた洗浄剤を早速使ってみた。夜は洗浄の時間。外して寝る。使い込んでいると、やがて体の一部になるらしい。

 右上の5番目の歯の位置。“義歯”は1週間ほどで出来て、両隣の歯に輪の金属で支えてもらう仕組み。歯科医で取り外しの練習をした。手鏡に映すと左右反対になり、やりにくい。手の指のカンが頼りになる。食事はまだ、入れ歯でない左の健常の歯で食べている。総入れ歯の人の状況を想像する。大変そうだ。1本なら苦労はその何十分の一にすぎない。


減塩

2011年11月04日 | 日常と健康

 血圧は高目だ。「高血圧」の部類に入る。でも、医者の勧めが穏やかなのをいいことに“薬嫌い”を押し通してきた。それでも、血圧の関連で、最近は食事の“減塩”を気にする。「塩分の摂取」をテーマにしたTV番組で、塩分の高い醤油にも触れていた。翌日、さっそく映像に似たスプレー式容器の醤油差しが食卓の上にあるのが、目についた。

 一緒に番組を見ていた相方が「百均」で買ってきたのだ。醤油がドポッと出ず、かけ過ぎの防止になる。化粧品用の容器らしいが、醤油をミスト状でかけるのには十分に役目を果たす。我が家の醤油はすでに小型パックの減塩タイプなので、さらに塩分少な目になる。ちなみに、相方も高血圧だが、毎日きちんと真面目に降圧剤を服用している。

 台所でガラスの「醤油差し」を長い間見ていない。確か以前はあったはずである。相方の説明では、2人暮らしでは、醤油の使う量も大したことはない。容器にどろっとした黒っぽいかたまりがつきやすく、処分したそう。煮物料理には醤油の代わりに「麺つゆ」を使っているという。料理は別にしても、何がどこにあるぐらいは知っておくべし、か。


年に1度

2011年10月26日 | 日常と健康

 年始用の「年賀はがき」が111日に発売される。チラシがポスト受けに入っていた。うかうかしていた訳でもないのに、もう、そんな時期なのだ。来年の干支は「辰」。“歳男”になる。「冥土の旅の一里塚」を迎えてもあまりうれしくないが、年に1度のはがき挨拶だけは、慣例として続けている。

 ここ数年、同じような年配の何人かから「はがきを辞する」旨の通知を頂いている。こちらも減らしたい気はあるが、いざというとなかなか決断できない。それどころか、年毎に新たな知人が増える。だから結局、年賀状を差し出す全体の枚数は一向に少なくならない。200通を超してしまう。


 はがきは手書きではなく、パソコン印刷してデジカメで撮った写真を添えてきた。E-mailでも操作はむずかしくないが、はがきを頂戴してE-mailで返すというのは、どう考えても失礼だろう。“歳男”ならきっと慶事もある。無事に過ごしているという情報発信をできることが、ありがたいことなのかもしれない。


対処

2011年10月23日 | 日常と健康

 気が進まないけれど、とうとう入れ歯を1本はめてもらうことになった。2つに歯が割れたため抜歯した右上部分(小臼歯5)である。約3カ月ぽっかり“空間”になっていた。そこに「義歯」を入れ、両隣の歯で支える処置をするのだ。落ち着いた状態になったのをみて医師側にすれば、当初予定の段取りだった。

 抜歯してもほとんど違和感がない。できることなら、そのまま放置しておきたかった。それとなしに気持ちを伝えようとした。しかし、放っておくと他の歯が倒れかかり、その影響も大きいらしい。医師としても中途半端で治療を終えられないだろう。わがままを言えず結局“まな板のコイ”だ。歯型をとってもらって「また、来週」となった。

 歯科医に出かけるたびに、その前後は我ながら歯磨きも丁寧に。そして、しばらくは歯の“健康”にも留意する。でも、やがて普段のいい加減さに戻ってしまう。それも自然である。自分を責めてもしかたがない。体のあちこちも対処療法ですませるうちは、まだ“健康”といえるだろう。かくして、歳を重ねて行くのだ。


術後

2011年10月14日 | 日常と健康

 胆のう摘出手術を9月末に受けた相方が退院後の状況をチェックしてもらうため14日、病院へ出かけた。しろうと目には、特に異常もなく「順調」である。腹腔鏡下手術で4カ所に開けた“穴”の傷口も絆創膏(縫わずに済ませる特殊なもの)が十分役割を果たしたよう。担当医の“お墨付き”をいただけるはずである。

 入院・手術費は予想よりかなり安かった。出産でも一時的な病院支払い額は「40万円」ぐらいかかるということだったので、それ以上、2割増しぐらいを覚悟していた。会計で請求書を見てびっくり。その判断で合っていたのだが、実際は「(本人)10%負担」が適用されていたのだ。つまり、10分の1ですんだ。

 ひょっとしたら生命保険でまだ“返ってくる”かも。私の保険特約では、入院費は本人でも配偶者でも「22日以上」という条件付きだが、病気(胆のう炎)は適用対象。ダメ元で書類を提出した。相方の生命保険特約は入院費が「5日以上」で出る。同じ特約でも内容が随分違うものだ。こちらの方もあわてて手続きすることにした。欲張りかな…。


ブイヨン

2011年10月06日 | 日常と健康

 朝の食事はだいたいパン食である。コーヒーのほか、6日は野菜スープ付きだった。相方の説明では「病院風の薄味」だという。主婦は簡単な料理なら、見ただけですぐ作り方が分かるらしい。キャベツとコーンを煮たスープ。固型ブイヨン以外に、魚肉ソーセージを加えたので、入院中に出されたスープよりやや濃い目になっているという。

 ブイヨン(bouillon)とコンソメ(consommé)はどちらもフランス語である。私の中では混同していたが、確認したらコンソメが「澄んだスープ。“完成する”という動詞が語源」。ブイヨンは「フランス料理のダシでスープの元にもなる。“煮る”から来た言葉」とか。ともに固型(cube)が市販されており、半分に切ってでも使える。

 「うまみとコクが出る」。台所にあるマギー・ブイヨンの缶の表に、そう書かれている。こんなに手軽にできるのなら、いつか自分で野菜スープづくりチャレンジしてみよう。「いつか、ではなく、明日にでも」と言われた。退院してから、相方の体は日ごとに復調しているようだ。