「時間の有効利用」と言えば、ちょっと響きがいい。だが、何かをしながら別のこともする。要するに“ながら病”の延長のようなもの。市立体育館のジム通いを始めてもうすぐ1年になる。ランニングマシンを使いながら、イヤホンで音楽を聴いている人が何人かいる。正面左右の2台のテレビを見ながら単調な運動を続けている人も多い。
テレビはそのために据え付けられたのだろう。「自転車こぎ」のマシンで、脚を動かしながらテレビをながめられる。持参した文庫本なども読める。最近、秘かに始めたのが、オランダ語の本を目の前に置いて、単語と短文の暗記。ジム通いをさぼらなければ確実に時間が取れる。本当は「集中」が大切なのだろうが、ま、気楽にやればそれで十分。
ジムの使用料は70歳以上だと半額である。月額2400円、毎日でもOK。だから高齢者会員が大勢いるが、若い人も増えてきた。市民マラソンやダイエットのブームが影響しているのか。私はリハビリで、脚の筋力アップを重点にしている。それでも70歳のじじいが、ほんの少しだが腕や胸の筋肉もつきだした。オランダ語が進めば“ムキムキ”に(?)