幼い頃、どうしても食べられないものがあったことを思い出した。鰻の蒲焼である。どうも小骨が喉にあたるのがイヤだった気がする。だから私は蒲焼を祖父にあげて、肝焼きのみを食べていた。
社会人になった年のゴールデンウィークに、九州で蒸篭蒸しを食べて私は非常にびっくりしたことをよく覚えている。「こんなにうまいものがあるのか」と福岡出身の友人に何度も語ったほどだ。
蒸し工程が入ることで上品な食べ物に変化することをその時初めて知った。それ以来、鰻は大の好物になった。友人H.Kのおかげである。
社会人になった年のゴールデンウィークに、九州で蒸篭蒸しを食べて私は非常にびっくりしたことをよく覚えている。「こんなにうまいものがあるのか」と福岡出身の友人に何度も語ったほどだ。
蒸し工程が入ることで上品な食べ物に変化することをその時初めて知った。それ以来、鰻は大の好物になった。友人H.Kのおかげである。