「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

定義街道(矢籠)の道しるべ

2016年05月17日 | 日記
定義街道(荒沢口)の道しるべからほんの数百メートル定義方向へ進むと、道が左に分岐しているが、



その三叉路の袂に7基ほどの石碑が並んでいる。
どれも小さくて草に埋もれるようにして立っていて、相当風化が進んでいるようだ。


(手前に「ゴミだし小屋」がある)

一番左の石には「左ぢやうぎ道 是より二十丁」とあり、右側に「安政四年十月」(※1857年)と彫られている。



中程の碑には、太く力強い文字で「左定義」とある。
右に「昭和九年・・」と見えるが意外と新しいようだ。



右奥の小さな碑は「南無阿弥陀佛」の供養塔のようで、相当風化が進んでいて見にくいが、案内文は「右ハ山道 左ハ上下」と読めなくはない。
右側に「文化十二年・・・・」(※1815年)と書かれている。




これらの碑が当時からここにあったとすれば、県道55号線ができるまでは「定義」は左に分岐した道の先にあったということになる。