なかよしリトミックピアノ

神戸市垂水区のリトミック&プレピアノの教室です。

まだまだ使える「なべ」

2011-12-21 20:42:39 | わらべうた・童謡
「なべなべ そこぬけ」をピアノで弾いていきます。

弾くだけではなく、歌やソルフェージュ、リズム、指の運動も加えます。

いちばん最初の「なべなべ」

年少さん前のお子さんから使っています。

弾く、というよりも・・・
レッスンに慣れるためのアイテム状態!

たくさんお話して、イメージをひろげて、リズムやお歌もして・・・
お話の一例。
「寒いからお鍋を炊こうかと思うんだけど、何入れようか。レモンがいいかな、ミカンがいいかな。
それともソフトクリーム?」
「とけるー」
「ライオンはどうかな、鹿はどうかな」
「そんなん食べへんもん」

今回は「レモン」投入。

ドレミシールを貼る。

鍋に入れたら「味見」して「レモン、すっぱ!」はお約束
黒いお皿にもレモンを入れてね。

で、指差しして歌う。
とにかく、注視することを徹底します。


次の「なべなべ」はこれ。

年少~年中の生徒用です。

八分音符が出てきました。

繰り返し歌ったり、リズム打ちしたりで、1拍を2分割できるようにします。
でも、できなくても「まあ、いいか」という感じ。
今できなくても、そのうちできればいいと思います。


年中~年長さんの「なべなべ」

両手奏に入っていきますので、弾きやすいリズムで作っています。

お鍋の中身を「お皿」に入れましょう。
お皿に見立てたシールを貼っていきます。

小さいお鍋の中身は少しだから、二つで一つのお皿に盛りましょう。

青いシールは拍です。
シールを左手の指で押さえながら、メロディーを歌います。
そしてそれを鍵盤に移します。

平行して、歌遊びもたっぷりします。

鍋の材料を手の包丁で切ります。
左手まな板、右手包丁。その逆もします。
拍やいろいろなリズムパターンで切りながら、歌います。

右手先で鍋を作って、左手でふたをしたり、底をふさいだり。(♪ちゃつぼ、ですね)
ドレミで歌うもよし、歌詞で歌うもよし。
開始音を変えるのもよし。


その次の段階の「なべなべ」

歌のままに弾いていきます。


左手の音が2種類になります。
ちなみに青はラ、オレンジはミ。このなべなべは「ラソラソ」で弾きます。
伴奏形の練習です。
シールは音高と貼る位置があってませんが、まずは見やすさを優先。

ここまで来たら、絵楽譜は卒業。
そこまでに別に読譜の練習をしているので、あとは普通の楽譜でレッスンします。

絵楽譜を使うのは、あくまでも私がレッスンを進めやすいからなので、どなたにもおすすめというわけではないです。
とてもまどろっこしいし、手間がものすごくかかりますので。

とりあえず、ウチの小さい生徒たちは楽しそうですし、お家でも練習しやすいようです。
私もあれこれ考えながら絵楽譜を作るのはメチャクチャ楽しい!

リトミックを勉強しに行っていなかったら、こんなこと思いつかなかったし、発想も湧かなかったです
つくづくリトミックやってて良かった
と、ともに、ご指導くださる先生方に感謝です



長く使える「なべ」

2011-12-21 13:18:44 | わらべうた・童謡
♪なべなべそこぬけ~ そこがぬけたら かえりましょ

みんなが知っているこの歌。

私も使ってます。
0歳から小学生まで、レッスンにものすごく使います。

赤ちゃんのふれあい遊びから始まって、ピアノのレッスンまで、長い間使ってます。

で、どういう使い方をしているのか、ちらりとご紹介します。

◆まず、赤ちゃん。
・お母さんのおひざで歌に合わせてゆらゆら。立ってゆらゆら。
・お歌の速さ、強弱を変えます。大きく揺れたり、小さく揺れたり。
縦に揺れたり、横に揺れたり。
・「かえりましょ」の部分を、「いないいないばあ」「こちょこちょ」「たかいたかい」に変えます。


◆もう少し大きくなったら、お母さんと手をつないでお鍋をつくります。
速さ、強弱をかえたり、腕の動きを変えたりもできますね。
「かえりましょ」も「とんとんとん」と手合せしたり、ジャンプしたり、ポーズのまねっこをしたり。
じゃんけんもできるよになったら、取り入れます。

リトミックのレッスンにも取り入れて、リズムやソルフェージュに結び付けて、
書ききれないくらいいろいろなことできるのですが、そこは割愛。

(それぞれの先生がご自分で研鑽を積んだこととからめてレッスンを進めればいいかと思いますので


~~プレピアノ編へ続く~~