ラッキーノッツ

さまざまな出会いを大切にして・*:..。o○☆*゚

ひな祭り。小さなひな飾りで。

2007年03月03日 | 本日の云々
早いものでもう三月。

で、三月三日とくれば「ひな祭り」

デパートの店頭では、小物的なお飾りのひな人形が一杯ならんで、お客様をお出迎え~

このチビチビ御内裏様「ちょっと飾りたい」人にはよいかも…

本命のお雛様は、もうずいぶんと飾っておりませぬ。 以前出した時でした。顔に紙カバーをして仕舞っておりましたら、ある年、取って驚き。びっくり…恐い…

内裏様はじめ、三人官女から五人囃子、その他三人までが、その麗しかった御髪に寝癖が付いております。

髪の乱れ、それが顔まで寝ぼけた感じに見せます。

霧吹きで、しゅっしゅっと吹いて梳かして押さえつけ、しばらく自然に、自然にと乾かす。

直ることを信じて疑わず、普通に待ちましたね。 ところが、髪が二倍に膨らみました…

それからというもの、出して顔を見るのが恐ろしくもあり、しかし、見たいような見たくないような…。

寝起きのお雛さまを飾るというのも、想像しただけで哀れ、それに恐いです。

あれは、キリッとしたところに良さがあって、つまり写真館で正装して家族写真を撮るようなもの。

それが寝起き頭では…ね…

気が向いたある年、飾りました。さぞかし恐いと思いましたが、吹き出してしまった。笑われました。かわいそうに…

話が長くなりましたが、それで私のお雛様は眠り続けているわけです。

しかし~いくら髪や着物に乱れが合っても、小さいお嬢さんお持ちの方は、きっとどうにか処理して飾るのでしょう、とは思いますが、我が家にはもう縁がない。

以前父が、私の雛人形を「流したい」となぜか言いました。

嫁に行き、おまえにはもう必要ないだろう、孫が生まれたら新しいのを買ってやればいい、とそんな考えだったのでしょうか。

「流すってどこに?」
「裏の川なんかどうだろうか…」
「下水が流れている川に?」
「あれでも川だ」
「どぶ川はイヤだ」
「分かった。やめとく」

で、実家にあった私の雛人形は私が引き取り、何回かお披露目された後、いつまでも箱の中で「寝る」ことになってしまったわけで。

今居間に飾るお雛様は、蛤の中に立つ内裏様お二人だけ。さらに瀬戸物だから寝ぐせはなし~出すも仕舞うも簡単~。

今日はごちそうのお宅もありましょう。日本の伝統守りながらも、それをきっかけに家族で集る、だから騒動も起こる、将来の思い出が出来る、いいですね~