古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

遊興一匹 迷い猫あずかってます   金井美恵子

2019-06-21 02:35:01 | 本の紹介
新潮文庫  1990年~91年


ネコの限らず動物の飼い主全員が、うちの子が一番、と思って


いるらしい。僕も先年亡くなった飛びちゃんを溺愛していた。


トラーと名付けられた黒トラネコがある日迷い込んできて、うち


の子になって、贅沢三昧。


この人の溺愛ぶりは度がつく。エサではなく、これは、めしあが


るもの、といった方がよさそう。


ウチの飛びちゃんは茶虎だったが、美男子の賢いネコだった。


僕の書いたものにもでてくるが、去勢した雄ネコで、まったく


イカした野郎だった。


愛猫している人はどこか幸せそうである。また、その幸せをわけて


もらう、そんな気持ちになった。


                     (鶴岡卓哉)

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