古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

河童が覗いたインド       妹尾河童

2020-05-22 13:46:28 | 本の紹介
新潮文庫    1982年

全編、極小の手書きの文字、はじめ、この小さな文字で

買うのがためらわれたんだけど、めげてなるものかと、

再びの出会いに110円で力んで買い込んだ。

手書きの文字をこう読んでいると、小ささも次第に慣れ

てくる。河童さんから送られてきた長大な手紙を拝読し

ている気分……なのか? ホントか?

ボクは古代遺跡にⅠミリも興味はないのだが、微に入り

細にいったデッサン画を見るとそれはそれで迫力がある。

ボクがおもしれえなあ、と思ったのは、ホテルの部屋の様

子を描いたモノ、採寸もしてある電車の中も秀逸。

とにかく、気合いの入った本だった、読書歴は四十数年だが

手書きの本なんて初体験だった……合掌。

                   (鶴岡  卓哉)




















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