
「君の名は。」鑑賞時に宣伝されていたのがひとつ。「けいおん」の京都アニメーション(山田尚子監督作品)であることが決め手となり、続け様にアニメ作品を観た。
原作を知らないので、原作ファンの方からしたら間違った解釈なのかもしれないけれど、いじめっ子の男の子と耳に障害をもった女の子のラブストーリーではなかった。と、感じた。
個と集団 個性と迎合 多分、そんなことの軋轢がいじめを生むのだろうし、助長してゆくのだろう。教育者でもないし、教育評論家でもないから、いじめとは云々を語るつもりもないしそもそも語れない。
映画もいじめを描いているけれど、語ってはいない。障害者への差別も同様、語ってはいない。ここが素晴らしいと思う。如何にもな三文ドラマになっていないので、一層受け手の感性に染み入る。
少しずつ形の無い顔から×のレッテルが剥がれてゆく演出は原作のままなのだろうか?わかりやすい語り口なので、是非小学生~中学生あたりのど真ん中世代に観て欲しい作品だ。
いじめを加害被害と括るのは違うかもしれないが、それだけの相関関係で描かれていないのも優れたところ。大なり小なりの関わりをもった同級生や親兄弟の目線は必要だ。
障害を持った女の子が勇気を振り絞り好きだと告白し、いじめっ子だった男の子が自分が生きるために一緒にいて欲しいと願う。それだけでいい。
今はそれだけでいい。

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