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映画と渓流釣り

桂川 下流域編


川茂への吐出し口から上流を目指します。
基本的に曲がりくねった場所にできる淵が多い、所謂大場所が連続する釣り場です。右に左に渡渉しなければなりませんが、吐出し口下流のような水量はありませんので難しくありません。初っ端の一か所深いトロ場になっていることがあるので早春には厳しいかもです。
旧コンクリート場の入退渓ポイントまで分かりやすいポイントの連続ですが、魚は非常に少ない所です。過去このエリアで沢山釣れたことはありませんし、大体いつもアタリもないままで終わります。渓相は魅力的なのに不思議です。




旧コンクリート場から川まで車で降りることもできます。かつては広い河原でテント泊も良くやりましたが、現在コンクリート会社が稼働していないみたいで、ゲートが閉まっています。(9時から夕方までは開いてるかもしれません)放流ポイントなのでかつては淵にも瀬にも沢山魚がいましたが、最近はあまり実績ありません。手軽に竿が出せるエリアなので初心者でも安心です。




上流に向かうと二つ岩と呼ばれる大きな岩があるポイントを経て次の入退渓場所院辺橋へたどり着きます。このあたりも放流魚の多い所であり釣り易いので人気の場所です。大幡川合流を見送ってからは瀬の続く渓相となります。




高架の牛石橋を過ぎると分かりやすいポイントが現れ程無く数件の人家のある河原です。高速道路も頭上を渡る城山大橋のあたりも重点的に放流するので人気があります。かつては鮎釣りの人で賑わう場所でしたが、最近はあまり見かけなくなりました。
右岸にへばりつく長い淵が終わると、また道路から離れひっそりした渓流釣りらしい雰囲気に浸れます。




途中一か所入退渓出来る場所もありますが、地元の方でも知らないようなルートなので紹介できません。城南橋まで釣り上がるか、来た道を帰るかとなります。渓相も整っていますし足場も悪くないので楽しい釣りができると思います。もう直ぐで城南橋という手前の大きな淵を越えるのが少々厄介です。




右岸の崖をロープ伝いでカニ歩きし突破してください。落ちたら深い淵に沈み流されてしまいますので慎重に。護岸上を歩けば城南橋です。
城南橋のたもとには城山温泉という宿がありましたが、2022年現在、キャンプ場になって入漁者通行禁止になってしまいました。




10年以上前までは城南橋から柄杓流川合流地点までの区間が下流域のハイライトでした。普門寺からの入退渓以外は結構な深い谷となっており、瀬にも淵にも数多く魚がいたのですがやはり出水の影響で淵が埋まり、瀬もザラ瀬が増えたように感じます。それでも釣り心地は良いので先行者とかを気にしなければ一日楽しめるコースです。




合流点からは極端に細流になります。上流の田原滝上で取水されるので減水期には釣りにならないかもしれません。ここで退渓するなら合流点にある小径を登って車道まで上がるのですが、高速下はフェンスになっているのでよじ登らなければなりません。




田原滝までは短い距離です。比較的竿抜け場所の穴場なので水量状況次第では思わぬ獲物に出会えるかもです。滝下の二段堰堤で納竿です。左岸に退渓できる階段付の建築物がありますが、道路に出るために人家の庭を通るような不便さがあることを覚悟してください。
因みに滝の右岸には整備された公園ができており、水洗トイレも完備されてます。ちょっとした観光場所になっており、その昔松尾芭蕉が訪れて『勢ひあり 氷消えては 瀧津魚』と詠まれたそうです。石碑もありますので息抜きにどうぞ。








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