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社会科の教科書がスラスラと読める。これが以外と重要。
4月中は、スラスラと読めることに重点を置いて指導してきた。
読めないことには資料を読み取ることができないからだ。
教科書を読んで、資料と教科書の本文を結びつけさせる。市販テストで必ず出てくる問題。
これをしっかりやった。
子どもたちの教科書には、?(課題)ごとに丸が10個書いてあり、資料と本文が赤鉛筆で結びつけられている。
この状態は、まだ半知半解の状態。
やはり、発問(教師の質問のことをこういいます。答えがわかっているが、理解を促すためにあえてする質問のこと)をして
内容を理解させていく。
5月に入って、やっと内容にはいることができてきた。
社会科では、時代背景がわかること。
ターニングポイントが何なのかがわかることで時代の変化をつかむことができる。
2
弥生時代の人と縄文時代の人は、どちらが幸せか。
の発問で授業を行った。『子どもが燃える 河田流歴史討論の授業』(明治図書)
縄文人は、2人。弥生人は、31人。(一人欠席)
①まずは、理由をたくさんノートに書く。
②次に、黒板を縄文時代と弥生時代で分け、理由を黒板に書く。
③黒板にかかれたものを発表する。
④理由の中で一人決めて、反論を書く。
⑤討論する。
この流れで授業する。
いつもは、発言が少ない女の子が、縄文時代に入っていた。
その子の理由は、縄文時代は、あまり人がいなくて平和だったから。
この意見に反論が集中する。
あまり人がいないのは、よくないことだと思っているからだ。
反論に対する応答で「今、考えています。」などと女の子にいわせる。
答えることができないが、立場は変えない。意見が煮詰まってきた。
時間もなくなってきたので、私が縄文時代に参加。
「○○さんは、平和だったから幸せだといっているのです。
米作りが始まって、富があるから幸せとは限らないと思います。
争いもなく平和な時代は、幸せだとは思いませんか。」などと反論。
「○○くんは、どう思いますか。」
これで、2人が縄文時代が幸せに立場を変えた。
最後まで粘っていた2人がA。
このような授業になった。
まだまだ、終末が甘い。