金曜日。
出張と体調不良で、2人の担任がいなかった。
補欠(自習監督などをする)を6年部ですることになった。
2時間の専科の時間をとられるのは痛いが、お互い様。
それに
他のクラスに授業に行くのは、好きだ。
通常、自習させるときは、プリントなどを用意しておく。
1組でもプリントが用意されていた。社会科。
子どもたちに「プリントは好きか?」と聞いたらほとんどが授業がいいという。
担任の先生に言ってないからプリントもしてもらうけど授業もする。
と言って、授業もした。
社会科の飛び込み授業は大好き。
プリントをさせながら準備をする。
ちょうど一枚目を終わる頃に、準備終了。
語りから始める。(白い手袋をはめながら後での布石)
むかーし、むかし、卑弥呼の時代。
中国から贈り物が来ました。何でしたか?
その通り、銅鏡。鏡です。
それと一緒に印鑑も貰ったのです。金印です。
金でできた印鑑。
まだ、邪馬台国の印鑑は見つかっていません。
しかし、福岡県の志賀島。
江戸時代にある農民が畑を耕しているとくわに何か当たるもの。
よく見ると金印。
かんのなのこくおうと書いてあります。
中国からの贈り物の金印でした。
志賀島に奴国という国があると分かったのです。
現在でも金印が大切に保管されて、九州国立博物館にあります。
先生は、その館長と知り合いなので、特別に借りてきました。
子どもたちは、「あーーーだから、手袋なのか!」との歓声。
見たい?
と聞くと目を輝かせながらうなずく。
といった授業をした。