現場力(げんばりょく)

理科は感動だ!を実践する感動サイエンスteacher。
つながりを活かして社会貢献活動する地域に飛び出す小学校教師。

学校一○○なクラス

2010-04-27 | 教育実践
ちょっと前のことになるが、クラスの目標を決めた。
朝、黒板に「おはよう」と書き、外遊びをする前に書いてもらったものだ。

子ども達の願いが込められている。

目標を考える際、前期、後期の2学期制より、
1学期、2学期、3学期の3学期制の方がステップアップしやすい。

1学期は、学校一○○なクラス
2学期は、大津一○○なクラス
3学期は、熊本一○○なクラス

としようと考えていた。

しかし、子ども達から
3学期は、「日本一○○なクラス」にしたいと提案があった。

さて、

1学期は、どうなったかというと

学校一元気でチョー楽しいクラス

という目標になった。

この目標に照らし合わせて生活が規定されていく。

元気でには、声がはっきりしている、あいさつが上手など
チョー楽しいには、楽しい授業、楽しい友達、楽しいイベントなどが含まれる。

「楽しい」や
「楽しすぎる」
などを押しのけて、「チョー楽しい」を選んだ。

日本語学者の金田一秀穂さんは、次のように述べている。

若者言葉は悪いのか?(中略)
まず、言葉とは時代によって変化するものです。
そしてその変化は、誰かが変えようと思って帰られるものではありません。
逆に、変えまいとしても、そのままの形にとどまらせることは決してできない。
それが言葉の本質です。

そして、僕がいつも思うのは、若者言葉とかギャル語とか呼ばれるものを
使っているときの若者たちは、すごく楽しそうなんですね。
これはきっと、既成の言葉では伝えきれない「若者特有のニュアンス」が、
若者言葉というツールによってのみ、表現できるからでしょう。
□ 『16歳の教科書 なぜ学び、なにを学ぶのか』講談社

楽しくてたまらないクラスは、僕一人ではできない。
一人ひとりの努力、つまり、子ども、保護者、教師、そして地域によって創り上げる。


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1 Comments

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ブログみました (村あーちゃん&井はるちゃん)
2010-04-29 14:58:46
とってもいいブログだったよー!
これからもブログ書き続けてください。
二年間よろしくお願いします
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