一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……リンドウが開花し、秋の花が咲き揃いました……

2016年09月22日 | 天山・彦岳


いつもは水曜日が公休日なのだが、
仕事の都合で、今週は本日(木曜日)が休みとなった。

天山では、秋の花が次々と開花し、
すでに、タンナトリカブトやセンブリも咲いている。
前回登った時(9月17日)には、
ムラサキセンブリの開花も確認した。
残るはリンドウだけである。
リンドウが咲けば、天山の秋の花は、ほぼ咲き揃うことになる。

天気はイマイチのようだが、
リンドウの開花を確認すべく、
私は今日も天山へ向かったのだった。(笑)

今日は、上宮登山口から登って行く。


出発が遅れたので、
山頂に着いた時には、すでに大勢の登山者がいた。


団体さんが多く、賑やか。
静かさを求めて、私は早々に稜線散歩へ。
歩き始めると、アキノキリンソウが迎えてくれた。
前回来た時に比べると、かなり増えている。


タンナトリカブトも数を増している。


他の登山者があまり行かない場所を探し、
岩陰や、


草叢の中のタンナトリカブトをパチリ。


マツムシソウは数が少なくなってきたが、
まだまだ頑張っている。


地面に這うように咲いている小さな小さなマツムシソウを発見。


どのくらい小さいかというと、
私の指先くらいの大きさ。
こんなに小さなマツムシソウを見たのは初めてかも……


サイヨウシャジンや、


キュウシュウコゴメグサも、まだ頑張っている。


美しいヒメアザミを撮っていたら、


白花のヒメアザミを発見。


終焉を迎えた花が色が薄くなることはあるが、
これはそんな感じではない。
一株まるごと白花。


開花したばかりの花も白花。


なんだか幸せな気分だった。


大好きなツルリンドウも、
まだ咲いている。


美しい~


ホソバノヤマハハコは、花が開いてきた。


いいね~


この花は、
一輪目が散り、
二輪目と、三輪目が咲いていて、
四輪目が、開花し始めている。


ねっ。


ムラサキセンブリは、まだ、目立つ所では咲いていないが、
しかるべき場所では、すでに咲いている。


美しい~


驚くべきは、センブリ。
過剰なまでに咲き誇っている。


これほど密生している花より、


やはり、こんな感じで咲いている花が好もしい。


で、リンドウはどうだったかというと……
開花してました~


いいね~


真上からもパチリ。


別の場所でも発見。
これで、天山の主だった秋の花は、ほとんど咲き揃ったことになる。
嬉しい~


いつもの場所でランチしようかと思ったら、
先客がおられた。


女性ふたり。
山での素敵な時間を過ごされているようだ。


邪魔しないように、私は「天山北壁」へ登る。(笑)


岩の上からの眺め。


いいね~


さあ、秘密の散歩道へ。


秘密の散歩道へ向かっていたら、
帰りがけの風来坊さんと、偶然お会いし、ビックリ。
しばらく立ち話をし、
「今日はまだレイジンソウを見ていない」
とのことだったので、
咲いている場所へご案内する。
ここには、アケボノソウもたくさん咲いている。


レイジンソウもけっこう多い。


そして白花のレイジンソウも。
来年の夏の或る約束(教えない)をして、風来坊さんとお別れした。
(風来坊さんの福岡のパン・ド・ロデヴ情報はコチラから)


秘密の散歩道の散策再開。
ツルニンジンはあちこちで見られた。


いいね~


シロバナサクラタデはピークを過ぎていたが、
まだ美しい花を見せてくれた。


メハジキ、


ミズタマソウ、


マツカゼソウ、


キバナアキギリ、


シギンカラマツ、


オトギリソウ、


ノダケも目を楽しませてくれる。


ツクシミカエリソウの群生地では、
不揃いな(笑)花たちが、まだ咲いていた。


レイジンソウも新旧入れ替わりながら、咲き続けている。


一株に一輪だけのアケボノソウや、


一株にたくさんの花をつけたアケボノソウや、


色が褪せ始めたベニイタドリや、


色がくすんできたガガイモを見ながら歩いて行く。


この秘密の散歩道で、
4~5年前に、タンナトリカブトを見つけた。
「まさか、こんな所に……」
という場所に咲いている。


ここで見るタンナトリカブトは、格別だ。
今日も「一日の王」になれました~


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