一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……レイジンソウとヒガンバナに逢いたくて……

2010年09月23日 | 天山・彦岳
昨夜は雷をともなった豪雨。
今朝になっても雨は降っていた。
今日は佐世保に行く日なので、早朝登山。
行き先は、天山。
蕾状態だったレイジンソウがどうなっているか見たかったし、
ムラサキセンブリや、その他の秋の花も気になる。
天山の麓にある江里山地区に寄り、ヒガンバナも観賞したい。
厳木経由で天山に向かう。
天山山頂付近は、雲にすっぽり覆われている。
登山口に着くと、雨と風が強い。
駐車場には1台の車もない。
レインウェアを装着し、出発。
高度が上がるにしたがって、風が強まる。
そして、山頂は、立っていられないほどの強風。


台風並みの暴風雨。
当然の事ながら、誰もいない。(このあと平六さんも登られたようです)


稜線歩きをする。


1週間前にこうだったタンナトリカブトは、


こうなっていた。
たった1週間で、激変するのが、花の面白いところ。


まだ蕾の多いタンナトリカブトも多いので、これからも楽しめるだろう。


マツムシソウもまだ咲いている。


アキチョウジはグンと数を増していた。


アキノキリンソウもこの1週間で激増していた。


リンドウはまだこんな感じ。


ムラサキセンブリも、まだ咲いていなかった。


そして、この花は、真珠のような蕾をつけていた。


こんな状態のこの花も可愛い。


このあと、秘密の散歩道に移動。
レイジンソウは、もうかなり咲いていた。


この辺りは、小群落を形成しているので、これからも楽しみだ。


オタカラコウも見頃を迎えている。


ミゾソバが開花していて、美しい。


まるで砂糖菓子のよう。


ツリフネソウも相変わらずたくさん咲いていた。


時間がなくなり、このあと、佐世保に直行。
午後3時半頃戻ってくる。
すぐに、天山の麓にある江里山地区へ。
ここ数年、毎年この時期に江里山地区を訪れているが、年々催しが盛大になっているような気がする。
屋台も出ており、コンサートも催されていた。
他県ナンバーの車も多く、認知度がアップしているのだなぁ~と思った。
(江里山地区に入ると、一方通行になっているので要注意)



棚田を埋め尽くす満開のヒガンバナを期待していたが、今日はまだ三分咲き程度。


ピークはもう少し先のようだ。


それでも所々に色鮮やかなヒガンバナの群落が……


鮮やか過ぎて、眩しいほどに……

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