一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……センブリ・ウメバチソウとの出逢いを演出してくれた山友に感謝……

2010年09月26日 | 天山・彦岳
今日は午後から用事があったので、遠くへは出掛けられない。
ならば、やはり天山だ。
いつもは木曜日ばかり登っているので、日曜日に登るのは久しぶり。
さて、どんな山歩きになるだろう。
行く前からワクワクする。
センブリ、
ムラサキセンブリ、
リンドウ、
ウメバチソウ……
蕾だった花は、開花しているだろうか……
前回登った木曜日から、まだ3日しか経過していないのだ。
そんなに変化はないかもしれない。
いろんなことを考えながら車を走らせる。
やや雲が多いけれど、なかなか好い天気。
多良山系まで見渡せる。


レイジンソウは、たくさん咲いていた。
蕾も多いので、10月になっても楽しめるだろう。


キバナアキギリや、


アキチョウジは、もうすでに咲き乱れている。


アケボノソウ、


ツルニンジンは、相変わらず美しい~


その他の花も、たくさん咲いている。



なんだか競って咲いているような感じだ。



山頂は人がいっぱい。
日曜日はやはり登山者が多い。


登山者の目的は、やはりこの花のようだ。


今年はけっこう花が多いような気がする。


背の高い(1mくらいかな)トリカブトを発見!


花の付き方も横向き。
これもタンナトリカブトだろうか?


ツルリンドウは、いつ見ても美しい~


稜線は、花がいっぱい。



歩いているだけで楽しい。



山頂に戻ると、さらに登山者は増えていた。


と、見知った顔のお二人が……
そよかぜさんと、山馬鹿さんであった。
「今年の秋の花は、全体的に開花は遅めですね~」
などと、しばし談笑。
その時、そよかぜさんから、「センブリがあの辺りに咲いているようですよ」と教えて頂く。
お二人とお別れし、センブリの花を探す。
蕾はすぐに見つかるが、開花した花はなかなか見つからない。
で、ようやく発見!
嬉しかった~
(右下に見える花は、4深裂ですね~)


ほら。


それにしても、美しい~


ムラサキセンブリの花はまだ咲いていなかった(と思う)。
「いつまで待たせるんじゃい!」と言いたい。
(昨年は、9月17日には咲いていたからね~)


リンドウも、もう一息。


と、その時、「タクさ~ん」と私を呼ぶ女性の声が聞こえた。
声の主は、時々、山でお会いする山姿のカッコイイ女性。
これまで多良山系や天山で何度か会っている。
私とは不思議な縁で結ばれているようだ。(コラコラ)
「タクさん、ウメバチソウは見ましたか?」
「はい、蕾は見ました」
「蕾じゃなくて、花は?」
「いや、まだ見てません。っていうか、まだ咲いてないでしょう?」
「いいえ、もう咲いてますよ!」
ということで、咲いている場所を教えてもらった。
どひゃ~


美しい~


センブリといい、ウメバチソウといい、山友に教えてもらって発見するとは、しょっちゅう天山に登っている私としてはお恥ずかしい限り。
私にいかに「花目」がないかということでしょう。
でも、センブリとウメバチソウの花に出逢えて、私としては大満足!
花との出逢いを演出してくれた山友に感謝!
今日も素敵な山歩きができました。
やはり、山はイイな~
天山はイイな~

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