一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

傾山縦走②(九折越小屋~傾山~三ツ尾~九折鉱山跡)…抜群の展望を堪能…

2010年09月20日 | 山岳会時代の山行
今日(20日)のスケジュールは、九折越小屋から傾山に向かい、登頂後、三ツ尾を経て、九折鉱山跡に下りてくるという、時間的にはそれほどでもないが、けっこうハードなコース。
午前5時起床。
外で各自朝食。
私は味噌汁に調理パン。(笑)
NHKの「ためしてガッテン」で、登山には味噌汁がイイというのを観て、味噌汁がマイブーム。
その後、出発準備をして、ストレッチ。
6:20
九折越小屋を出発。


歩きやすい登山道。
爽やかな気分で、軽快に歩く。


ここにもシコクママコナがたくさん咲いている。
ご飯粒が黄色いので、サフランライスだ。


またまたツチアケビを発見。
ツチアケビの多い山域だ。


石や岩のゴツゴツとした登りにかかる。


足許にリンドウが……
まだ開いていないが、今秋初めて見るリンドウなので嬉しい。


傾山の岩尾根が見えてくる。


7:20
杉ヶ越分岐を通過。


眺めの良い場所で、祖母山を遠望する。
今日も天候に恵まれ、最高!


大崩山方面もずっと遠くまで見える。


山頂はもうすぐ。


7:34
冷水コース分岐通過。


7:36
三ツ尾コース分岐通過。(今回の下山路)


7:38
傾山山頂に到着。
嬉しい!


山頂から少し先に眺めの良い場所がある。


祖母山へと続く縦走路の尾根が見渡せる。
素晴らしい眺めだ。


空を大きく入れたカット。
宇宙を感じる。


右に目を転ずると、三ツ坊主の岩尾根。
そして、その遥か彼方に見えるのは……


くじゅうの山々。


大崩山群方面も抜群の展望。


山頂標識に戻り、岩にもたれ、空を見る。
空を近く感じる。


ふと横を見ると、リンドウが……
蕾もカワイイ。


8:24
傾山山頂を出発。
下山路の三ツ尾コースは、けっこう荒れていて、登山道が崩壊している箇所も多い。
右側が切れ落ちている難所を通過中、開いているリンドウの花を発見!
苦労して撮影する。


8:42
三ツ坊主コースとの分岐にさしかかる。
今回のスケジュールは、右側の迂回コース。
次回来た時には、ぜひこの三ツ坊主コースを歩いてみたい。


分岐を右にとり、美しい緑の森の中を歩く。
ヒメシャラの多い斜面を通過。


立派なサルノコシカケ。
「あれは薬局に売れば高く買ってくれるよ」とイチさん。(ほんまかいな)


この森の木々は、新緑の頃のような葉の色をしている。
本当に美しい。


9:37
三ツ坊主コースとの合流点に到着。
ここまで、約1時間。
登山道が荒れていて、もっと長く感じた。
腕時計を見て、「エッ?」って思った。


しばらくは美しい尾根道が続く。


10:01
三ツ尾を通過。
ここからの登山道も荒れに荒れていた。
道迷いしそうな箇所も多々。


10:47
やっと、登山届の箱のある林道に出る。
ここから林道を少し登った場所に、登山道が続いている。


美しいナメの沢で休憩。
この写真の先は……


こうなっている。
一直線に落ちる落差75mの観音滝。
スゴイ!


11:29
青い鉄橋のある所まで下りてくる。


11:32
九折越ルート分岐を通過。


11:39
九折鉱山跡に到着。
こうして2日間にわたる傾山縦走が終わった。


B班が到着するまで川遊び。


川の水が美しく、ヤマメの魚影も……


13:45
B班が到着。
やはり、荒れた下山路にはB班の皆さんも悪戦苦闘したようだ。
ナメていた訳ではないけれど、さすが祖母・傾の山群。
歩き応えがありました。
普段、花観察登山のような軟弱な山歩きばかりしているので、こうした山らしい山にこれからも挑戦したい。
くじゅう山群のような華やかさはないけれど、装飾のない、むきだしの魅力いっぱいの縦走だった。
今回も素晴らしい山行であった。

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