一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

八幡岳 ……タヌキマメ、ナンバンギセル、シロバナアキギリに逢いたくて……

2017年10月01日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山


秋の花がほぼ出揃った天山は、
「晴れ」の予報の今日は、登山者が多いことだろう。
人嫌いではないのだが、
人の多い山は苦手だ。
だから、人気の天山は避けて、
八幡岳に登ることにした。

山へ向かう途中の空。
すっかり秋の空だ。


いつものように、“蕨野の棚田”展望所へ寄る。


稲刈りはほとんど終わっていた。


池の水が随分と減っていた。


ゆっくり登って行く。


モミジガサがたくさん。


もうすぐ山頂。


八幡岳山頂に到着。


展望所から少し下った場所から見た雲仙と多良山系の山々。


では、今日出逢った花を少しだけ。
八幡岳にもノダケが多く咲いていた。


ヌマダイコンは、私の個人的な好み。


ヒキオコシに、


タカクマヒキオコシ。


キツネノゴマに、


白花のキツネノゴマ。


八幡岳ではよく見かけるレモンエゴマ。
葉をちぎって匂いを嗅ぐと、レモンの匂いがする。


ミズタマソウもまだ健在であった。


ツルニンジンは、鈴生り。




いいね~


アケボノソウもたくさん咲いていた。




大好きな花なので、嬉しい。


4弁の花もあった。


八幡岳のセンブリは、開花まではもう少し。


キバナアキギリは、今がピーク。


シロバナアキギリを探すと、
「あった~」


毎年、同じ場所に咲く。


いいね~


スミレや、


ツルボを見ながらタヌキマメを探しに行く。


今年は、昨年よりも多く咲いていた。






果実をつけた花を探すと、
「あった~」


高さは15cmほどあった。


果実を包む萼がタヌキの体毛のように見えるし、
花を正面から見るとタヌキの顔のようにも見える。
どっちにしても、カワイイ。


今日、一番嬉しかったのは、
ナンバンギセルの群生地を見つけたこと。




以前、八幡岳で、一度だけ見たことがあったが、
こんなにたくさん見たのは初めてだ。


寄生植物のナンバンギセルの隣りには、
半寄生植物のコシオガマも咲いてた。




来年以降が楽しみになってきた。


今日も「一日の王」になれました~

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