一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

映画『愛を読むひと』…こんな初恋ができたなら、その後の人生はもういらない…

2009年06月19日 | 映画
この映画の原作本である『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク著)という小説を、私はもう何度読み返したことだろう。 15歳の少年が、母親と言ってもおかしくないような21歳年上の女性と恋に落ちる。 前半は、この少年の初恋の物語として展開する。 だが、中盤、この女性は突然姿を消す。 そして後半、ふたりに終わったはずの戦争が影を落とす……というストーリー。 この作品が、日本で新潮クレスト・ブックスとして訳出 . . . 本文を読む