ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
やたら涼しくて目覚めの良い朝
だけど夜中からの雨模様で
今日こそ休足日になるかも?と…
でもこんなに涼しいんじゃ
ジッとしてるのももったいなくて…
雨雲レーダーを探ってみると
ちょうどスタート時間から小降りの見込み
となると
走りたい気持ちがムクムクと…
よくよく考えれば
数日前のヒドい土砂降りでも走ったんだから
普通の雨でも走れないことはないと…
ましてや小雨なら言わずもがな…
ということで
朝のルーティンを終えてからジョグの準備
カミさんはもはや何も言わない
これくらいの雨なら…
今日はこの子をお供にして…
予定どおり
スタート時には本降りから小雨に変わり
これぞまさしく快感のシャワーランだと…
雨でビショ濡れになるわけでもなく
腕や脚に当たる小雨の涼感
何とも言えないほど…
雨の日用のシューズを履いてるから
少しくらいの水溜りも気にせず
ほぼ思いどおりのコースを取れて…
晴れて汗だくになる暑い日よりは
全くの大正解のシャワーランだと思いつつ
8キロコースで行こうと思い立って
幹線道路まで足を延ばすことに…
4キロ過ぎのGSには
日曜日なのに珍しく年上知人が立っていて
オハヨウと挨拶しながら通り過ぎた
お盆前の3連休だから
家族持ちや若者たちは忙しい?
それとももうすでにお盆休みなのかも…
現にチャラ息子はもうお盆休みに入ってるし
彼らの代わりにバイトのジジイってとこか?
いかにもありそうな…
6キロ過ぎの長い上り坂に差し掛かると
たまにすれ違うどこかのジイさん
すぼめた傘を手に持ってウォーキング
いつものように
手を上げて挨拶しつつすれ違った
このジイさんもヒマなのだろう
雨模様の日にウォーキングしなくっても…
ジイさんが傘をすぼめて手に持ってたように
雨雲の切れ目なのか
この辺りから小雨も上がって
少しだけ蒸し暑さが顔を出してきた
上り坂を上り切ると
すでにウェアは雨に汗が加わりビショ濡れ
もちろんシューズの方も…
それでもかなり涼しかったので
思いのほか走るのもラクチン
そんなに頑張ったわけでもないのに
久しぶりにキロ7分を切るペースでの仕上がり
結果的にタイムも良くて
走って本当に大正解だったと…
左足甲の疲労骨折の違和感が
全く消え去ったわけじゃないけど
段々と戻りつつあることをやんわり実感
今月中に通常のゆるジョグに移行出来る?
でもなぁまだまだ暑さは続くからなぁ
10キロ走れるのはもう少し先かも?
11月アタマの大会本番の2ヶ月前
9月に入った時点で
ゆるジョグ10キロに戻れてれば幸いだが…
まぁ戻れなくても構わないか?
どうせ頑張って練習したって
サブフォーを達成できるはずもなく
5時間を切るだけが精一杯だろうし…
あんまり老体に無理をさせないで
細く長く走り続けるために…
最低でも75歳まで
出来れば80歳まで…
そのためには
健康で長生きすることが必要条件
今みたいに
飲んだくれてばかりいると実現できないか?
まぁ
そのときはそのときさ
いくらマジメに精進したって
いまさら寿命が伸びるなんてなぁ
いつまでも走り続けたいとは思うけど…
いつ寿命で死んじゃうかは
カミサマだけが知ってるんだろうし…
大都会で生まれ育っていく孫娘
彼女の人生というか成長
どうなっていくのか見届けたい想い
尽きることはないけど…
いつかは
走れないときが訪れるんだろうなぁ
ザンネンながら…
夜中は涼しくなって
かなり寝やすくてグッスリと…
涼しさのおかげもあるけれど
少し疲れが溜まってきたせいで
グッスリ眠れた感じも…
リハジョグといえど
こうやって毎日走り続けてると
やっぱり疲れが溜まってくるというか
なかなか抜けないのかも?
そんなに頑張らないで
ゆっくりノンビリ走れればいいのだが
老いぼれジジイの性格からして
なかなかそう簡単には…
ゆっくりできるくらいなら
たまに休足日を設けてもいいくらいで…
毎日走り続けてしまうのは
わけのわからない生来のマジメさ?
不真面目な面はいっぱいあるのに
なぜか走ることに関しては…
ということで
今日も休むことなくリハジョグへ…
この子をお供にして…
午前中はまだ涼しかったから
幾分かは走りやすいはずなのだが…
どうにもポンコツ老体が重くて
思うように脚が上がらない
やっぱり疲労感だろうと思うものの
そんなことで休むわけにはいかないしなぁと
考えてしまうところが
不必要にマジメでダメなところ
休むのも練習のうちだということが
いまだにわかっていなくて…
2キロ過ぎの住宅地を走ってるとき
どこかの家の前で中年のお母さん2人と
中学生らしきジャージ女子が立ち話を…
全然知らない人たちなので
知らんぷりして走り過ぎようとしたとき
そのお母さんたち2人が
なぜか僕に対して笑顔で会釈してきた
え?知ってる人たちじゃないよなぁ
そう不思議に思いながら
とりあえずは会釈を返したけれど…
こんなことって滅多になくて
知らないジジイランナーに会釈するって
僕でもそんなことしないのに…
嬉しいような気持ちもするけど
何だか気味が悪い感じも…
考え過ぎなのか?
だけど人との接し方の中で
いくら挨拶が大事だと思ってても
見ず知らずのジジイに対してもするなんて…
ジジイにはよくわからない…
それとも
僕本人は知らないけどいつも走ってるから
しょっちゅう見かけられてるのだろうか?
それにしてもなぁ
会釈されるくらいなら
もっと軽快なフォームで走ればよかったと
通り過ぎてからチョット後悔
カッコつけのジジイだから…
身体がやたら重く感じた割には
今日もまたキロ7分くらいのタイムだった
リハジョグ7キロ
調子が良いのか悪いのか
本人にも全くわからない
ただ
疲れが溜まってることだけは
自分でもハッキリ感じてて…
ひょっとすると
いわゆる夏バテなのかもしれない
クソ暑いこの時期に
ゆっくりだとしても毎日走ってるし
庭仕事で毎日外に出て陽を浴びてるから…
いくらノーカンの老いぼれジジイでも
身体の方は正直だからなぁ
たまには
意図的に休んでみるのも?
でもよっぽど大雨とかじゃないと
なかなかそんな気にはなれないよなぁ
若きウェルテルならぬ
全然若くない老いぼれジジイの悩み…
老いても悩みは尽きず…
テレビや新聞で知ったのだが
昨日の大雨は大変な被害をもたらしたらしい
我が家の周りは
全然被害の気配が見られなかったけど
朝の通勤途中でチャラ息子も何やら…
何でも道路冠水と通勤ラッシュで
車がほとんど進まなくなって
ついに自分の車も水に浸かって
動かなくなってしまったと…
行きつけの修理工場で見てもらったところ
おそらく廃車ということになるらしい
中古車とはいえ外車なのでそこそこ高額で
半年ほど前に購入したところなのに…
加入している任意保険で
損害額がそれなりに出るらしいけど…
かなりお気に入りの車だったので
おそらく次を何にするのか迷うだろうから
結構時間がかかりそうで…
それまでどうするのか?
代車のレンタルだと多大な費用になるらしく
保険の適用もないので迷うところか?
とりあえず今日は我が愛車で
チャラ息子を勤務先まで送ったけど
これから毎日そんなわけにもいかず…
幸いにも明日からは長いお盆休みに入るので
通勤の必要はなくて
不幸中の幸いなのかも?
そういった事情で
今日のリハジョグは
いつもより少し遅れてスタート
この子をお供にして…
朝のうちは昨日の荒天の影響もあって
幾分かは涼しかったものの…
スタートしてからは俄に暑さが増して
うまく行けば今日も8キロをと目論んでいたが
流れ出始めた汗の感じでダメかなと判断して
2キロ過ぎの交差点で
8キロコースから7キロコースへ舵を切った
やがて年上知人がバイトするいつものGSで
手を上げ挨拶して通り過ぎようとすると
呼び止められて…
水とか持って走らないのか?
う〜んとね〜
基本的に10キロ以下は持たないことに…
万一のため自販機用の小銭も持ってるし…
ふ〜ん…
気をつけて走れよ〜
倒れるなよ〜
は〜い
彼にそう返事はしたものの
ここ1〜2年は殆ど10キロ以下ばかりで
長い距離を走ったことはなく…
一時期は毎回のように小銭を使ってたけど
小銭といえど毎回だとバカにならず…
それが今はもう全く使わなくなって…
もったいないこともあるけど
10キロくらいで水分補給してちゃ
タイムやペースもなぁ
もちろんトイレ休憩は必要に応じて…
夏場は必要ないけど寒い冬場だとね
年上知人のいるGSを過ぎてから
陽射しの強さが本格的になって
俄に我慢できない暑さを感じ始める
特に長い上り坂に差し掛かると
日陰もなく背中にジリジリと感じる暑さ
よっぽど走るのをやめ歩こうかと思ったけど
8キロを目論んでいたからには歩くなんて…
何とか歩かずに7キロを走り切ったけれど
疲労骨折する前のシンドさが甦ったような…
こんな思いをして
いつもこの上り坂を上っていたっけ?
そう思い出していた
そう思い出すということは
そろそろリハジョグから
通常のゆるジョグに戻りつつあるのかも…
まぁいつかは戻ることになるんだろうけど
まだ左足甲はマトモじゃないからなぁ
もうしばらくはリハジョグのまま…
躍起になって練習する必要なんてないし
老体を壊さないようにしながら…
少しずつ取り組み方というか
考え方を変えていかないと…
古希になったんだから…
8月もまだ初旬だけれど今日は立秋
あまりにも暦が先走りし過ぎるのか?
立秋といわれても季節感なんてほとんど…
それでも幾分か涼しくなったのは
朝からというより夜中からの大雨
線状降水帯とやらで警報発令までも…
そんな大雨だから
今日は休足日かなと諦めていたけど
雨雲レーダーによると走り出す時間帯から
少しは小降りになる気配が見えて…
小降りくらいなら走らずにはいられない
お調子者の老いぼれジジイ
むしろ暑い今の時期はその方がウェルカム?
間違いなく…
幸いにも
昨日グショ濡れになった雨の日用シューズ
陽に当てると暑いからとっくに乾いて…
こんな大雨なのに走る?
カミさんの嘲笑するような言葉に
もうすぐ小降りになって晴れるから…
そう言ってジョグの準備を進めた
今日はこの子をお供にして…
スタート時はもう小雨に変わってて
こんな小雨なら昨日と違って走ってても
不審には思われないだろうと…
気温もそこそこ低かったので
今日は8キロを走ってみようと決意して
ステップを進めて行く
ついさっきまでは
とても走れるほどじゃない大雨だったから
アスファルトに水溜りは残ってるものの
走りにくいという状況でもなく…
久しぶりに8キロは行けそうな自信が…
そう思うと単純なジジイ
すぐに走れる気になっちまうから
いいというか何というか…
4キロ過ぎの
年上知人がバイトするGS
こんな雨でも走ってるのか〜笑
もうすぐ晴れてくるよ〜
明るくなりつつあった西の空を指さしながら
軽快に通り過ぎた
西の方の空はたしかに明るさが増し
青空がのぞいてるように見えたのは
決して錯覚ではないと…
実際に8キロを走り終えたときには
うっすらと陽射しも出ていて…
8キロの平均ペースはほぼキロ7分
リハジョグでゆっくり走ったものの
少しは回復の兆しがあらわれてると…
あんまり急ぐことなく
少しずつ少しずつ回復していくさ
今日は涼しかったから8キロ走ったけど
明日からまた暑くなりそうだし
無理せず7キロにとどめておかないと…
それにしても最近の天気
ずっと地獄のような暑さが続いて
少しだけでも雨が降ればと思ってると…
ほとんど災害に近い豪雨の襲来
新幹線も止まっちゃうほど…
空のカミサマもキマグレというか
なかなか人間の願いを聞いてくれないよなぁ
大自然なんてそんなものだと
頭の中で理解していても…
まぁ天気だけじゃなくて
人間の人生もそんなもんさ
思いどおりに進んでくれるなら…
老いぼれジジイは
すでにオマケの余生しか残ってないから
そんなに気を揉むこともないだろうが…
チャラ息子や初孫くんは
これからずっとヤキモキしながら
生きていくんだろうなぁ
いろんなことに…
しょうがないさ
それが人間の宿命さ
思いどおりには行きっこないから…
むしろ
警報ばかりが続く?人生なのかもしれない
老いぼれジジイに残されたオマケの余生で
あと何回警報発令されるだろうか?
思いがけない警報
鳴らないことを祈るけど…
そう言ってもなぁ…
なかなかなぁ…
あと10分くらいで雨降って来そうよ
風強いわ〜
カミさんが朝のウォーキングから
帰って来てフ〜フ〜言いながら…
たしかに窓の外は薄暗く
今日は朝から雷雨だとアレクサに教えられ…
でも雨だからといって
日課のジョグを休むのはちょっとなぁ
豪雨なら別だけど…
いやでも
ひょっとして雷雨の方が全然ヤバい?
走ってる最中に雷に打たれる?
そんなのってあまり聞いたことないし…
ゴルフ場では
雷はマジにヤバいらしいけど…
豪雨になる可能性も
雨雲レーダーからある程度は推測できたけど
雷の方はほとんど心配もせずに
ジョグに出かける準備を…
雨の日用のシューズを久しぶりに履いて…
この子をお供に…
スタート時は雨が上がってたけど
1キロも進まないうちに予想より早く
大雨と強い風に襲われるハメに…
もちろんそうなることを覚悟してたから
特に驚くこともなく…
それにしても大雨って当たると痛いんだ
アラレが痛いのは知ってたけど…
そんな不意の雨風に斜めに傘をさしながら
ビショ濡れになって歩く通勤者たちが
気の毒に思えたほど…
コッチは初めから
濡れるのを承知の覚悟で走ってるから
何の動揺もなくただ淡々と大雨の中を…
傘をさしてる人たち
可哀想にほとんど頭や顔くらいしか
大雨を避けられず
スカートもズボンもビショビショだろう
僕も何度か経験はあるけど
その日一日はとんでもなくブルーで
おそらく彼らもそうなんだろうなぁ
そんなことを思いながら
大雨の中を淡々と?
2キロ手前のちっちゃな美容室
すでにキュートな彼女は仕事中だったけど
横を向いてた視野の隅っこに
大雨の中でも走ってるヘンタイジジイの姿
映り込んだだろうか?
久しぶりのシャワーラン
しかもバケツをひっくり返したような
大雨の中で見通しもままならなかったけど
いつものコースならこそだと…
ウェアが汗で濡れるのはいつものことだけど
シューズがグチョグチョになったのは
久しぶりのことだと…
あまりの大雨過ぎて
水溜りも構わずに走り続けたから…
リハジョグから普通のゆるジョグに戻る前に
受けた大雨の洗礼はカミサマからの試練?
年老いても走ろうとしてるジジイの気持ち
確認されたのかもしれないなぁ
走りたい思いはずっと変わらないのに…
そのうち
変わっちまうことなんてあるんだろうか?
シャワーを浴びてから
約2ヶ月ぶりにかかりつけの内科医院へ…
痛風の薬も切れかけたので定期の訪問
まずは今日は採血だけの予定で…
大雨だから空いてると思ったら
全然反対で混んでて…
やがてコケティッシュな看護師さんに呼ばれ
いつもの採血室へ入ると
別のオバちゃん風看護師が待機してて…
え?
2人体制での採決?
珍しいなぁと思いつつ椅子に座った
採血するのは
コケティッシュな看護師さんじゃなくて
目の前に座った品のあるオバちゃん風の誰か
初めて目にした人で…
コケティッシュな看護師さんと違って
採血する手つきがもどかしいというか
説明も初心者っぽくて…
え?初心者なんですか?
と思わず思いやりのかけらもない質問を…
見た目の年齢からは
とても初心者には見えなかったけど…
ここの内科では初心者だけど
経験豊富な先輩ですよ〜
でもいつも採血してるわけじゃないから…
え?
いつもは何してるの?
本職は検査技師さんよ
そうかぁ
道理で手つきがギコチナイ感じだと…
検査技師でも採血できるの?
出来ますよ
資格あるから…
普通の看護師さんって拳を握れと言うけど
キミはいつもそんなこと言わないじゃん
だって拳握らなくても
必ず勢いよく血が入ってくるもん
あぁそういうことかぁ
拳を握るのは血をたっぷり出すためなのか…
ってことはオレは高血圧ってこと?
というより
私も勢いよく出る方なんだけど
血が余ってる感じ?
そんなコケティッシュな看護師さんの
意味不明な説明を聞きながら
ほどなくして採血は終わったが…
ざっくばらんにポンコツジジイと会話する
コケティッシュな看護師さんに比べて
検査技師のオバちゃんはおとなしくて
歳を食った上品な箱入り娘の如く
妙に初々しかった
そういえば
受付にも見たことのない若い子がいたけど
かかりつけの内科医院って儲かってる?
忙しいのか?
それともスタッフが入れ替わるんだろうか?
入れ替わるとしても
コケティッシュな看護師さんだけは
ずっと残っててほしいなぁ
エロジジイが想いを寄せる
たくさんの女性たちの中で
一番の古株というか原点のような人だから…
おそらくそんな女性たちの中で
最も美形で可愛い人だと
エロジジイの太鼓判を…
そんな太鼓判を貰ったってありがた迷惑か?
僕だけじゃなくて
みんなから好かれてそうだから…
見た目も性格も…
お友達になりたいよなぁ
患者と看護師の関係じゃなくって…
無理か?