今回は、銘文のある石碑からは逸脱しますが、鮎を画かせたら右に出るものが無いと言われた小泉斐の風神と龍神像が刻まれた碑に出会いましたので御紹介しましょう。ただそれだけですが、有名な画家が石碑に画いたのですから面白いと思いまして‥。それもこれも、彼が鎮国社の宮司をしていましたのでむべなるかなと思います。面白いのは、栄利には無頓着といわれていますが、「宮司藤原朝臣光定」として「藤原朝臣」と記したのがこれまた面白いと思いました。同様に、大関増裕からは三代前の黒羽城主であった大関増儀(マスノリ)の書であることも興味あるところです。