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石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2014年12月06日は、栃木市の中島靖撰文&揮毫の石碑調査でした

2014年12月10日 | Weblog


いよいよ、師走月に入りました。寒く、北風の吹く季節となり、一箇所に長く留まる石碑調査にはつらい時ですが、それでも石碑と向き合っているとそんな悪条件も忘れて至福の時間を過ごせます。
さて今回は、埼玉県久喜市の石井昇様から御教示戴きました、栃木県栃木市今泉町にある今泉神社を訪ね、中島靖の撰文&揮毫碑の調査と拓本をとることが出来ました。ただ、写真は午後も3時を過ぎないと太陽が当たらずによい写真が撮れませんでした。まあ、写真は春にでもなって太陽が高くなった季節に再撮影に行きましょう。ついでに、碑表は全面剥落で何と記されていたのか、今は全くわかりません。従って、碑文があるのは碑陰です。
ここでは、中島靖の栃木市における活躍は省略し、その石碑画像と、下に手拓画像を紹介するだけに留めましょう。
これが、拓本画像です。本当は、別HPの方へPDFで掲載したいところなのですが、それも諸事情で掲載しません。が、石井昇氏には、その別銘文と共に資料として、また御教示御礼として、清書が終わりましたらお送りいたしましょう。
この画像ではわかりませんが、石工の松村三瓢としては稚拙な彫りです。明治40年代になると、それ相当の字彫り作品を残しているので、この頃はまだ字彫りに精通していなかったことがこの石碑で判ります。もし、栃木市方面で松村三瓢の石工作品に関心ある方はぜひ、松村石工の文字彫り初期作品として実物をご覧になってください。なんて、えらそうなことを言ってしまいました(笑)。