真相がどうなのかは別として、鳥取県中部地震について、筆者は阿蘇山噴火と関連する観点でも考えています。
それは、「阿蘇山付近には横ずれ断層を動かすのを妨害するコブや凹凸などの固着(アスペリティ)があり、これがユーラシアプレートの日本付近、特に中央構造線内帯側で顕著な北東、東北東、北北東の動きを妨害していた為、本来は発生してもおかしくなかった鳥取県中部地震の発生を抑制していた」、と考えている事です。
熊本地震の震源域がそれまで動きを抑える支えとなる「突っかえ棒」になっていたのが、熊本地震でこのエリアの「突っかえ棒」が外れ、そして隣接する阿蘇山付近の地下が次の「突っかえ棒」になり、そこに力がかかって割れたか、或いは過熱してマグマが増えて今年4月に小噴火したと考えています。
そしてこの小噴火によって「突っかえ棒」となっている支えは多少減るので、ユーラシアプレートの日本付近、特に中央構造線内帯側で顕著な北東、東北東、北北東の動きのいずれかの動きがよりスムーズになったと考えられます。
それで今度は鳥取県中部地震にまともにストレスがかかる割合が多少増え、時間差をややとって今年5月から8月、一時的に地震が活発化した、となります。
ただその時の阿蘇山の地下はまだ「突っかえ棒」の機能をしていた部分も多かったと見られます。
しかしその後も熊本地方や阿蘇地方西部などで地震が多発し、ここでの「突っかえ棒」が次第に少なくなる事によって、阿蘇山の地下に力が集中的にかかりその時間も長くなり、境界面が過熱したか、或いは割れて、マグマが増大、或いは割れた所から上がって来て、やがてあの10月8日 の噴火となったのではないでしょうか。
そしてこの噴火で水蒸気やガスや溶岩が抜けた為に、「突っかえ棒」になるものがかなり減り、ユーラシアプレートの日本付近、特に中央構造線内帯側で顕著な北東、東北東、北北東の動きのいずれかの動きが更にスムーズになったと見られます。
更にそのスムーズになった動きによる力は、まともに鳥取県中部地震の震源域のコブや凹凸などの固着(アスペリティ)にかかる事になり、実際にこのエリアの地震が増えたのが、まさに10月21日の鳥取県中部地震。
そして現在まで地震多発の状況です。
「鳥取県中部地震の横ずれ断層の方向」と「大きな流れとしてのユーラシアプレートの日本付近、特に中央構造線内帯側で顕著な北東、東北東、北北東の動きのいずれかの動き」は方向が違うのですが、これは「割れやすい地殻のまとまり」の関係や主流の大きな力から二次的にかかる局地的な力の方向のせいであって、あくまで主流の大きな力は北東や東北東、北北東のいずれかではないかと見ています。
実際に鳥取県中部地震について有感地震の発生状況と阿蘇山噴火のタイミングから検証してみたいと思います。
以降、多発して現在に至る
2016年10月21日 14時07分ごろ 鳥取県中部 M6.6 最大震度6弱
2016年10月21日 12時12分ごろ 鳥取県中部 M4.2 最大震度4
2016年10月18日 8時24分ごろ 鳥取県中部 M3.1 最大震度2
2016年10月3日 20時08分ごろ 鳥取県中部 M3.3 最大震度1
2016年9月28日 10時31分ごろ 鳥取県中部 M4.1 最大震度3
(中略)
2016年8月31日 6時59分ごろ 鳥取県中部 M2.8 最大震度2
2016年8月31日 1時38分ごろ 鳥取県中部 M2.8 最大震度1
2016年8月30日 23時11分ごろ 鳥取県中部 M2.9 最大震度2
2016年8月24日 18時59分ごろ 鳥取県中部 M2.4 最大震度1
2016年8月21日 23時07分ごろ 鳥取県中部 M2.5 最大震度1
2016年8月20日 12時09分ごろ 鳥取県中部 M2.3 最大震度1
2016年5月19日 2時08分ごろ 鳥取県中部 M2.1 最大震度1
2016年3月4日 5時44分ごろ 鳥取県中部 M2.8 最大震度2
2016年3月1日 15時44分ごろ 鳥取県中部 M2.3 最大震度1
2016年2月29日 8時02分ごろ 鳥取県中部 M2.8 最大震度2
(中略)
2015年10月15日 14時41分ごろ 鳥取県中部 M2.3 最大震度1
2008年11月2日 22時48分ごろ 鳥取県中部 M2.6 最大震度1
そして阿蘇山に最近に噴火や活動です。
引用開始(一部抜粋)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E8%98%87%E5%B1%B1
2007年(平成19年) 噴火警戒レベル1[29]
2011年(平成23年) 東北地方太平洋沖地震以降、火口北西側10km付近の地震活動が一時的に増加。
2014年(平成26年) 噴火警戒レベル2[30]
2015年(平成27年)9月14日 9時43分、中岳第一火口より噴火[31]。噴石及び噴煙(上空2,000m)の発出が確認されたため、噴火警戒レベル3[32]。
2016年(平成28年)4月16日 午前8時半頃から約10時間、中岳第一火口でごく小規模の噴火。熊本地震 (2016年)の強い揺れにより火口壁が崩落、崩れた土砂が火山ガスや蒸気で噴き上げられたとみられている[33]。
2016年(平成28年)10月8日 午前1時46分ごろ噴火が発生した[34]ため噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げ[35]。
引用終了
メカニズムの真相がどうなのかと言うのは「神のみぞ知る」、と言う世界なのですが、現時点では筆者の考えたメカニズムで大体の辻褄は合っていると思っています。
そして仮に筆者のモデルが現実であった場合、「今度は現在どこが突っかえ棒になっているのか?」と言う問題にもなって来るのではないでしょうか。
それは、「阿蘇山付近には横ずれ断層を動かすのを妨害するコブや凹凸などの固着(アスペリティ)があり、これがユーラシアプレートの日本付近、特に中央構造線内帯側で顕著な北東、東北東、北北東の動きを妨害していた為、本来は発生してもおかしくなかった鳥取県中部地震の発生を抑制していた」、と考えている事です。
熊本地震の震源域がそれまで動きを抑える支えとなる「突っかえ棒」になっていたのが、熊本地震でこのエリアの「突っかえ棒」が外れ、そして隣接する阿蘇山付近の地下が次の「突っかえ棒」になり、そこに力がかかって割れたか、或いは過熱してマグマが増えて今年4月に小噴火したと考えています。
そしてこの小噴火によって「突っかえ棒」となっている支えは多少減るので、ユーラシアプレートの日本付近、特に中央構造線内帯側で顕著な北東、東北東、北北東の動きのいずれかの動きがよりスムーズになったと考えられます。
それで今度は鳥取県中部地震にまともにストレスがかかる割合が多少増え、時間差をややとって今年5月から8月、一時的に地震が活発化した、となります。
ただその時の阿蘇山の地下はまだ「突っかえ棒」の機能をしていた部分も多かったと見られます。
しかしその後も熊本地方や阿蘇地方西部などで地震が多発し、ここでの「突っかえ棒」が次第に少なくなる事によって、阿蘇山の地下に力が集中的にかかりその時間も長くなり、境界面が過熱したか、或いは割れて、マグマが増大、或いは割れた所から上がって来て、やがてあの10月8日 の噴火となったのではないでしょうか。
そしてこの噴火で水蒸気やガスや溶岩が抜けた為に、「突っかえ棒」になるものがかなり減り、ユーラシアプレートの日本付近、特に中央構造線内帯側で顕著な北東、東北東、北北東の動きのいずれかの動きが更にスムーズになったと見られます。
更にそのスムーズになった動きによる力は、まともに鳥取県中部地震の震源域のコブや凹凸などの固着(アスペリティ)にかかる事になり、実際にこのエリアの地震が増えたのが、まさに10月21日の鳥取県中部地震。
そして現在まで地震多発の状況です。
「鳥取県中部地震の横ずれ断層の方向」と「大きな流れとしてのユーラシアプレートの日本付近、特に中央構造線内帯側で顕著な北東、東北東、北北東の動きのいずれかの動き」は方向が違うのですが、これは「割れやすい地殻のまとまり」の関係や主流の大きな力から二次的にかかる局地的な力の方向のせいであって、あくまで主流の大きな力は北東や東北東、北北東のいずれかではないかと見ています。
実際に鳥取県中部地震について有感地震の発生状況と阿蘇山噴火のタイミングから検証してみたいと思います。
以降、多発して現在に至る
2016年10月21日 14時07分ごろ 鳥取県中部 M6.6 最大震度6弱
2016年10月21日 12時12分ごろ 鳥取県中部 M4.2 最大震度4
2016年10月18日 8時24分ごろ 鳥取県中部 M3.1 最大震度2
2016年10月3日 20時08分ごろ 鳥取県中部 M3.3 最大震度1
2016年9月28日 10時31分ごろ 鳥取県中部 M4.1 最大震度3
(中略)
2016年8月31日 6時59分ごろ 鳥取県中部 M2.8 最大震度2
2016年8月31日 1時38分ごろ 鳥取県中部 M2.8 最大震度1
2016年8月30日 23時11分ごろ 鳥取県中部 M2.9 最大震度2
2016年8月24日 18時59分ごろ 鳥取県中部 M2.4 最大震度1
2016年8月21日 23時07分ごろ 鳥取県中部 M2.5 最大震度1
2016年8月20日 12時09分ごろ 鳥取県中部 M2.3 最大震度1
2016年5月19日 2時08分ごろ 鳥取県中部 M2.1 最大震度1
2016年3月4日 5時44分ごろ 鳥取県中部 M2.8 最大震度2
2016年3月1日 15時44分ごろ 鳥取県中部 M2.3 最大震度1
2016年2月29日 8時02分ごろ 鳥取県中部 M2.8 最大震度2
(中略)
2015年10月15日 14時41分ごろ 鳥取県中部 M2.3 最大震度1
2008年11月2日 22時48分ごろ 鳥取県中部 M2.6 最大震度1
そして阿蘇山に最近に噴火や活動です。
引用開始(一部抜粋)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E8%98%87%E5%B1%B1
2007年(平成19年) 噴火警戒レベル1[29]
2011年(平成23年) 東北地方太平洋沖地震以降、火口北西側10km付近の地震活動が一時的に増加。
2014年(平成26年) 噴火警戒レベル2[30]
2015年(平成27年)9月14日 9時43分、中岳第一火口より噴火[31]。噴石及び噴煙(上空2,000m)の発出が確認されたため、噴火警戒レベル3[32]。
2016年(平成28年)4月16日 午前8時半頃から約10時間、中岳第一火口でごく小規模の噴火。熊本地震 (2016年)の強い揺れにより火口壁が崩落、崩れた土砂が火山ガスや蒸気で噴き上げられたとみられている[33]。
2016年(平成28年)10月8日 午前1時46分ごろ噴火が発生した[34]ため噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げ[35]。
引用終了
メカニズムの真相がどうなのかと言うのは「神のみぞ知る」、と言う世界なのですが、現時点では筆者の考えたメカニズムで大体の辻褄は合っていると思っています。
そして仮に筆者のモデルが現実であった場合、「今度は現在どこが突っかえ棒になっているのか?」と言う問題にもなって来るのではないでしょうか。