くない鑑

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賽はいつか投げられる...?!

2008年10月21日 | 知識補給
週間東洋経済』(東洋経済新報社)の最新号(2008年10月25日特大号/第6170号)を読みました。

今号のメインは“家庭崩壊”。

その誌面の大半,70ページ程を使って組まれたこの特集では、雇用や就労を取り巻く問題点から、子育てや教育、福祉の現状等などを、グラフや様々な参考事例を用いて丁寧にかつ(比較的)判り易く創り上げられていたので読み応えが有り、
「ふむふむ・・・、あっ!な~るほどぉ・・・。」
・・・と関心することが多く、(ちょっと大げさかもしれませんが(^^ゞ)結構目から鱗が落ちました。

“家庭崩壊”という括りの中で、取り上げられたテーマは幅広く、多岐に渡って誌面展開がされていましたが、読む前は、(各テーマが)個々の独立した問題(課題)だと思っていたのですが、否、全てが密接に“繋がっている”ことを、改めて認識させられました。
そして、特集の副題にある「考え直してみませんか?ニッポンの働き方」とは、随分と前から提唱されている様に思うのですが、もしその通りに問題点の改善が進めば、経済も社会も、そして価値観にも幾許かの変化が生じるのでは・・・とも、期待感を込めて感じました。
(所管官庁も厚生省+労働省=厚生労働省になったんですから...。)

この間ちょっと小耳に挟んだ程度なのですが、米国大統領候補の1人,バラック・オバマ氏(民主)は、景気・雇用対策の一つとして、雇用や採用数(枠)に伴う法人税の減免処置を政策の一つとして提唱しているとか。
なるほど...
景気の後退は、遂に実体経済にまで及んだ・・・と言われても、なんだか小難しくてピンと来ず、いま一つ実感が無いのですが、様は、お金は人が使うのであって、これが生きていく為のツールなのです。
だから、人はそれを得る為に働くのであって、その基盤が少しでもしっかりしていれば、安心やゆとりが生まれ、不景気のどん底に陥ることは無いのでは?!と、あくまでも<私的には思います。

それこそ、単純に例えるならば(きっと)...
しっかりした生活基盤←
↓心理的に余裕が生まれ、購買や投資などの経済活動へ意欲が生じ、促進される
↓それで企業や団体に利益をもたらす
→これが従業員へ還元されるし、行政の収入として納められる。↑
...の様に循環するんじゃないのかな?!と。

だから日本も、旧世代的な公共事業様様の景気対策ではなくて、雇用を促進する様な税制対策とか行って、反面、そこで減ったりした分を個人にちょこっと負担を掛けるようにすれば、国庫の損害率も少なくて済むんじゃないのかなぁ・・・と、(あくまでも勝手に(笑))考えています。
ただ...
麻生首相は、この間の参院予算委員会で、雇用などに関する質問に対する答弁で、
「まず景気が回復すれば、自ずと雇用に関する現状も変るだろう。」
みたい!な発言をしていました。

先のトンヅラしやがった2人よりはマシだとは思っていましたが、所詮は旧来型の思考回路なのか・・・と、(更に)幻滅しました。
バブル崩壊後の現状を鑑みれば、それはちょと違うんじゃないの?!と、思うのですが。。。
そんなんだから、景気後退が現実的に懸念されている今こそ、改革の好機!と、(ばかりに)有識者がメディアの舞台を利用して言っているのをよく耳にしますが、およそ今の政治状況や政治家の質や言動を見るにつけ、そうした政策等が打ち出されるとは、到底思えません。
腐りきっても鯛の様に振舞う自民党と、寝ても醒めて政局のコトばっかり考えている様な民主党の、胸焼けするほど「選挙っ!選挙っ!!」とバカの一つ覚え見たく言い続けて、“国民目線”と言い様、裏を返せば媚を売って、与党になることしか考えていない様にしか思えない姿勢には、正直、もう、飽き飽きです。
この他にも、共産党だの国民新党だの社民党だの、ピーチクパーチクと小五月蝿く、針小棒大にしかモノが言えない嘆かわしい現状。
こんな人たちがよくもまぁ、
「国民の側に立って!」「国民の目線で!」
などと判で押したかの様に語っていますが、おこがましいとは思わないのかなぁ...と、思います。
ましてや、どこぞのダイギシさんが、教育問題の諸悪の根源がさも(全て?!)日教組云々などと叫んでましたが、(私観からすれば)予てからの懸案事項である社会保障制度(セーフティーネットの)問題を棚に挙げし、論点をすり替えて、ただ単に反民主の意志で動いている様にしか感じられません。
挙句の果てには、「辞~めた」かと思ったら(ライバルの立候補を聞くと)「やっぱり出る!」と言ったり...。
いろいろと言い書きたいことはありますが、ただ一点,朝令暮改は、政治家として最っ低な行為だと思います。
これほどのKYさんがよくもまぁ、教育のことについて言えたもので(苦笑)
見ててアワレだし、振り回された人達が気の毒なりません。
全く、我等が阪神タイガースの岡田監督の“意志の強さ”を見習えっ!て、言ってやりたいです。

けど、まぁ...
所詮はこんな方々の寄せ集めだから、結局は、小手先の弥縫策に終始しして、せっかくのチャンスを逃しそうでなりません。

こんな調子だと、およそ景気回復など望めませんね...。
それなら「選挙だ!」って言われても、白票がなんら尊重されず、無視扱いされてしまうのが、ホトホト困ります。

以上、雑感です(^^ゞ
読んだら何となくつぶやきたくなったので書いてみましたが、勝手ながら、ちょいすっきりしました(苦笑)
なお、中身は私観で満ち溢れていますので、その辺は、何卒ご容赦の程をm(_ _;)m

そういえば...
誌面の最後の方でモンスターの発生源として触れられていましたが、最近、世間はとかく時間に縛られ、息苦しくなるほど支配されている様な気がします。

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2 コメント

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Unknown (坂東政景)
2008-10-20 20:03:42
そうだ!自民も民主も腐っておる いや議員全部かな
それ位今の日本は致命的な傷を負っていると思いますぞ

拙者も読んですっきりしました(笑)
返信する
嘆かわしいですね... (記主くない)
2008-10-21 12:59:57
▽坂東政景様
コメントありがとうございます。
>拙者も読んですっきりしました
これは、恐れ入ります(^^ゞ
昔から「経済一流政治は二流」なんて言われて
いますが、いまや、二流どころか・・・底知れぬ
低いところまで流れ去った感じがありますね。
ホント、困ったことですね。
いつの日か、選挙で白票=不信任!が有効に
なることを願うばかりです。
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