くない鑑

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尊皇佐幕の意思確認【尊皇方】

2009年12月29日 | 知識補給
今日は、世間一般的には「勤労感謝の日」という旗日ですが、実は、天皇祭祀(神事)の一つ、新嘗祭の挙行日で、戦前まではその趣旨での旗日でした。
そこで!・・・という訳ではないんですが、この日まで、皇居東御苑で御上の「御即位20年記念特別展」として、践祚の翌年霜月12日に挙行された「即位礼正殿の儀」(即位礼)に関する展示がされていると聞いて、観てきました。

最寄の大手町に着いたのは11時半頃。
普段利用する駅なんですが、その時とは全く違う、静かで人気の少ない雰囲気に若干戸惑いながら・・・大手門(高麗門)へ。

徳川幕府の時代、多くの大名諸侯はここから御城へ入城しており、展示場までの道すがら、そのことを明かす番所、今で言う警備室(監視所)が残っていました。

その中の一つで、最も大きい百人番所(大手三之門内)に、即位礼で供奉者が着した装束類が展示されていました。

女性は十二単や釆女服,男性の基本は衣冠束帯で、(今でも)官職によって袍(上着)の色が違うようです。

また、文官,武官や役目でも若干の相違があり、中には、束帯の上に鎧を着る供奉者(黒袍・威儀の者)や、太刀や弓を携えているのもありました。

その側では、即位礼の映像が、大型ビジョンに映し出されていました。
高御座の中で黄櫨染御袍を召された陛下の御姿を拝見して(なぜか)感動し、水玉大好首相(当時)の発声で万歳三唱が行われた時、思わず自分も!と条件反射的にやりそうになってしまいましたが、周りの目があるのでグッと堪えて、次へ。

大手中之門より入って、大番所の前を通って中雀門を抜けると、そこは本丸跡です。

その側の本丸休憩所に、雅楽器と大嘗祭で使用した正殿の模型や、その時のパネルなどが展示されていました。

大嘗祭。
在位中一度だけ行われる、天皇として最も大事な祭祀の為だけに、とても立派な正殿が設けられていたのには、驚きました。
即位礼の時、私は中2でしたが、こうした事に全く関心がなかったので、今思えば、何と勿体無い事を・・・と、思いました(苦笑)

そして、その向かいの、広大な芝生広場=本丸御殿跡には、旛類など展示されていました。

青空の下、煌びやかな錦御旗が・・・徳川幕府の政庁,本丸御殿跡に翻っているのを観て、何でしょう、とっても不思議な、素直に展示を楽しめない、複雑な心境でした(苦笑)


気を取り直して、次に向かったのは天守閣下。
ここに、即位礼後のパレードなどに用いられた御料車が展示されていました。

如何に御料車とはいえ、キチンと車検を受けて通っていることが、何だか微笑ましく、面白かったです(笑)

展示は以上で、ちょうど竹橋(北桔橋門外竹橋)までやってきたので、次に、同じく記念特別展を開催している国立公文書館へ行こう!と、思ったら、見事に休館日でした。
内心、「え゛ーっ、そりゃないよ」と思いながらも是非もなし。
踵を返して東御苑(=旧江戸城)内を散策してみることに。


途中、松の大廊下(白書院外大廊下)や富士見櫓などを巡って、ちょい、感慨深かったです。
富士見櫓は、天守閣が焼失してしまった後の「天守閣」並みの扱いだったようで、ペリー来航時、時の将軍・家定公が望遠鏡で江戸湾内の様子を見ていたそうです。


これで、展示と本丸御殿の巡覧は終わりました。
予定だと、国立公文書館へ行っているはずなんですが、、、
思いがけずも休館で、しかも、まだ時は正午過ぎだったんで・・・次に、大森へ行きました。


ちなみに。
これから1ヵ月後の23日=天皇誕生日の日に、皇居へ行って来ました。
勿論!普段入れない皇居内へ入るためです!!(マテ)
本当は、午前中の一般参賀に行きたかったんですが、出遅れて(^^ゞ
午後に受付ける記帳に合わせて、入城しました。

幸い、この日は手ぶらだったので、煩雑な手荷物検査は省略して、身体検査だけ受けて、普段は厳重に護られている坂下門を難なく通過。

なんだか、とても得した気分,いや、偉くなった気分がします(笑)

この辺りで、安東対馬は襲われたのか?!

・・・などと考えながら、順路に従って進むと、格調高い洋館に辿り着きます。
これが、宮内庁庁舎です。

また、その横には・・・!宮殿です!!
午前中、陛下が御出座しになったベランダが見えます。

なんか、感動的です。。。

そういえば、大学時代にここでアルバイトをしてたい友達が居て、たまに、陛下が職員たちを慰労すべく御出座しになるとか?!
それを聞いて、その友達に「私にも紹介して!」と、猛烈に願ったことを、ふと、思い出しました(苦笑)

さて、宮内庁前に設けられた記帳所で記帳を終えると、もう、終わり。
あとは城外へと、順路に従って行くだけですが、その間にも、普段見られない場所をしっかりと!

この脳裏とデジカメに収めてきました(笑)


出城は、これまた日々厳重に護られている桔梗門からですが、スルーで通れるのが、なんとまた、気持ちがよかったです。

普段見られない光景ばかりですが、感動も一入です。
来年も、また機会があったら行ってみようと思います。

若干、本来の趣旨とは違うので、何となく、本末転倒の様な気がしますが(笑)


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