階段を上がり改札口へ向かう。
無数の人が歩く。
全ての人が、天国への階段を掛け上がるように、乱れた列の中、頭部だけが不規則に上下に動く。もぐら叩きみたい。
僕はその中に入っているのに、信じられない程遠くからそれを見ている。
自分という個だけが鮮明でその他は絵の具を滲ませたように。
存在。
誰もが意志をもってこの世界にやって来た。
果てはどこだ。
最後はどこだ。
終わることのないスパイラル。
無数の人が歩く。
全ての人が、天国への階段を掛け上がるように、乱れた列の中、頭部だけが不規則に上下に動く。もぐら叩きみたい。
僕はその中に入っているのに、信じられない程遠くからそれを見ている。
自分という個だけが鮮明でその他は絵の具を滲ませたように。
存在。
誰もが意志をもってこの世界にやって来た。
果てはどこだ。
最後はどこだ。
終わることのないスパイラル。