精神療法家 増井武士のブログ・バリ島日本人自殺予防ヴィラオーナー(レンタル可)

心理臨床の研修会・精神療法外来の陪席・海外のワークショップやバリ島ビーチフロントヴィラの利用のご案内などを掲載します。

東亜大学院の集中講義について

2018-02-13 22:06:09 | 日記
 元来から私は、大学は相互にもっと開かれていないと質の良い臨床家は育たないと思っていました。だから、私が担当する大学院の集中講義はある程度の大学外の参加者を認めてきました。
東亜大学院もその線に沿ってやってきましたが、大学外からの参加希望者が多く、主役の大学院生を上回ることもありました。当然、集中講義は普通の研修会ではなく、受講届けを出した大学院生のためのものです。それで、集中講義に参加希望の方は必ず、私の方まで連絡してください。東亜大学院のOBでも同じことです。事務に了解をとって、私の了解もなく参加される方もあった様子ですが、事務が集中講義をするのではなく、私がするのですから私に了解をとってください。場合によっては、参加人数を制限しなければならない時もありますので、ご了解ください。
受講する大学院生に支障をきたさない範囲でしか、受け付けられません。
今年は、6月15日(金)・16日(土).17日(日)の三日間、初日は10:30~です。場所は大学の正門から入って、左上の校舎の5、6階辺りにある大きな教室です。

ことし7月のバリで元気をもらう会と病院臨床の陪席について

2018-02-08 19:44:42 | 日記

ことしの7月20日~26日、7月28日~8月3日、2グループの参加予定者は、ほぼ決まりました。
来年は、1月5日~10日と、7月20日~26日ぐらいの日程で行う予定ですので、ことしの参加希望の方で参加申し込みできなかった人は、来年のスケジュールを参考にしてください。
 航空チケットの購入は、インターネットで行う方がかなり安くなります。旅行会社に依頼する場合は、例えばHISならネットで電話番号を調べて、代理店ではなく、直接HISに電話で購入依頼した方が手数料が2000円ぐらいで済みますが、代理店などで購入すると、かなり手数料がかかり、チケット代が高くなります。(1万円以上高くなることもあります。)
本来なら、このような説明がもっと早くできたら良かったのですが、本日このような事態が分かりました。申し訳ありません。

将来的には、私がバリのヴィラに不在の場合でも、それぞれの方が自主研修会とか、単にぼうっとしたい時とか、各自がヴィラを利用できるようなマニュアルを作ろうかと思っています。

2月の病院精神療法外来の陪席は、9日(金)、20日(火) 3月は、6日(火)、16日(金)
午後13:30~ です。陪席は原則1名で、希望の方は連絡ください。遠方の方ないし、初めての方を優先したいと思います。陪席の為の費用は無料ですが、院長や受付事務の方々にはお世話になりますので、簡単なお菓子などのお礼は必要かと思います。
 

バリで元気をもらう会の参加状況とバリの言葉の思いの深さなどについて

2018-02-05 22:09:08 | 日記
前のブログにも書きましたが、今回は2グループに分けて行います。
2月5日現在、第1グループ、4名、第2グループ 3名の申し込みがありました。
以上、経過ご報告まで。
バリから帰ってきて、何となく体力の底上げが感じられます。以前プールで1キロ泳ぎ、30分歩き、サウナ、風呂など入ってきて、家に帰るとぐったりなっていましたが、今はこのようにブログに書き込む元気があります。
 妻は、私が穏やかで、気持ちがより明るくなったと言っていますが、自分では元気になったこと以外は自覚がありません。
バリの言葉の面白さやセンチメンタルな表現など書きたいことがいっぱいありますが、またの機会にしたいと思います。
バザール(市場)とか、ラパン(8、8番目)、ジャランジャラン(散歩、散歩する)など、インドネシア語です。
テレマカシイ(ありがとう)と言えば、サマサマ(同じ、同じ)という挨拶が交わされています。このサマサマの中に、バリの人のやさしさや思いの深さを感じます。また、私達が一緒に仲よく食事をしているさまを見て、ドウア サマ サトウ(二つは一つ)サトウ サマ ドウア(一つは二つ)と、メイドさんがほほ笑みながら、言いました。私は、その表現に驚き、日本の西田哲学で言う「不一、不二」(一つにもあらず、二つでもない)という心境をバリの人達は日常持っているのかと思いました。思い返すと、彼ら達は相手(対象)に自分を投げ入れて、自他が融和し、一つの心になって生活していると考えてみると、ぴったりくるような感じです。

今年の7月20日からの、バリで元気をもらう会についての細かいお知らせ

2018-02-01 21:25:11 | 日記
はじめに
 
今年も7月20日から、バリで元気をもらう会を開催する予定をお知らせしましたら、既に3名の参加希望の方がありました。
先月バリに行った時にベッドを一つ入れたので、シングルベッドが二つの部屋と、シングルベッド一つ、ダブルベッド一つの部屋となり、小さなお子さん連れの方も参加しやすいようにしました。
今年の夏は参加希望者が多いようなので、2グループ、7月20日~26日と7月28日~8月3日、分けて行います。
ゲストの方が多く来られても、いつものように夕食まで自由時間にして貰い、夕食後から12時ぐらいまで語らいの時間としていますので、私達は疲れません。と言うよりも、逆に楽しいのです。
無論夜の語らいの参加は自由で、疲れている方は部屋で休んでもらったりしています。この会に義務という言葉はありません。
要は、何時まで寝ようが起きていようが全く自由にして貰いたいのです。
気が向く方に動いてもらう練習?の場かも知れませんし、ヴィラはその自由を安らいで受け入れる絶好の場と思います。
また、私達が気が向いたら、近くの町の市場や出店など連れて行きたいところに行ったり、メイドさん達の負担軽減をも兼ねて、一度は外食もします。
無論近くの町を一人で探索したい方は、屈強なハウスキーパーを付けますので、彼等のバイクと案内で、自由に行って下さい。だから、ヴィラのスタッフ達は人に何かをしてあげられるのがとても好きで、元来、バリッコ特有の人なっつこいさで大歓迎なのです。

参加費について
 だいたい大学院生は65,000円、社会人75,000円位にしています。
これはヴィラまでのタクシーのチャアーター代金から宿泊や食事代金やその他、スタッフへのお礼など諸々を含めてです。この参加費の設定は、海外で行う他のワークショップなどに比べると、極めて安価になるように配慮した結果です。この会は、非構造的エンカウンターグループや非構造的なプレイセラピーの極地を具体化したものと、私は考えます。また、本人の希望によっては、個別的な精神療法の場になることもあります。
参加された方の感想文を読んで頂けると分かると思いますが、参加費用という経済から、全く質の違う自分のための質の良いセルフケアの体験に必ず転換すると思います。

食事について
 いろいろなメニューから選んでもらっています。石製の調理器具で、薬味などの食材をつぶして、それを旨みにしているようです。日本人の口に合うように、メイドさんは味の好みを尋ねてくれます。

航空チケットについて
 各自早めに予約すると格安となり、現在2月1日では、往復で55、000円内外です。(フィリピン航空)
既に航空チケットは購入可能で私達は購入しましたが、時期が夏休みの上、バリは冬場で涼しく、ベストシーズンなので、チケット代が徐々に高くなり、空席も減っていきます。航空便については、下記に記します。

オイルマッサージについて
 ヨクウツ感、疲労感、怠さや健康回復を希望される方には、是非、バリ式オイルマッサージをお薦めします。自律神経や血流のツボをゆっくり揉みほぐしてくれます。
ヴィラまでの出張費用込みで、1時間~1時間半で、特別価格の千円ぐらいでしてもらう交渉をしてみたいと思っています。

バリから帰ってきてまだ日も浅く、バリぼけの私達にとって、また夏の楽しみができて、心がほっこりしています。

航空便について
第1グループ
 7月20日~フィリピン航空425便 福岡~マニラ 15:30~18:25
      537便    マニラ~デンパサール 20:55~ 0:40
 7月26日 フィリピン航空538便 デンパサール~マニラ1:30~5:25
      426便    マニラ~福岡 9:45~14:30 
第2グループ
 7月28日~フィリピン航空425便 福岡~マニラ 15:30~18:25
      537便    マニラ~デンパサール 20:55~ 0:40
 8月 3日 フィリピン航空538便 デンパサール~マニラ1:30~5:25
      426便    マニラ~福岡 9:45~14:30 
      ※第1、第2グループともに、全く同じ経路と時間帯になります。
2月1日時点ででは航空チケット代金も同じで、往復55,000円ぐらいです。ちなみに、航空チケット代のネットによる検索ワードは、福岡~バリ格安航空チケット、HISないしは、DANA、エクスペデイアなどです。

 バリの会に参加希望の方は、メール、もしくは増井の携帯に、できましたら早めにご連絡ください。

バリの会、Mさんからの感想文が届きました。

2018-02-01 15:03:23 | 日記
増井先生、直子さん

 帰国して数日、少々喉がやられてしまっていますが、気分はよく、嫌な疲労感は全くありません。晴れるとずいぶんよいのですが、この冬の空の重さは、バリを余計に懐かしく感じさせます。
バリではすばらしい数日間を過ごすことができました。その場所に行けたこと、そのこと自体が私にとっては大きなひとつのことであり、先生がゆっくりと待ってくださっていたこと、また、直子さんがいつも細やかに気遣ってくださりたくさん話ができたことが、本当にうれしく、今でも、帰る時にひとりひとりお別れをした最後、直子さんに「ありがとう」とHugした場面を思い出すと、その時の気持ちを思いだして胸がいっぱいになります。先生、直子さん、どうもありがとうございました。

日本に帰ってからは恐ろしいほどの睡魔で、とろとろと赤ん坊のように眠り、夜も熟睡できています。
私はどうも、バリに着いてすぐから心も体も解毒が始まったのだと思います。そしてその好転反応と言いますか、クレンジングリアクションと言うのでしょうか、どんどんと内を洗い流すように、感情が決壊するというか、涙がぼろぼろ出たり、体調も悪くなってしんどくなって、心も体もしんどくて堪らなくなったのではないかな。本当にもう、頭は弛緩して「思考」という能力は溶けて欠落したようだったし、背中から首は強張るし、どこか緊張状態もあって十分に眠れない、常に体のどこかしらに痛みがあるといった具合で本当に「もう限界…」と思いました。
着いて3日目の朝、いよいよ直子さんに「しんどい…」と言った時は涙が出るばかりで、なんかもう、子どもみたいと思いましたが、私はあの場所(ヴィラ全体!)はとても居心地のよい保健室みたい、と感じていましたので、直子さんにそのまま、甘えさせていただきました。

そしてびっくりです。
その午前中にアユさんにマッサージしてもらい、気持ちのいい続きでそのままベッドに横になったままセルフマッサージをして、そのあと東屋で丁寧にヨガをして。ヨガも、そんな状態でしているのでとても深く、気持ちよくできました。そうやって午前中、とてもゆっくりと過ごしたので、体が本当に楽になって、その後、肌も艶が出るし足の裏も丸くふわふわになって、「すっきり」でもないなぁ、何だろう、とても楽になったのです。それは、心も体も。こんなにも楽になるんだと驚きましたが、確かに、アユさんのマッサージは丁寧であっただけではなく、私はずっと、アユさんが私のことを大事にしてくれているように感じて、アユさんに対して「ありがとう」と思い続けていました。それはメイドさんとしてすでに顔見知りで仲良くしていたからという安心感もあったと思うのですが、アユさんにすっかりと委ねることができ、なにか通うものがあったからというような気もします。「癒し」という言葉を用いると安易になってしまうように感じますが、私にとってアユさんのマッサージは、「手当て」であり、思えば、もっと広くは先生のヴィラで過ごしたことの全体が、特別なtreatだったのだと思います。まさに「保健室で過ごした」数日間だったと言えるのだろうと思います。

ともかく。
私にとってバリでの滞在は様々な意味で解毒の効果を持ち、もしもせめてもう1、2日でもヴィラにいられたら、排出作業さえも、私はある意味では楽しみをもって味わえたのではないかなと思います。この、心や体への『現れ具合』を含めて、大きな体験でした。まだ頭がぼんやりとしていますが、このことが長い目でみて自分にとってどのような経験であったと言えるようになるのか、様子をみてみたいです。

先生、直子さん、ありがとうございました。
今すぐでも、その場所に戻りたいです! 数日間をいっしょに過ごしたアリィさん、アユさん、ヌルゥさん、ダンディさん、みんなに会いたい。
本当に、ありがとうございました。           
                          M