きょうは、クニンガンという祭事で、ガルンガンの日にご先祖がこの世に戻り、10日後のきょう、あの世に帰る日です。
日本のお盆は三日間ですが、バリでは10日間ということになります。
あちこちから、お供え物のお裾分けをもらいました。バナナの皮に包んで約一日、蒸した物(バンタール)や甘酒に似たものなど、長期に腐らないように、時間と手間をかけたものや、菓子や果物です。バリの食べ物は、一見、簡単そうに見えますが、例えば、コロッケ一つでも、細かい説明ができないほど、手間暇かけて作ります。
この祭事の間、女性はその祭事の準備やお供え物作りで、とても多忙です。ですから、ヴィラでは、メイドさんを極力早く家に帰すようにしています。
きょうの夕方、ご先祖が帰ったのか、ひどいスコールで、大雨となり、雷が方々に落ちました。近くのものは、地響きするような音でした。
おそらく、あの世に帰りたくないご先祖の霊が、あちこちで怒り出したように思えました。明日から、やっと、いろいろな店が開き、普段のバリの様子に戻ると思います。
けれど、そう言っても、また、どこかのセレモニー(祭事)、セレモニーというのが、普段のバリです。
直子より
今朝、クニンガンの様子を自転車で見て回りました。バーゴラで家族みんなで寛いでいたので、写真に撮らせてもらいました。ステキなこの子達のお父さんは、恥ずかしがって横に外れました。そして、子ども達には恥ずかしがらずに写真に写るように、やさしく言ってくれました。
バリの人はとてもシャイで、とても人なつっこいという、両極端を持っている人が多いようです。
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