コピーロボットの人格

アマプラで視聴してる『パーマン』について。パーマンといえば有名なのがコピーロボットです。

コピーロボットというのは鼻の部分に赤いボタンがあるのっぺらぼうのロボットで、鼻のボタンを押すと押した人（動物）そっくりになります。姿だけでなく声も性格も同じになるのですが、コピーロボット本体にも人格のようなものがあり、コピーの声質のほうがオリジナルに比べて少しだけ高いです。そして何よりコピー人間はボタンの名残で鼻の先端部分が赤くなります。この赤みはマジマジとみないと気づかれない程度のものなので、基本的に視聴者にオリジナルとコピーの違いをわからせるための記号のようなものと考えて良いのではないでしょうか。

パーマン１号こと須羽ミツ夫（スーパーマンのもじりということに最近気づきました）はクラスメイトの沢田ミチ子にメロメロです。しかしミツ夫のコピーはミツ夫の性格を模倣してますからもちろんミチ子のことは好きなのですが、隣のクラスの山岸ユキととりわけ親しくしています。ミツ夫に内緒でユキとデートをしていたこともあるくらいです。またミツ夫の酷使に耐えきれず家出をしたことがあります。

子供の頃にコピーロボットがあればどれだけ良いだろうと思ったことがありますが、自分そっくりな人間がもう一人この世に存在して、自分の周りで行動するというのはこれでなかなか厄介ではないでしょうか。というか、私のコピーは私の知らない所で何かやらかしても私には告げないと思うのです。私に怒られたくないから。だって私のコピーだもん。それくらいのことはするよ。

などという事を考える眠れない午前二時。