漫画もののあはれ しょの5

メディアミックスってあるじゃないですか。ラノベとかアニメを漫画にして雑誌に載せるみたいな奴。スポンサーが出版社だとほぼ間違いなくメディアミックス化されて漫画になっています。

ただこういうメディアミックスされる作品。特にアニメの場合だとほぼ三ヶ月か六ヶ月で放映が終わってしまうんですよね。でも漫画は雑誌で続いていきます。漫画はとてもペースが遅いのが問題です。コミックスになった場合、第一巻のラストページが第一話の終わり的なこともあります。大体、第二巻が出版される頃にはアニメの放送は終わっているんですよね。

アニメの放送が終われば、もう次に出版社が推したい作品が出てしまうので、その作品は雑誌の中盤以降へと追いやられます。最初は巻頭カラーとかだったのにね。次の作品が超ヒットしたりするともっと立場が悪くなります。読者から「えっ、まだこれ連載してたの？」と言われることも。またアニメ第二期なんてやってしまった場合はまた別の問題が出てきます。二期が終わっても一期の内容が終わってないみたいなね。

そしてようやくフィナーレ！　よっぽど過去ヒットした作品でも無い限り、掲載位置はほぼ巻末。まるでひっそりと名簿を消していなくなるＰＣの如き寂しさを感じます。うーん、もののあはれだなあ。