親子の攻防

本日、街で見た本当にすごいもの。

歯科医院の前。絶対に歯科医院に入るものかと電柱にしがみつく幼稚園児くらいの少年と、なんとか少年を医院に連れ込もうとする少年の父親らしき男性。

こんなサザエさんくらいでしかお目にかからない古典的なものを令和になってお目にかかるとは思いもしませんでした。少年は大泣きで電柱に腕を回します。しかし父親の力は強く引き剥がされます。

すると少年、今度は両膝を地べたにつけ四つん這いの態勢になり、電柱の根本に食らいつきました。ううむ、なんたる根性！！　重心を低くすれば力が強い大人でもそうかんたんに持ち上げられないことを知っているのです。

１分ほど親子の攻防を見ていたのですが、こちらも急ぎの用事があったのでその場を去りました。

１時間ほどして同じ道を通りましたがすでに親子の姿はありませんでした。はたして父と子のどちらが勝利したのやら、興味が湧きます。