打倒!破廉恥学園(改)

ブログのお引っ越しです。旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと書き散らかすブログです。

巻き寿司の魅力

2014-11-06 21:12:01 | 徒然
今、バラエティ番組で兵庫県民が遠くから買いに来る巻き寿司の話を放送している。うーん、巻き寿司いいねぇ。

子どもの頃、父が「寿司でも食うか」と出前を取ってくれて家族一同わーいと喜んだものだが、私のわーいは「にぎり寿司が食べられるぞー」というものだった。届けられる寿司は盛り合わせで、にぎり以外に巻き寿司や稲荷ずしが付いてくる。華やかなにぎりに比べ、巻き寿司や稲荷は黒や茶の姿をしているので、子どもにはどうしても魅力に乏しい。いや、白状しよう。稲荷は稲荷で甘辛い油揚げと酢飯が好きで、乏しいなと感じていたのは巻き寿司だけだ。

しかし大人に……二十代後半くらいから、巻き寿司も悪くないなと思えるようになった。むしろ寿司盛り合わせが家に届けられると、まず巻き寿司を探すようになってしまった。とはいえ最近の巻き寿司は昔の巻き寿司に比べ豪華になっているので、これだったら子どもの頃の私も喜んでいたかもしれない。

まず卵焼きが大きい。巻き寿司の中身といえば、なんといってもまず卵焼きだ。最近の巻き寿司は人気回復のために、卵焼きを実に大きくしてある。下手をすれば巻き寿司の断面図の2分の1を卵焼きの黄色が占めていることもある。いいじゃないか、いいじゃないか。占有率50%以上の卵焼き。

卵焼きのフワっ、キュウリのポリッ、煮かんぴょうのクキッ、煮穴子のモフッとした食感を少なめの酢飯がまとめている。そこから追いかけてくる海苔の風味。それらが口の中で渾然一体となり、巻き寿司が完成する。

こんなことを書いていたら、巻き寿司が食べたくなってしまった。卵焼きの占有率が少なくても、コンビニの助六でも買ってこようかしら。ところで稲荷ずしと巻き寿司の組み合わせを助六寿司というが、助六とはもともと歌舞伎の演目の一つ。登場人物に揚巻という花魁が出てくることから来ている。ほら……揚(油揚げ)と巻(巻き寿司)で……ね?

ダジャレですよ、ダジャレ。
コメント
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