ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No1822 ”韓国の朱い虎”朱虎(韓)vs羽草勉(北九州) Ⅲ

2010年09月23日 17時52分43秒 | ボクシング
(OPBF東洋太平洋S・ウエルター級タイトルマッチ)
 此れより、私の心に残る試合の数々に暫しお付き合いを。
 先ずは韓国の重量級が本当に強かった’70年代後半に活躍した朱と、元王者羽草との3度目の対決。
 此れまでの2戦は敵地に赴いてKOで敗れている羽草が、王者を初めて国外へ連れ出す事に成功し、捲土重来を期して挑んだ一戦となった。

試合が動いたのは4R、ジックリとした不気味な構えからカウンターの右アッパーを狙う朱に対し、意を決して思い切り飛び込んだ羽草の右ロングフックが、朱の振った右アッパーより一瞬早く顎の届くと王者は腰からロープに崩れ落ちダウン、直ぐに立ち上がるも意識は未だ朦朧とする所に、挑戦者の左~右を浴びて尻餅をつくダウン、残り時間はたっぷりとあったものの思いがけないチャンスに焦った羽草が大きな左右を空振りした所でラウンド終了のゴング。

 この後の羽草は大降りでミスも多く、5回・8回と逆にビッグブローを浴びて反撃されるも、”口”で走らず”足”で走ったスタミナを生かし、王者と最後迄打ち合う中試合終了のゴングが鳴らされる。

 王者の油断と、3度目の正直を期した挑戦者の執念がミックスした試合は、三者3様の引き分けとなり、羽草惜しくも王座復活となりませんでした。

 しかし、今よりもチャンスの少なかった北九州で、満を期して挑んだ羽草一世一代の大勝負は、私の心に刻まれた無念の一戦でもありました。

 (追伸)
 当時、小倉に映画を観にいくと、映画が始まる前に流れるCMで、北九州ジムの宣伝が流れていて、ボクサー諸氏がロードワークしている姿が映し出されていた事を思い出しました。

No1821 淵崎秀人(京浜)vs平山司(ウエストジャパン)

2010年09月23日 10時52分21秒 | ボクシング
(’01全日本ミドル級新人王決定戦)
 背の低い淵崎だが、ジャブから右を叩きつけ良いペースで進んでいくと、平山は左眼上をカットする、更にインファイトからショートアッパーやフックを浴びせて守勢に回す中試合が終盤に向かう、平山も出血しながら最後迄意地で立ち続けるものの、結局判定は大差の3-0で淵崎を支持しました。

 (追伸)
 高山勝成を生み出した’01新人王決定戦でしたが、21世紀になったこの年を境に、新人王戦が小粒になり正直観ていてもつまらなくなってしまいました。
 その証拠に、放映は観るもののヴィデオに録画する事はなくなりました、残念!