(IBF世界ミドル級タイトルマッチ)
29戦負け無しの若き王者トニー(米)に、35歳説と40歳説の混在する(たぶん40歳だろうけど)3位マッカラム(ジャマイカ)が挑む新旧実力者対決だが、マッカラムもこの一戦の為にWBA王座を返上して挑む故、実質王座統一戦という好カードだ。
初回若くスピードのあるトニーが前に出て来る所へ、ボディ打ちの得意なマッカラム我ジャブを必ず上下に打ち分ける。2R動きの固いトニーに対し、そのパンチを空振りさせて、身体の柔らかなマッカラムがパンチを返す。3R防衛を重ねる毎に逞しくなってきたトニーは、左の突き合いでも負けていないが、その中でもマッカラムは右のカウンターを放っていく。
4Rトニーが仕掛けてくると、それに呼応するかの如くマッカラムも1・2を返すが、挑戦者の柔軟さが目立ち、お互いオーヴァーハンド・ライトを一発ずつヒットさせ、終了間際マッカラムの左ボディフックで一瞬王者の動きが止まる。5Rマッカラムは打ちながらでも常に動き続け、若きトニーのインファイトに対処する。6Rトニーの力強いジャブをストップやパーリングで避け、クリーンヒットを許さずスウェーバックしては直ぐに打ち返すマッカラムの技がリードするが、王者もさるもので今度は右を一発ヒットさせペースチェンジを図る。
7Rは両者ジャブの突き合いも、お互い打たれてもリターンジャブで相殺し合うが、その中でもボディを織り交ぜるマッカラムに一日の長が。8Rもジャブでコントロールしていたマッカラムだが、トニーの右の被弾が続き、流石に見切りの良い挑戦者も動きが落ちる。9Rスタミナとパワーが自慢のトニーが出てくるが、マッカラムも打つ気に出てはオーヴァーハンド・ライトで王者をロープへ詰める、しかしこの攻撃には甘さが見られ切れが無くなり、逆にトニーの左フックを浴びマウスピースを半分吐き出す。
10Rトニーの強烈且つスピーディな左フック~右ストレートの1・2が疲れたマッカラムを襲うが、王者にも打ち疲れが見られるも若さ故か回復力が早く右斜め後方へのダックを多用して挑戦者の右ストレートを避けていく。11R自分のイメージする所よりも身体が動かなくなったマッカラムだが、感心するのは左右のステップを絶えず忘れる事無く踏み続け、決定打の被弾は許さない、しかし如何せん動くだけで手数が少ない。12Rトニーの左フックがマッカラムの顔面をヒットと、疲れた所に貰い後手に廻った挑戦者へ猛然とラッシュ、マッカラムはジャブを出すのがやっとの状態の中試合終了。
私の採点はドロー、オフィシャルも三者三様の引き分けで王者トニーが辛くも防衛成功と相成りました。試合の流れは前半マッカラム・後半トニーで進んでいった故妥当な結果とは思いますが、WBA王座を返上してまで挑んだマッカラムイには、悔やみきれない結果となったのでしょうね。
(追伸)
「E.YAZAWA ROCK」を観ましたが、英ちゃんのキャラクタ故か、私にとっては薄っぺらい内容でした。
やっぱり俺は、ジョニー大倉の方が性に合いますわ。
29戦負け無しの若き王者トニー(米)に、35歳説と40歳説の混在する(たぶん40歳だろうけど)3位マッカラム(ジャマイカ)が挑む新旧実力者対決だが、マッカラムもこの一戦の為にWBA王座を返上して挑む故、実質王座統一戦という好カードだ。
初回若くスピードのあるトニーが前に出て来る所へ、ボディ打ちの得意なマッカラム我ジャブを必ず上下に打ち分ける。2R動きの固いトニーに対し、そのパンチを空振りさせて、身体の柔らかなマッカラムがパンチを返す。3R防衛を重ねる毎に逞しくなってきたトニーは、左の突き合いでも負けていないが、その中でもマッカラムは右のカウンターを放っていく。
4Rトニーが仕掛けてくると、それに呼応するかの如くマッカラムも1・2を返すが、挑戦者の柔軟さが目立ち、お互いオーヴァーハンド・ライトを一発ずつヒットさせ、終了間際マッカラムの左ボディフックで一瞬王者の動きが止まる。5Rマッカラムは打ちながらでも常に動き続け、若きトニーのインファイトに対処する。6Rトニーの力強いジャブをストップやパーリングで避け、クリーンヒットを許さずスウェーバックしては直ぐに打ち返すマッカラムの技がリードするが、王者もさるもので今度は右を一発ヒットさせペースチェンジを図る。
7Rは両者ジャブの突き合いも、お互い打たれてもリターンジャブで相殺し合うが、その中でもボディを織り交ぜるマッカラムに一日の長が。8Rもジャブでコントロールしていたマッカラムだが、トニーの右の被弾が続き、流石に見切りの良い挑戦者も動きが落ちる。9Rスタミナとパワーが自慢のトニーが出てくるが、マッカラムも打つ気に出てはオーヴァーハンド・ライトで王者をロープへ詰める、しかしこの攻撃には甘さが見られ切れが無くなり、逆にトニーの左フックを浴びマウスピースを半分吐き出す。
10Rトニーの強烈且つスピーディな左フック~右ストレートの1・2が疲れたマッカラムを襲うが、王者にも打ち疲れが見られるも若さ故か回復力が早く右斜め後方へのダックを多用して挑戦者の右ストレートを避けていく。11R自分のイメージする所よりも身体が動かなくなったマッカラムだが、感心するのは左右のステップを絶えず忘れる事無く踏み続け、決定打の被弾は許さない、しかし如何せん動くだけで手数が少ない。12Rトニーの左フックがマッカラムの顔面をヒットと、疲れた所に貰い後手に廻った挑戦者へ猛然とラッシュ、マッカラムはジャブを出すのがやっとの状態の中試合終了。
私の採点はドロー、オフィシャルも三者三様の引き分けで王者トニーが辛くも防衛成功と相成りました。試合の流れは前半マッカラム・後半トニーで進んでいった故妥当な結果とは思いますが、WBA王座を返上してまで挑んだマッカラムイには、悔やみきれない結果となったのでしょうね。
(追伸)
「E.YAZAWA ROCK」を観ましたが、英ちゃんのキャラクタ故か、私にとっては薄っぺらい内容でした。
やっぱり俺は、ジョニー大倉の方が性に合いますわ。