ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No1615 ベンビラフロ(比)vs”和製ホラ吹きクレイ”柏葉守人(野口)

2010年02月27日 07時27分45秒 | ボクシング
(WBA世界S・フェザー級タイトルマッチ)
 序盤より荒々しさを活かしたビラフロアがペースを奪いポイントを大きくリードして向かえた12R、柏葉の頑張りに無理してまでKOを狙わなくなった王者だが、出入りの早い・2で逆に無理無く挑戦者をコントロールすると意識朦朧、ガード一辺倒で下を向いた姿を見たレフェリーは一方的な展開と判断し試合をストップ。

 ビラフロアがTKOにて難なく柏葉を打ち負かしました。

 (追伸)
 川北義則著「一人時間を愉しむ生き方、暮らし方」を読みました。
 一つ一つの項目が2頁にまとまられ、途中中だるみする部分もありましたが、参考にする部分を参考にして、楽しい老後を過ごせたら良いですね。

No1614 金鎬(韓)vs石井幸喜(川口)

2010年02月26日 07時14分32秒 | ボクシング
(WBC世界S・フライ級タイトルマッチ)
 韓国の若き王者金に、自衛隊体育学校時代のアジア王者よりプロ入りして、ノンタイトルながら日本&東洋・太平洋王者を敗り連勝を続けランクを上げてきた9戦全勝の石井が挑む一戦、敵地韓国でのチャレンジながら、アマ時代にアジア全域で戦ってきた挑戦者のキャリアに期待がかかる中、試合のゴングが鳴らされる。

 石井が3ラウンドにダウンを奪って先制するものの、金が6ラウンド・7ラウンドとダウンを奪い返して迎えた8ラウンド、王者の左右連打がスピードで勝り次々と浴びせられ、続く金の左ショートアッパー~右フックが決まると挑戦者3度目のダウン、ここも立ち上がった石井だったがダメージを鑑みたレフェリーが腕をクロスし試合終了を宣す。

 プロ野球でいえば、阪急ブレーブスで活躍した山口高志氏の如く、プロ入りした際には既に選手としての峠を過ぎていた石井が、金の若さに敗れた一戦でした。

 彼の試合といえば、日本王者玉城和昌(内野)と戦ったノンタイトル戦で、倒し倒されの激闘を演じた一戦が、私の目に焼きついています。

No1613 グティ・エスパダス(メ)vs触沢公男(東洋)

2010年02月25日 07時03分58秒 | ボクシング
(WBA世界フライ級タイトルマッチ)
 苦労人触沢2度目の世界挑戦も、ランクには当然入ってはいたものの、半引退状態だった所へ、テレビ枠を埋めるべく無理矢理挑戦となった彼のモティベーションや如何に?

 前半から劣勢の触沢が6R初めて優勢に立って迎えた7R、激しいフェイントを駆使しエスパダスの動きが変わりカウンター狙いで追い詰めていくと、挑戦者の手が止まり小型戦車な王者の速射砲が益々勢いに乗り、触沢の左眼から夥しい出血が見られるとそのままドクターチェックが入る、その傷口を診たドクターがストップを要請するとレフェリーは試合をストップ。

 新春1月2日の番組枠を埋めるべく組まれた世界タイトルマッチは、見るべきポイントも乏しく王者の一方的な内容で日本人挑戦者を下しました。
 触沢には、只々万全な状態で挑戦させてあげたかったですね。
 また王者エスパダスの特徴は、普通コンビネーションといえば下~上への切り替えしが殆どですが、彼は上~下への同じ様にスムーズに放てる事が眼に鱗でしたね。

No1612 ルーベン・オリバレス(メ)vs歌川善介(勝又)

2010年02月24日 06時53分37秒 | ボクシング
(WBA世界フェザー級タイトルマッチ)
黄金のバンタムとして一世を風靡したオリバレスが、2階級制覇を目指して挑む相手は、甲子園にも出場した元高校球児の歌川、敵地ロスへ赴いての世界初挑戦だ。

怪物オリバレス相手に歌川は我慢を続けて迎えた7R、左のロングフックを放ちルーズになった所へ、オリバレスの左でコーナーに詰まり何とか抜け出したが、如何にもメキシカンな左ボディ~左フックの顔面切り替えしを貰いダウン、ここは立ち上がったがオリバレスは左右のボディで痛めつけ2度目、ここも立ってきた歌川だったが右フックの相打ちが決まると脆くもダウンしフィニッシュ。

 横たわったまま動けない歌川の姿に、1階級アップさせたとはいえ、怪物オリバレスのパワーを垣間見た気がしました。

 (追伸)
 金子達仁・戸塚啓・木崎伸也共著「勝利へ」を読みました。
 切り口は大変ソフトではありましたが、2006ドイツW杯の戦犯は、中田英寿と宮本恒靖だったという事が良く分かりました。

No1611 柴田国明(ヨネクラ)vsクレメンテ・サンチェス(メ)

2010年02月23日 06時49分21秒 | ボクシング
(WBC世界フェザー級タイトルマッチ)
 強打と打たれ弱さが相反する魅力な王者柴田が迎える挑戦者は、メキシコの強打者サンチェスが相手。

 1~2ラウンドが終わって、相手の動きが読めてきた柴田が迎えた3R、左のロングフックで牽制したサンチェスが、1・2を積極的に捻り込む様に出てくると、王者も脇を絞ってはいるものの、ガードは決して高くなく全く眼の離せない展開となってきたが、挑戦者は手数は少ないものの左でタイミングを測って放った1・2がジャストミートすると柴田がダウン、1度は立ち上がったものの打たれ弱さに定評のある王者はその直後膝から崩れ落ちる様に大の字になりそのまま10カウント。

 いかにも柴田らしい玉砕で、王座転落となってしまいました。

 (追伸)
 緊急開頭手術を受けていた八巻選手ですが、残念ながらお亡くなりになられました。
 コミッショナーには、事故原因の究明を要望しますが、何はともあれ故人のご冥福をお祈り申し上げます。

No1610 リカルド・アルレドンド(メ)vs岡部進(石川)

2010年02月22日 06時51分52秒 | ボクシング
(WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ) 
 日本人相手に防衛を重ね稼ぎまくっている王者アルレドンドに、前東洋王者の岡部が挑む一戦だが、前戦でアポロ嘉男に2RKO負けしている岡部の挑戦資格に眉唾がつけられた中、試合開始のゴングが鳴らされる。

 試合は長身のアルレドンドペースで進み迎えた12R、左レバーブローで徐々に弱らせてきた余裕の王者は、左だけで岡部をコントロールし中へ入れず、其の内執拗な左右アッパーを浴びせると挑戦者は堪え切れずにダウン、寝転んだままカウントが数え上げられ試合終了。

 王者アルレドンドが又もや日本円をメキシコへ持って帰りましたね。

 (追伸)
 長崎県知事選に立候補していた大仁田厚氏、得票数は3位で大差をつけられ、地元に「ファイヤー」の炎を炊き上げる事は出来ませんでしたね。

No1609 工藤政志(熊谷)vsマニュエル・ゴンザレス(亜) Ⅱ

2010年02月21日 15時50分31秒 | ボクシング
(WBA世界S・ウエルター級タイトルマッチ)
 第1戦で物議を醸した僅差の判定で何とかタイトルを防衛した工藤が、捲土重来を期して来日したゴンザレスを迎えて行うリマッチ、王者の真価が問われる一戦となった。

 10R終了直前に決まった工藤の左ショートで、急にガクッときたゴンザレス。迎えた11R、意識朦朧のゴンザレスは、アルゼンティーナ特有の貝の様なガードで、ロープ・コーナーに詰まりながらディフェンスするのみ、蒸し暑い四日市市のリングで王者はあくまでも愚直に攻め続けると、挑戦者は痙攣でフットワークも使えぬ模様。

 12Rフラフラしながら立ち上がってきたゴンザレスは、ゴングに応じたものの、すの姿を見たコーナーからタオルが投げ入れられると、このラウンド開始9秒で試合がストップ。

 工藤が王者の意地でTKOし、返り討ちで防衛成功と相成りました、彼の世界戦でも出色の出来栄えでしたね。

 (追伸)
 2月19日の試合でTKO負けした八巻裕一選手(野口)がリング禍との報、只々無事な回復を祈るだけです。

No1608 フランク・セデーニョ(比)vs”槍”小林光二(角海老宝石)

2010年02月20日 21時33分07秒 | ボクシング
(WBC世界フライ級タイトルマッチ) 
 王者の初防衛戦が続き”呪われた王座”と言われていたタイトルに挑戦する事となった1階級上の6位小林、対する王者は比国のセデーニョが相手だ。

 初回静かにグローブを合わせた両者が対峙すると、11cm上回る小林の高さが否応にも目立つが、初挑戦の緊張から動きが固く、ジャブを出した後にセデーニョのリターンが伸びて、先に先にとパンチを貰ってしまう。

 2R緊張が解けて足も動き右へ回る様になりジャブも当たりだした小林は一気にリズムを掴み、続く思い切った左を打ち下ろすとセデーニョ早くもダウン、立ち上がったが足が錘を着けたかの様に動かず1・2連打で2度目、1・2からのラッシュで3度目のダウンを奪った挑戦者は、チャンスとばかりに伝家の宝刀”槍の左ストレート”を叩きつけると膝も突っ張り反撃出来なくなった姿を見たレフェリーが試合をストップ。

 見事な速攻KOで小林が新王者となりましたが、このクラスの呪われた歴史を一つ引く継いでしまいました、どうなる!

No1607”炎の男” 輪島功一(三迫)vsシルベノ・ベルティーニ(伊)

2010年02月18日 06時57分44秒 | ボクシング
(WBA世界S・ウエルター級タイトルマッチ)
 前王者カルメロ・ボッシの仇を討つべく、伊太利亜から送り込まれてきたベルティーニを迎えて行われた輪島5度目の防衛戦。

 イタリアン・スタイルに持ち込ませずインファイトでの戦いでポイントを重ねてきた輪島ペースで進み迎えた12R、輪島得意のトリッキーなボクシングで接近戦に持ち込むと、テクニシャンなベルティーニは蒸し暑さとスタミナロスでホールドで逃れるしかなくなってくる、そしてロープ・コーナーへ追っていく輪島のショートの右~左フックでチャンスを掴み、ロープを背にしたベルティーニへ大きな右フックを浴びせると、元々緩み気味のロープへ凭れ掛りグロッギーのベルティーニ。

 ここはゴングに逃れたベルティーニだったが、ダメージの蓄積もあいまって気持ちを半分以上折られた挑戦者は試合続行を断念、ボッシからの刺客を得意のインファイトでTKOした輪島が、5度目の防衛に成功しました。

No1606 シャイアン山本(国際)vs高崎勝利(高崎)

2010年02月17日 06時44分26秒 | ボクシング
(ライト級10回戦)
 前日本王者で2位の山本が、7位のベテラン高崎を相手に行う再起第一戦。

 初回山本がジャブをビシビシ突き高崎を中へ入れず、王者時代には見られなかった積極的なパンチを放ち、アウトボクサーからボクサーファイターへと変身すると、更に1・2も決め返す左フックでグラつかせた後、左ボディフックを減り込ませると高崎強烈にダウン、顔面・ボディ両方効いた高崎が横たわったまま起き上がる事が出来ずに試合終了。

 従来のスピードと切れに、力強さを加えた山本が見事初回KOで再起を飾りました。