ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No1000 ”シックスヘッズ”・アンドリュー・ルイスvs”エル・マタドール”・リカルド・マヨルガ

2008年02月29日 06時56分42秒 | ボクシング
(WBA世界ウエルター級タイトルマッチ)
 ガイアナの五輪代表からプロ入りし母国初の世界王者に登りつめた22戦負け無しのルイスが、WBAお抱えのニカラグア出身でコスタリカで活躍するという珍しい経歴の持ち主で1位のマヨルガを相手の、共にKO率の高い者同士の指名試合。

 初回よりマヨスガが右の強打で出て行けば、ルイスも左ストレートでお出迎えと、指名試合ながら街の喧嘩然とした打ちつ打たれつの打撃戦。

 2Rもお互いビッグパンチを振るい始めた矢先両者激しくバッティング、これでルイスは両目を激しくカット、特に左眼からの出血量が酷くドクターの進言を受け入れたレフェリーが試合をストップ。

 結局ノーコンテストで試合終了となってしまいましたが、面白い試合になる予感大な指名試合だっただけに、再戦必至!
(追伸)
 1000試合目がノーコンテストとショボイ結果でしたが、今後も当ブログは粛々と続けていく所存です。

 

No999 シェーン・”シュガー”・モズリー(米)vs”プレデター”エイドリアン・ストーン(英)

2008年02月28日 06時51分32秒 | ボクシング
(WBC世界ウエルター級タイトルマッチ)
 37戦全勝で2階級制覇の王者モズリーが、1階級上からの”捕食動物”のランク12位ストーンを迎えて行う3度目の防衛戦、更なる階級制覇を試算に入れての戦いなのか?

 初回モズリーが切れの良い左ショートフックでタイミングを測れば、ストーンも発達した上半身を堅いガードで包み対処していく、其れを様子見の王者も打ち下ろしの素早い1・2で崩そうと探りを入れる。2Rダックしたストーンに打ち下ろすモズリーの右のタイミングが合ってきて、素早いステップからの左フックで両者の距離が縮まってきた。

 3R堅さの解れて来たストーンの動きが軽快になってきたと思われた瞬間、強烈な右を叩き付けたモズリーが膝のグラつく挑戦者に素早いコンビネーションを浴びせ続け、最後は強烈な1・2ショートがストーンの顎を打ち抜くと、挑戦者はキャンバスに叩きつけられダウンを喫した姿を見てレフェリーが試合をストップ。

 捕食される前にぶっ倒した強いモズリーを証明した防衛戦でしたね。
 

No998 マイケル・グラント(米)vs”ビッグタイム”・ジャミール・マクライン(米)

2008年02月27日 06時50分54秒 | ボクシング
(へヴィー級10回戦)
 レノックス・ルイス(英)にKO負けしたグラント1年3ヶ月振りの再起戦は、ルイスの元スパーリング・パートナーのマクラインが相手、その出来や如何に?

 初回両者が歩み寄った瞬間、マクラインの狙っていたであろう左ショートフックがグラントの顔面を真正面から捉え早くもダウンを奪う、その後もハチャメチャに打ちまくるマクラインの攻撃に打たれ放しのグラントは何とかクリンチに逃れる、しかしブレイク時に右足を引きずる姿を見たレフェリーが試合をストップ。

 どうもダウン時の右足を捻った様で、グラントにとっては心身共痛い再起戦になってしまい、これで世界戦線から完全に離脱してしまいました。

No997 ”スティール・ハンマー”ウラディミール・クリチコvsチャールズ・シュフォード

2008年02月25日 07時02分09秒 | ボクシング
(WBO世界へヴィー級タイトルマッチ)
 アトランタ金のクリチコ弟が、本場ラスヴェガスへ赴いて行う2度目の防衛戦は、ランク15位のヴェガス出身シュフォードが相手。

 初回シュフォードも196cmの長身だが、2mのクリチコと対峙すると並のボクサーに見えてしまい、時間の経過と共に王者の長い左のプレスに押され出してしまう。2Rシュフォードはガードを固めクリチコのパンチを掻い潜ろうとするが、左で距離を測って放った長い長い右ストレートが挑戦者の顎にヒットしダウンを奪う。3R距離を詰め右をショートで打ち始め改めて力を込めて1・2を打ち下ろしこの試合2度目のダウンを奪う、立ち上がるも動きを読まれたシュフォードが相打ちの右を狙う為クリチコも無茶な攻撃には行かない。

 4Rクリチコは一旦落ち着いて、シュフォードを左でジワリジワリと追い詰める。5Rも左で試合を組み立てるだけのクリチコに、シュフォードもこの機会に勝負をかけられば良いのいだが。6Rクリチコが出て来ない為どうにも突破口を見出せないシュフォードだが、王者も余りにも慎重な戦い方に本場ラスヴェガスのファンからブーイング、そんな中クリチコの左フックがカウンターとなり挑戦者は材木が倒れるかの様にダウン、良く立ち上がってきたシュフォードだったが虚ろな眼を見たレフェリーが試合をストップ。

 終わってみれば予想通りの楽勝でクリチコが防衛を果たしましたが、シュフォードも1回は勝負を賭けて欲しかったな、そうでないと何の為にスタッフが交渉して世界戦まで漕ぎ着けたか解んないからね。

No996 ”デスマスク”ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(泰)vs西岡利晃(帝拳) Ⅱ

2008年02月24日 20時56分09秒 | ボクシング
(WBC世界バンタム級タイトルマッチ)
 初戦で敗れた王者ウィラポンにジムを変えて4位西岡が再度挑む一戦、返り討ちかはたまたリヴェンジか。

 初回右リードに磨きをかけた西岡に対し、スロースターターのウィラポンも行き成りの右をお見舞い。2Rも両者慎重に戦う大人し目な展開。3R西岡のフットワークは止まらず左をウィラポンの顎に捻じ込み、更に下から上へのコンビネーションを見舞う。

 4Rウィラポンのプレスが強くなり、西岡のスピーディな動きを持ってしてもその勢いを止め切れないが、それでも挑戦者に1・2で王者は右眼上をカットする。5Rカットで焦りの見られるウィラポンは行き成り右を放っていくが、隙のできた所に西岡の左が決まる。6R西岡の左がウィラポンの傷口を狙うが、距離を詰めたウィラポンがボディを叩き始めるとスムーズに連打が出てくるが、このペースチェンジはお見事!

 7Rペースを取り戻したウィラポンの右ストレートで、今度は西岡の左眼から出血、これで勝負に出ざるを得なくなった挑戦者も左クロスで王者が蹈鞴を踏むと西岡の猛攻で最大のチャンス到来。8R1・2~フックを繰り出した西岡だが、ウィラポンのコンパクトな右にジャブが出なくなり、徐々にバランスを崩してきた。9Rウィラポンは逆1・2の合間に1・2を出す等自在な攻めに、西岡も接近戦で必死にアッパーを突き上げるが、王者のボディが挑戦者のスタミナを奪い取る。

 10R深く追って行くウィラポンに西岡も1・2連打で止めに行くが、ラウンドの後半になると血が眼に入るのか手数が少なくなる、それでも必死にショート連打をお返しする。11R両者接近戦でショート連打を繰り出すが、ウィラポン行き成りの右で西岡一瞬効いてしまう。12R西岡必死の1・2で勝負を諦めぬ姿勢を見せるが、ウィラポンはディフェンスに終始し切って試合終了。

 私の採点は2点差でウィラポンも、オフィシャルは3者3様のドローとなり、西岡にとっては無念の王座奪取ならぬの結果となりました。
 しかし、この内容で引分はないよな。
(追伸)
 久しぶりに聞きました「ロス疑惑」、米国捜査当局の執念は凄まじいモノがありますな!
 明日以降のワイドショーが楽しみです。

No995 イシュテバン・”ココ”・コバチ(ハンガリー)vsフリオ・パブロ・チャコン(亜)

2008年02月23日 21時33分31秒 | ボクシング
(WBO世界フェザー級タイトルマッチ)
 アトランタ五輪金のコバチが、2度目の世界挑戦で同じく銅のチャコンを地元ブダペストに迎えて行う初防衛戦、ハンガリーではさぞかし盛り上がったと想像された一戦だ。

 初回身長で勝るコバチが左右ストレートを積極的に繰り出していくと、いかにもタフそうな面構えのチャコンもコンパクトなパンチを返していく。2Rも自分から積極的なコバチの攻撃で、チャコンが珍しく後手に回るが、それでも得意な左ボディ~顔面へのダブルを見舞っていく。3R勇猛果敢に左ボディを放ちペースを取り戻しにかかるチャコンの攻撃に、ガードの低さが気になるコバチだ。

 4Rは逆にコバチの1・2ストレートの打ち下しが、チャコンの前進に楔を打つ。5Rチャコン行き成りの狙い澄ました右フックでコバチよりダウンを奪う、シーンとした会場の中タメの効いた左フックで2度目、立ち上がってフラつく王者だったがここはゴングに救われる。

 6Rチャンスとみたチャコンがダメージの残るコバチに左の強打を雨霰と浴びせ続け、王者が崩れ落ちると同時にレフェリーが試合をストップ。

 倒し方を知っているチャコンが敵地にて見事な王座奪取となりましたが、会場はまるで「悲しみのハンガリー」という映画が出来そうな位の哀愁に包まれていました。

No994 ラクバ・シン(モンゴル)vs篠崎哲也(高崎)

2008年02月22日 07時00分26秒 | ボクシング
(S・フェザー級10回戦)
 前世界王者で現1位のシンがチャンスを求めて来日し日本ランカー相手に後楽園ホールに登場!相手の日本5位篠崎には厳しい戦いが待っていると予想された中試合はスタート。

 初回じっくり構えるシンにコンビネーションを放つ篠崎が、果敢にも接近戦を挑んでいくが、シンは小さくサイドステップして左ボディを軽くお見舞い。3R恐がらず積極的に戦う篠崎だが、この日のシンは素早いショートで様子を見て、空いた所に右アッパーや左フックを浴びせていく。

 5Rパンチの威力に差が現れ始め、且つ微妙なフェイントで左ボディアッパーを放ちシンはダメージを与えていく作戦、さすがに世界ランカーだ。6Rシンはパンチを貰いながらもしっかりとしたガードと十分に引いた顎で防戦したうえで、今度は篠崎相手に右クロスからラッシュで攻めに出始める。

 7R早々より勝負をかけ始めたシンは、良い角度のパンチを篠崎の顔面・ボディへ叩き続けていく、特にサイドステップからの左ボディアッパーは一見の価値あり。

 8~9Rパンチを休めていたシンは、10Rジャブ~右のカウンターを浴びせるが、篠崎も必死のクリンチでピンチを脱するとシンは流石に疲れてパンチに切れが無くなり終了のゴング。

 判定は文句無くシンのものですが、篠崎の頑張りに観客は感服していました。
 負けても「天晴れ!」

No993 ガンボア小泉(比)vs星野敬太郎(花形) Ⅱ

2008年02月21日 23時26分12秒 | ボクシング
(WBA世界M・マム級王座決定戦)
 前戦から1年2ヶ月の時を経て新井田が返上した王座を両者が再び合い見える事となった一戦、ガンボアにとってはリヴェンジ・星野にとっては返り討ちなるかに注目。

 序盤から星野は堅いガードで落ち着いた展開、対するガンボアは持ち前のハードパンチで星野を揺さぶるが、逆にボディへの連打がガンボアにダメージを与える。

 そして6R以降は完全に星野ペースとなり、疲れの見え始めたガンボアに星野のパンチが的確に決まり、中盤に入っても休む事無く続く星野の攻撃。

 12Rになり星野は一気に畳掛け、KO寸前まで追い詰めた所で試合終了。

 判定は第1戦と同じく3-0で星野を支持し王座返り咲きと相成りましたが、この日の星野の動きは完璧で、彼の試合の中でも出色の出来と言っても過言ではありませんでした。

No992 ガンボア小泉(比)vs星野敬太郎(花形)

2008年02月20日 22時43分59秒 | ボクシング
(WBA世界M・マム級タイトルマッチ)
 4戦して全勝と日本人キラーぶりを発揮しているガンボアの相手は、ランク12位で31歳の星野、どう考えても不利は否めないのだが。

 初回強打の持ち主も手数の少ないガンボア相手に、ガードを固めジャブ~右を放っていく星野。2R星野の左ストレートがガンボアの顔面にジャストミート、左右のフットワークでパンチの打つ位置を変えるなんざ憎いねこの幸せ者、しかも王者の強打をあっち向いてほいのスリッピング・アウェイでかわしまくる。3Rガンボアもやっと上体の動きが出てきて、同時に1・2強打で打ち合いの様を呈してきた。

4R両者の距離が縮まってきたが、こうなるとガンボアのパンチ力に分が感じられる。5Rガンボアのフリッカーに対し、思い切って飛び込みロープに詰め星野は左フックを振り抜く。6R星野は接近戦から右フックを2発放つと左ガードの低いガンボアにヒット、ジャブで距離を取りたい王者だが挑戦者のインファイトにそれが叶わない展開。

 7Rジャブの突き合いもガンボアの打ち終りに星野が左ストレートをコンパクトにヒットさせ、王者を一瞬グラつかせる。8R星野のプレスでガンボアは下がるばかりで、挑戦者の右ストレートで王者のマウスピースが吹っ飛ぶ、こうなるとガンボアのパンチの的中率も悪くなる。9R両者接近しての打合い、ガンボアは右アッパー~左でポイントを奪いにいきが、星野はジャブでそれを許さない。

 10Rお互い右ストレートを放つが、星野はスリッピング・アウェイで受け流し、逆にガンボアはまともに貰ってしまう。11Rガンボアはガードを下げながらも左右強打を叩きつけるが、星野のシャープな1・2がきれいにヒットする。12Rガンボアの細かい1・2が星野のガードを縫ってヒットするも、挑戦者行き成りの右で入り王座奪取に燃える星野が右から左をフォローした所で試合終了。

 私の採点は116-112、オフィシャルも3-0で挑戦者を支持し世界王者が初めて世界王者を誕生させました。
 花形会長・星野選手共におめでとうといった感じでしたね。

No991 廣瀬淳(福岡帝拳)vs中村新吾(本田フィットネス)

2008年02月19日 07時02分40秒 | ボクシング
(フェザー級6回戦)
 西部日本新人王伝統のフェザー級に現れていた廣瀬、全日本決定戦では惜しくも雄二ゴメスに敗れたものの、日本ランクを目指し地元で初6回戦の中村を迎えての一戦。

 初回177cmの長身からキレのあるパンチを放っていく廣瀬だったが、上体の動きに乏しく思い切りの良い中村に飛び込まれてしまう。2R益々出てきた中村が放った右が廣瀬のパンチより一瞬早くヒットすると、廣瀬は半回転しながら不覚のダウンを喫してしまう。

 その後も動きの堅い廣瀬に千才一隅のチャンスを決めるべく中村が中盤攻めていく。

 しかしスタミナが自慢の中村も流石に攻め疲れからか、5R~6Rはやっと動きの戻ってきた廣瀬の重いパンチを貰ってしまう場面が増えてくるが、そんな中村を仕留める事が出来ずに試合終了のゴング。

 判定は言うまでも無く中村を支持し、廣瀬が痛い一敗を喫してしまいました。
(追伸)
 アパッチ・プロレスの金村キンタロー、大日本プロレス女子社員にセクハラだって!
 何やっとんじゃい。