(WBA世界L・フライ級タイトルマッチ)
5大タイトルマッチのトリを努めるのは井岡弘樹を差し置いて名実共ジム頭となった山口、此処まで2-2のイーブンゆえここは何としても勝ちたい所、山口はC・”プアス”・ムリーリョ(パナマ)を2タテし評価を急上昇させているが、対するピチットも指名挑戦者故気の抜けない所だ。
初回サウスポー同士ながらボクサーvsファイターの対決は両者が対峙すると3階級位の違いが感じられる、当然ファイターのピチットがガンガンと出て来るので山口は如何にアウトボックスするかがポイントだが挑戦者の踏み込むスピードがあり王者も左を伸ばすが行き成りのパンチは怖いぞ。
2Rピチットの右ボディストレートが山口の注意を下に向ける誘い水となり、両者の身体が交錯した所に挑戦者の右フックが見事なカウンターとなり思い切り王者の顎に炸裂しダウン!、後頭部を強か打った山口は何とか立ち上がるものの足許がフラフラした姿を見てレフェリーが試合ストップ、電光石火の早業でピチットが2度目の挑戦をモノにしました。
山口はR・デュランの再来を破った事もあり些か自信過剰な面もみられ、KOされたラウンドにはノーガード作戦等でおどけたパフォーマンスを魅せたつもりだったのでしょうが、その隙を突かれた失態を演じジムのイヴェントにミソを付けた格好となりました。
またこの痛烈なKOでボクサーとしての山口が「壊れた」瞬間であった事も、後の彼のキャリアから考えてレトロ・スペクティブに証明されたのでした。
5大タイトルマッチのトリを努めるのは井岡弘樹を差し置いて名実共ジム頭となった山口、此処まで2-2のイーブンゆえここは何としても勝ちたい所、山口はC・”プアス”・ムリーリョ(パナマ)を2タテし評価を急上昇させているが、対するピチットも指名挑戦者故気の抜けない所だ。
初回サウスポー同士ながらボクサーvsファイターの対決は両者が対峙すると3階級位の違いが感じられる、当然ファイターのピチットがガンガンと出て来るので山口は如何にアウトボックスするかがポイントだが挑戦者の踏み込むスピードがあり王者も左を伸ばすが行き成りのパンチは怖いぞ。
2Rピチットの右ボディストレートが山口の注意を下に向ける誘い水となり、両者の身体が交錯した所に挑戦者の右フックが見事なカウンターとなり思い切り王者の顎に炸裂しダウン!、後頭部を強か打った山口は何とか立ち上がるものの足許がフラフラした姿を見てレフェリーが試合ストップ、電光石火の早業でピチットが2度目の挑戦をモノにしました。
山口はR・デュランの再来を破った事もあり些か自信過剰な面もみられ、KOされたラウンドにはノーガード作戦等でおどけたパフォーマンスを魅せたつもりだったのでしょうが、その隙を突かれた失態を演じジムのイヴェントにミソを付けた格好となりました。
またこの痛烈なKOでボクサーとしての山口が「壊れた」瞬間であった事も、後の彼のキャリアから考えてレトロ・スペクティブに証明されたのでした。