ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No497 吉野弘幸(ワタナベ)vsユン・スクシュウ(韓)

2006年07月20日 07時15分17秒 | ボクシング
(OPBF東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ)
 世界へ再度挑戦の機会を諦めない吉野が迎える指名挑戦者はこのタイトル2度目のチャレンジのユンが相手、9敗しているのがちょっと気になるところだが・・・。
 初回研究不足の為ユンの出方をジャブで伺う今日の吉野は特に左を意識してリードからフックを繰り出す静かな立ち上がり。2R王者はこのラウンドもエンジン全開とはいかず、ユンもトップコンテンダーの怖さは無いが細かい手数を繰り出すしつこいボクサーだ。3Rユンのパンチはスピードもパワーも感じさせないが兎に角軽いながらもコツコツと前進、しかしそこに吉野の左アッパーから右がヒットと今迄で1番右が良く出る展開。
 4Rも吉野はブンブン丸では無く強弱をつけてパンチを繰り出すが、ユンのタイミング良い左フックで王者の動きが止まる、しかも右目上をカットと苦しい展開に。5R吉野の強いパンチもヒットするがユンのガードが高い為ダメージがみられず逆に右でロープに後退。6R吉野のパンチはユンのガードを叩く為もっとボディにパンチが欲しい、王者の大振りパンチの隙をついて挑戦者左を中心としたスタミナ十分の連打で吉野を追う。
 7R吉野パンチを強引に振っていくがユンはそのパンチをスポイルして左を突いていく、王者は自分のリズムで攻められぬ為スタミナが心配になってきた。8R前のインターバル中吉野の右目の傷からの出血が止まらず、偶然のバッティング後の正当なパンチによる負傷判定勝負となり私の採点は4ポイント差でユン、オフィシャルも2-1のスプリットながらユンを支持し新王者誕生となりました。
 今日の吉野はユンのしつこい手数にやられてしまった。