「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
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夏の戦に向けて。

2009-06-28 01:34:22 | Weblog
 たまには政治についても語ろうかと。

 NEWSで最近は頻繁に言われるようになったが、都議選&衆院選で政権交替するのか? これは民主党が政権与党になると思う。自民党は今一度負けて体質改善しなければならない。それが国民が望んでいることだということに気付いていない。それがある意味、自民党が抱える大きな課題だと。

 ここ最近の簡単な経緯を。総務省の鳩山氏辞任があったが、これは官と政治の癒着が原因。まず、日本国のように自民党が一党独裁的な政治には起こりうることだ。二大政党政治になれば、癒着は減ると思う。政権が変われば、それまでの官と政党の癒着もなくなるから。

 鳩山氏は「かんぽの宿」の一件で官僚とメディアに持ち上げられたんじゃないか。民営化に反対する官僚は、かんぽの宿買収は不当だと。裏金が動いてるんじゃないかと。オリックスと西川社長が繋がってると。それに対しては鳩山氏を持ち上げ、西川氏続投にNOを突き付けさせ、メディアではヒーローのような扱いを受け、引くに引けなくなった鳩山氏、盟友であるにも関わらず意志を持てない麻生首相は、鳩山大臣に辞任を仰ぐ。こんなシナリオではないか? 
それで馬鹿を見るのは自民党。鳩山氏支持の国民の声に耳を傾けなかった一つの事例。

 そして先日の東国原知事の「私を自民党トップに据える覚悟があるか?」という発言に対して、自民党幹部が冷ややかな態度を示した。これは国民世論の目線が見えてない。あそこで「つまらんことを…」と一蹴しようとしたあの自民党長老の態度が国民にどう映るのか見えてない。それに比べて、東国原知事は非常に鮮やかに注目を浴び、そのしたたかさには驚きであった。ある意味では、古賀選対はそれが欲しかったのかもしれないが、読みが甘かったのか。東国原知事は、政治家としての駆け引きはうまい。素質が試されるのはこれから。メディアコントロールは抜群にうまい。宮崎内の知事支持率は脅威の90%超えを保つ。

 そんな訳で、自民党の人選に大きな変化がない限り、次の選挙は民主党勝利で政権交代。マニフェストで戦いましょうなんて言ってるが、そんなもんは自民、民主ともに大差ない。民主党が政権握って良くなるとすれば、政策ではなく、これまで自民党と官僚が築き上げた癒着がなくなることくらいのものだ。

 衆議院1期4年を民主党が実権を握り、自民党は、「増税しなくて財源はあるのか!?」の声で責め立てる。もし民主党が増税したら、また政権交代。B to C企業側で言えば、増税は消費者心理の底冷えになるため、非常に困る。だけど、日本国の行く末を考えた時に増税は避けられないんじゃないかとも思う。

 福祉、雇用、財政、貧困、少子高齢化、教育、数多くの問題を抱える日本。先進国経済は付加価値産業にシフトする。時間対労働は発展途上国へ流れ、発展途上国はそれで成長を遂げる。先進国内では、付加価値を生み出せるかどうか。

 現在の不況を、外需に頼った経済政策が間違っていたと経済評論家は揶揄するが、このグローバルな世界において、先進国が内需拡大ばかりに目を向けていたら、それこそ取り残される。日本の製造技術を更に高め、世に広めることは大切なことだ。国力を上げるためには、激しい競争に打ち勝てる人材力を上げることに他ならないと思う。

 以上、粗末な見識の中で大雑把な政治の行く末を。舛添さん擁立でイイ勝負が出来るかな?さて、この夏の選挙はどうなることやら。うちの会社も夏の戦に向けて準備を進める。政治家もこの夏の勝負に向けてバタバタか。憂うなかれ。成すべきことを成すのみ。