「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
www.heikenosato.jp

心を解決しよう

2009-01-31 01:35:46 | Weblog
 本日、2件目の投稿。先ほど、入間館から「本日ディナーのお客様を不満のまま帰してしまった」と報告があったので、それについて。

 まずこの報告を聞いて、「よくぞ報告した」と褒めてあげたい。概して、人は上司に悪い報告はしたくないものである。出来れば隠したいことである。それを報告したという点において、彼は素晴しい。また、その経緯、原因、対策をしっかりと報告した。その点でも間違いはないし、良い点である。

 ただ2件連続でクレームが出るということは、どこかに問題がある。問題は、何かしらの形でシグナルを発する。一番怖いのは、結果としてのシグナルが出るのは2~3ヶ月後であるということ。今、表面化した問題はすぐに解決しなければならない。自分で見付けるか、人に見付けてもらうかは別として、即対処することだ。

 そして、問題に取組む時に大切なことは理論や方法に焦点を当てるな」ということ。問題の大きな要因は「心の在り方」だ。仲間同士の信頼関係であり、お客様への愛情であり、仕事に対して臨む心だと思う。やり方を変えよう、システムを変えようではなく、心を大事に育てること。あくまで、理論や仕組みはその方法でしかない。

 どんだけ強い気持ちで問題解決にあたるか、どれだけお客様を喜ばせようと臨むか、どれだけ仲間を愛し、信頼できるか。その愛情の大きさが人を惹き付けるんだと思う。今こそ、建前ではなく本音で動け。何かあれば、成長するために全力で応援してくれる人に相談すればいい。一人で悩む必要はない。だけど、解決するのは自分の力ですればいい。

 大丈夫。お客様を不満のまま帰してしまったことに関する悔しさがあれば、きっと解決できる。仲間もお客様も人間だ。愛を表現すれば、必ず伝わる。最後までこだわりきってほしいと思います。

 やはりお客様は正しい。お客様は間違っていることに気付かせてくれる。お客様に成長させてもらえて感謝である。今日の落ち込みは雨に流して、心に悔しさを持って、明日のお客様に喜んでもらいましょう。

足りないなら借りる

2009-01-31 00:19:19 | Weblog
 自分に能力がないと知るからこそ、自分に出来ないことをやってもらう人が必要だ。現場を知り尽くす人、最高のおもてなしをする人、商品を開発する人、生え抜きで教育してくれる人、細かい管理を突き詰めてくれる人。

 どれをとっても大切な要素であり、自分一人で全てを出来ない事を知る。だからこそ、ある分野では自分よりも能力の高い人と一緒に仕事をする。時にサポートをし、時に喚起し、そして新たな価値を創り出せれば良い。もちろん仕事の中で好きな事だけが出来る訳ではない。だけど、好きな事をやる時は全力で輝いて欲しいと思ってるし、俺もそうありたいと。

 だからこそ、おもてなしと商品と数字を好きになって欲しい。好きになってしまえば、嫌々やらなくて済むからね。飲食店の中でそれが好きになることこそ、一番成長する早道なのかもしれない。好きになるということは、それに触れて知ることから始まる。

 恋愛みたいなもんだな。気になる人ができて、その人のことを知りたくなって、深く知れば知るほど、その人のことを考えて、ワクワクしてきて。仕事にもそんな感じで臨めると楽しい。だから最初は、知ること、自分の頭で考えることが大事。恋愛は自分の頭で考えるように仕事も自分で考えてやるといい。

 話は逸れたが、もし自分がリーダーにはなった時、自分に足りないものがあれば、それを補ってくれる人、ヒントをくれる人のところに行き、素直に話を聞こう。そしたら、それが自分がやろうとしてる可能性を広げてくれる。足りない、足りないと思ったら、持ってる人に借りればいい。カネがなくても借りれるもの。それは知恵であり、信頼関係から始まる助言や協力だ。

 まずは身近な人が自分を育てたい、一緒に仕事したいと思ってもらえることから始めたいと思う。

ワシの話

2009-01-29 21:11:58 | Weblog
 ある農家の少年がある時山に登り、親ワシのいないすきに卵を取ってきた。そして、農家で飼っている、雌鳥の卵と一緒にし、孵化させた。生まれたヒヨコたちと一緒に少しずつ育っていくが、明らかに体格が違う。それでも雌鳥の後ろを付いて回り、他のヒヨコたちと庭を歩き回り決して飛び立とうとはしない。そして、そのワシは育て親の雌鳥より大きな体格になってしまう。
 そんなある日そのワシは、野生のワシが鳥小屋の上を飛びながら、野うさぎに襲いかかるのを見た。その瞬間、自分は飼育されている鳥とは違うことを認識し、野生のワシを追いかけて飛び立っていった。

 俺はこの話、なんともロマンチックな話だと思う。ワシは、自分の姿や在り方を知らない。親鳥や一緒にいるヒヨコを見て、自分もこうなんだと認識している。

 人間もある意味でこのワシと一緒。近くにいる人を見て、その人のやっていることを認識して、自分も真似てみたり、不可能を可能にする人を知って、希望や夢が生まれてくる。

 だから、夢を持ってない人は、夢を持っている人と一緒にいることが大事だ。成功体験のない人は成功体験できる環境にいるべきだ。辛い時は、辛いことに共感してくれる人よりも、辛い事を乗り越えてきた人と一緒にいるべきだ。厳しいことを言われるかもしれない。だけど、そうすることできっと自分の価値観は前向きに変わる。

 上司は、自分の行動や発言によって、仕事の在り方や仕事への姿勢、理念を教えてあげなければならない。部下は、上司の良き所を吸収しなければならない。そうすることで、きっと自分の可能性が広がってくる。

 あなたの在り方は、あなたが行動をともにする人によって決まる。そして、あなたの行動があなたの周りに誰が集まるかを決める。夢を語り、苦境を乗り越えられる仲間を大事にしよう。人生の中で、この人と出逢えて良かった。そう思う人、そう思われる自分を大事にしよう。

 あのワシが飛び立った時、どれだけ感動したんだろうね。

ヘレンケラーの言葉「高く舞い上がりたいという衝動を持った人間は、地面を這いずり回る事に満足しない」

チームの力

2009-01-28 22:40:47 | Weblog
 当社で全館長会議の後に飲み会が開かれるようになったのは、1年半前だろうか。

 最初の頃は、みんなが静かだった。もちろん社長が参加するということもあろうが、周りを気にしながら、会話も弾まない感じだった。人手が足りず、参加者もまばらで、来れない人も多かった。それから1年半。今は、全員が参加し、席に着くとそれぞれに会話が生まれる。
 
 もちろん、会話のほとんどが仕事の話であるが、それがいい。お互いに情報交換し、今の課題や取組みに対して意見がでるようになった。先日の飲み会では、様々な提案も出る。

 チームにとって何が最も大切か。やはりコミュニケーションだと思う。共に戦う仲間を感じ合う瞬間、切磋琢磨する瞬間こそが、チーム力を高める。

 そんな飲み会は2時間しかない。俺にはちょっと語り足りないのもあって、飲み会後は決まって、喫茶店で酔いを冷ます。そんな慣例にも、ほとんどが残って、また会話が弾む。立川のエクセルシオールには申し訳ないが、酒臭い10人近くの英雄たちがその一カ所を占拠する。もっともっとみんな一緒に何かを共有したいんだろなと感じる。

 帰りの電車でこんなことを思った。もし、毎日全社員が出勤前に集まって朝礼が出来たら、凄いチームになるなと。毎日高い意識を持って臨むことができるし、理念も徹底できる、今日やるべき事も明確にする事ができる。外食産業では、それが難しい。だから、それに近い形で何か出来ないかな~とも考えている。まずは各店舗でチームを作って欲しい。

 やっぱり、Face to faceのコミュニケーションが大事なんだよな。チームっていいな~って思った日でした。だから仕事って最高に楽しいんだよな。ワクワクするようなチーム。仕事できない人も、おちゃらけた人も、堅い人も、天然も、男も女もいて、そんなチームなんだけど、仕事に対しては結構真面目。そんなチームにしたい。事件も起きて、大変だけど、面白い。

 そんなことを思っていた。そんなことを店の社員も思うようになったらいいな。仲間を信じよう。仲間を認め、長所を見て尊敬しよう。そしたら、もっとチーム力が上がる。

 昨日、クレームを出した店も自分のチームを信じて欲しい。そして、高みを目指せ。上司だけが成長させてくれる訳じゃない。お客様が自分たちを育ててくれる。クレーム(要望)から目を背けず、その要望に応えようとすること先に明るい未来が待っている。クレームを刮目せよ。そこにあなた達が成長するヒントが隠されてるはずだから。

最高を追い求める限り最高ではない

2009-01-28 02:24:23 | Weblog
 あなたは、ボクシングの世界チャンピオンと戦えますか?

 何をもって制するか。大事なことは、自分たちにとって大切なものに磨きをかけ続ける事だ。新しいものを探す努力も大事だ。しかし、今あるもの大切なものにより磨きをかけ、価値を上げ続ける事が大切なんだ。より深く理解し、より深く愛し、それがどうすれば輝くのか。

 議論はそこに徹底的に集約してもよいと思う。様々な角度からそれを掘り下げること。長所と短所を把握し、より高みに持っていく事を継続する。他の似たものとの比較も大事だろう。どこが優れているのか、どこが欠けているのか。そういう視点により、もっと知る事ができる。

 その大切なものは、商品かもしれないし、人かもしれない。もしくは無形のものかもしれない。

 だけど、それを持っているか持っていないかで、やるべきことは変わってくる。あなたにとって大切なものをしっかりと認識しよう。あまりにも身近にあって、その大切さを見失ってやしないか?それが大切だという信念に従って命を懸けれるか。

 俺の冒頭の答えは「YES」だ。
 もちろんボクシングでは戦わない。自分の得意分野でならいくらでも戦おう。大事なことは、自分にとって大切なこと(得意なこと)に磨きをかけ、それに命を懸け戦うこと。これに懸けるしかないと思って向き合う人は、おそらくそうじゃない人に比べれば、真の強さが滲み出てくるのだろう。

 今日は少々頭が整理できておりませんで、とりとめなく書いてみた。
 結論で言いたかったのは、今の商品は良くても最高ではないってこと。極端な話、最高を追い求める限り、その時点でそれは最高のものではないということ。哲学的なことは置いといて、今の商品を最高にするために、もっともっと知り、理解し、磨きをかける必要があるってことで。分かりづらくて失礼しました。苦笑

ココロの持ち方

2009-01-27 03:23:59 | Weblog
 最近、会社のメーリングリストで最後の行に一言メッセージを入れるようにしている。業務的な指示も大事だが、その根底にある「心の持ち方」が大事だと思うから。少しでもそんなメッセージが伝わると嬉しい。今日は、いろんな偉人たちのステキな言葉を紹介しよう。

 ビジネスに満塁ホームランはない。マクドナルド藤田 田


 どうせ考えるなら大きく考えろ。どうせ生きるなら大きく生きろ。ドナルド・トランプ


 失敗しても、それを人のせいにしたり弁解したりせず、常にそこから何かを学ぶようにすれば、あなたの知識の宝庫はドンドン豊かになる。 ロバート・キヨサキ


 とにかくやってみなはれ。やる前から諦める人は一番つまらん人間だ。 プロジェクトXリーダーたちの言葉


 ラクな道を歩もうとする人は多い。ラクして儲けようとする人も多い。需要と供給の関係が明らかなように、そのような人には平凡な結果しか待っていない。 エジソン


 相手にメリットを与えなければ、相手から何も得ることができない。 渡邉 美樹


 迷った時は苦しい方を選べ。本能と逆の事をすると成功する。 高橋 がなり


 お客様は自分たちの接客の鏡だ。気配りには笑顔で、無礼には怒りで返してくれる。 朽木 敬之


 本気で真剣に取り組むと、無敵モードに入る瞬間が必ず出てくる。 朽木 敬之


 強要からの努力は無意味だ。努力は自ら生み出すことで大きな成長の果実を得る。 朽木 敬之


 それぞれの人に「味」がある。お客様には商品の味と「人間味」を味わってもらえ。 朽木 敬之


 最後の4名は、偉人でもなく、単なる熱い青年でしたね。朝礼で使えそうなネタが見つかったら、使ってみて下さい。良いなと思ったことをすぐやると身に付くスイードが3倍になります。名付けて「即3の法則」。頭が働かず、適当なことばかりになってきましたので、今日はここまで。

 最後に、「部下が育たないのは、育て方が悪いからだ。育つまで育てよ。BY常務」 明日も頑張りま~す!

1500円で1500円以上の価値

2009-01-26 01:36:24 | Weblog
 最近読んだ本「求心力」著者:ジョンCマクスウェル。非常に面白い本で、あっという間に読めました。気になる方は、自分で購入しましょう。では、その中のオモシロストーリーをご紹介しましょう。ちなみにタイトルは勝手に決めました。

 1. カッコイイ少年
 小さな男の子がボールとバットを両手に自宅の庭に出て、「俺は世界一の野球選手になるんだ!」と言い、ボールを放り投げ打とうとしたら、空振り。もう一度、「世界一の野球選手だ」と言って、ホールを放り打とうとしても、空振り。そして、最後に世界一の野球選手だ」とボールを放り、力強くバットを振るが、ボールには当たらずバランスを崩して倒れ込んでしまった。そして、その少年は天を仰ぎ、「うわぁ~、すごいピッチャーだ」と。

 2. ステキな伝達
 ある家族が小さな田舎町に引っ越しました。お母さんが町に一つのドラッグストアに行くと、店員の態度が良くない。そこでお母さんは、隣の方に、「あの店はサービスが悪いわ。店長さんにしっかりサービスするように伝えてもらえる?」と相談しました。数日後、ドラッグストアに行くと、店長さんが笑顔で迎えてくれて、素晴しい接客をしれくれました。
 嬉しくなって、家に帰り、隣人に報告しました。「あなたがちゃんと指摘したことを伝えてくれたのね」と。すると隣人は、「いいえ、私は店長に、「こんなに素晴しいドラッグストアがこんな小さな町にあるなんて凄い」って言っていたと伝えたの」と。

 
 1の話は、自分の才能の見方を教えてくれます。ある側面から見ると才能がないと思ってしまいがちだが、そうじゃない。自分には何かしらの才能が備わっているんだ、それを開花させる事が自分への幸せへの第一歩であり、自己成長の始まりということを教えてくれる。

 2の話は、人の心をくすぐることの素晴しさを教えてくれる。人はどうされ、どう言われれば喜ぶのかを教えてくれる。先日、店で接客していると常連のお客様に「今日は、一段と活気があるね。お兄さん今日は最高だね」と褒められた。それを言われて、このストーリーを思い出した。自分は絶対にこのお客さんのこと忘れないだろうし、また来てくれたらもっと喜んでもらえるサービスをしようと。

 陰口を叩く人、愚痴を言う人の周りには人は集まってこない。褒めてくれる人、的確なアドバイスをくれる人、そして、自分を向上させてくれる人の近くに人は集まる。夢があって目標があれば、厳しい事を言うことも非常に大事だ。だけど、しっかりと認めることも大事。そんなことを考えさせてくれる1冊でした。こんな本に出逢えて嬉しい限りです。

 素晴しい本は、教養と知性と知恵を与え、そして心を支えてくれるものだ。そんな本との出会いは、少ないかもしれないが、そんな本に出逢うチャンスを探している人には必ず巡ってくる。そして、そんな人は、今より大きな成長を進む事ができると信じている。若くして、そういう本に出逢えることに感謝しなければならない。

 たった1500円の本が、1500円以上の価値を与えてくれた。他にもステキなストーリーがあったし、感動の話もあった。だけど、長いので次の機会にします。皆さんにとって、明日という日が素晴しい一日になりますように。

勝ち癖のための思い込み

2009-01-25 03:07:20 | Weblog
 誰しも、いろんな習慣があるだろう。自分なりのこだわりであったり、自分なりの方法であったり、ゲンを担ぐ人もいると思う。例えば、体を洗う時は腕から洗う人もいるだろう。他の場所から洗うとなぜか違和感があったりする。靴を履く時は、右足からとか。

 自分だけの習慣は、自分のモチベーションを保つ上で必要なことになる場合もある。セルフコントロールできる人は、勝負の時に自信を持てる。何よりもそれを習慣にすることが大事であり、それを継続することで、勝ち癖につながる。

 「人は、自分の頭で考えたような人になる」とは、ナイチンゲールが言った言葉らしいが、自信のないことは成功には繋がらず、自信を持てた時は、良い結果につながることが多い。

 自分で自分のテンションを上げるコツとして、何かしらの決め事をして、モチベーションを上げるというのも良い方法である。例えば、辛いなと感じた時には、拳を握り親指を立てて、それを見たら明るくなると思い込む。もしくは、テンションの上がる曲を自分で勝手に決めて、それを聞いたら必ずテンションが上がると思い込む。

 要は、思い込むことが大事なんだ。「こうすると俺はこうなるんだ!」と思い込む。仮面ライダーやスーパーマンみたいなもんだ。変身すると強くなるみたいに。

 成功者は、ロマンチストであり、強く思い込み、一心不乱にそれをやるパワーがある。だから、断定的に言葉を使い、自信を持って方向性を示す事ができると思う。

 さぁ、今日から皆さんも何か一個でいいので、自分のモチベーションが上がる良い習慣を勝手に決めて、それを継続してみよう。少しずつ、結果が変わってくるかもしれませんね。

 ちなみに自分は、「朝のシャンプーで頭がフル回転の準備を始める」と思い込んでいる。中学生時代から、朝シャンプーに入らなかった日は、10回もないだろう。

 今日は、小平の社宅からお届けしました。明日の朝は、小平のシャワーから始まります。おやすみなさい。

美容院のサービス

2009-01-23 23:58:40 | Weblog
 大学生になって初めて美容院に行くようになった。高校までは、理容室でしっかりと坊主にしていたので、最初行った時には緊張したものだ。笑 
 
 美容院や理容室もまたサービス業である。外食と同様に、いつの世の中でも髪を切る人はいる訳で、ニーズ自体はなくならないが競争が激しいので、選ばれる経営が必要とされるだろう。そんな訳で、髪を切ってきたから、美容院のサービスについて。

 サービスに関してウルサい自分が、今の店にたどり着く迄に何件回っただろう。まぁ女性に比べれば大した数ではないし、川越館のI君に比べれば少ないが、それでも気に入った店はなかったものだ。髪を切ることへのこだわりがなくもないが、それは大した問題じゃない。大事なことはあくまで総合力だ。チェーン店にも、ちょっと高級な店にも、オシャレな店も、安い店にも行った。

 美容院を選ぶ際に、自分がこだわることはこれ。
 ・第3位:マッサージ(ちょっと強めに、確実にやってくれると良い)
 ・第2位:空気読める店員さん(あんまり喋り続けられるのもキツい)
 ・第1位:シャンプー(シャンプーが雑な店はダメだな)

 あとは、あまり派手に髪型を変えられると嫌だね。極端に短くされたり。俺は、美容院の店員さんは、二パターンに分かれるように思う。

 ■ 自信家タイプ:自分の技術に自信があり、お客様に「こんな感じどうです?」って新たな提案などもできる。切る時も思い切ってバッサリいける。勢い余って、短くし過ぎるとお客様から嫌われる。
 ■ 慎重派タイプ:お客様の反応に合わせながら、慎重に切り進んでいくタイプ。細かい部分にこだわりを持っている。大胆な形を作ることは出来ず、あくまでお客様の反応を見続ける。

 俺は明らかに「慎重派タイプ」が好きだ。今まで何度も自信家タイプに合ってきたし、慎重派タイプがいてもシャンプーが悪かったり、手抜きだったり。ようやく今の店のNさんに出逢った。実に良い店だ。Nさんは慎重派だし、シャンプーもマッサージも手を抜かない。店は2Fにあるが、最後はNさんが下までお見送りにくる。感じもよく、笑顔もある。俺が美容院の経営者なら、お茶も出すし、おしぼりも出す、お見送りもするし、シャンプーとマッサージの基礎をしっかり固める。お客様に合わせて、サービスもしっかりする。子供部屋も作るか!?と。

 あまりに妄想が過ぎたので、今日はこれくらいにしよう。みんなは、美容院のこだわりありますか~?
 そんなお気に入り店とも今年でお別れかもしれないのは残念で~す。 引っ越しするかもしれないからね。笑

心の鏡に映るヒト

2009-01-22 02:52:36 | Weblog
 人生とは、誰かと競い合うものではない。幸せや成功の判断、価値の基準は人によって、違うものである。運動会やスポーツ、試験などのように、人生の質において勝ち負けは存在しない。

 そんなことは知ってはいる。だけど、負けたくない相手もいる。全ての面でという訳ではないし、どの分野でということでもない。勝ち負けも明確にないけれども、そんな相手が心の中でたまに頭の中に現れる。憎い訳でもない。だけど、たまに現れては自分の先を行き、「早くここまで来いよ」と発破をかけてくれる。いろんな人を勝手にライバルだと思ってる。笑


 今日、ある案件の決済をもらうために社長に報告をした時だ。「ホントにそれでいいのか?もっと調べろ」と指示を受けた。一番安く、その割に良い方法だと思っての報告であったから、少しの腹立ちを覚えながらも、裏付けを探した。そして数分後に、社長から電話があり、「こういう方法があるはずだから、それを調べてみろ」と。

 感服であった。状況から判断して、そちらの案の方が確かにベターであった。正直、「さすが」という他ない。そして、反省。常識に囚われたために、調査が足りなかった。更なる方法を探そうと言う努力が足りずに妥協した。普段から、常識に囚われないような視点が大事だと言ってたことを再認識。

 そして、悔しさを持って、まだまだ努力しなければと。20代は大いなる挑戦と失敗と気付きの連続にしたいと思うので、あと3年の猶予しかない。もうワンランク上にいかねば。その為の、悔しさも時には必要なんだな。だから、心の中でライバルがいて嬉しい限りだ。社長に対してライバルってね。苦笑 でも、年齢も経験も関係ない。高みを目指した人が、高みへいけるはずだから。

 多分、いつになっても抜いたなんて思わないんだろうな。たまには現れて、「早く来い」と叱咤激励してくれるんだと思う。みんなの心にもライバルがいるかな?勝ち負けはない。だから、人との比較にこだわる必要はない。だけど、切磋琢磨できるライバルが心の中にいる人は、少しだけ成長が早いと思う。そんなライバルも、自分が創り出してるモンだから、心の鏡に映った自分なんだけどね。

自分は自分であればいい

2009-01-21 00:37:33 | Weblog
 「出来る限り感情的にならないようにしなければならない」そう思い、昔クールに振る舞ってみる時期があった。どうもしっくりこない。自分はどうすればいいのか迷いが生じる。行動に一貫性がなくなってしまう。

 いろんな経営本を読むとさらに混乱した。軍隊長のような厳しい経営者、クールに淡々と目的遂行する経営者、カリスマ的なリーダシップを持つ経営者、温かい雰囲気で惹き付ける経営者。様々にあり過ぎて、どれが正しいのか分からなくなる。

 ある時に割り切った。「天秤ではない」と。「どれが正しい経営者の在り方か」はないんだと。自分の性格に合った接し方をすれば良いし、その人が正しいと思うことを継続することこそが大事なんだと。どれかに成りきろうとか、どうしなきゃいけないということはない。

 大切なことは、目的を果たすことであり、その方法は無限に広がっている。誰かのモノマネではなく、自分のやり方を見付ける方が近道だと。そう考えるようになってからは、本を読んでも囚われない。この人は、何の為に、どういう結果をもたらす為にこういう行動に出ているのかを考えるようになった。

 そして、共通点も見えてきた。成功してる人は、情熱的であり、論理的であり、吸収力がある。素直で、礼儀正しく、自己責任のもと行動することを心掛ける。相手の立場によって態度を変えたりしない。お客様にも取引先にも丁寧であり感謝の気持ちを持つ。人としての人徳がある。

 まぁ、「言うは易く、行うは難し」であり、それを常に実践することは難しいことでもある。だからこそ、やらなければならない。情熱と理論を持てるように、日々成長だ。そして、みんなに対しても、長所や適正を見た上でどうあれば良いかアドバイス出来るようになろうと思う。目的は一つ、方法は無限大。

視点を変えるクセ

2009-01-20 02:20:54 | Weblog
 昨夜PC内の資料整理をしていると、新店舗立ち上げトレーニングで使う「ネタ帳」が出てきた。

 いくつか例を紹介しよう。
<ウサギとカメの話> *3回目トレーニング
 童話「ウサギとカメ」の話。幼少期に必ず聞いたことのある話。その教訓は、「ウサギさんのように怠けてはいけません。カメさんのようにコツコツ努力しなさい」と。この話の教訓はまだある。ウサギさんは、カメさんに「かけっこで勝負をしよう」と挑戦したということだ。では、何故ウサギさんは「かけっこ」にしたのか?何故、泳ぎでなかったか?
 ウサギさんの素晴しいところは、自分の得意なこと、自分の長所を知っていたこと。人も一緒です。みんなに良い所がある。不器用な人にも必ず長所がある。だから、自分の長所を知り、自信を持って、お客様をお迎えしましょう。というネタ。笑

<モノの在り方> *最終クリーニング
 モノにはそれがあるべき姿がある。お店にはお店の、人には人のあるべき姿がある。お店は常にお客様が心地よい空間であるべきだ。だから常に整理整頓し清掃を怠らないようにしましょう。飲食店で働く人は、笑顔であるべきだし、身だしなみもプロとしての誇りを持てる身だしなみであるべきだ。だから、身だしなみをしっかりし、笑顔でお客様を迎えよう。
 では、「雑巾はどうあるべきだと思いますか?」 雑巾は、キレイであってはならない。清掃したという二人の人が雑巾を持っている。一人は、キレイな雑巾。一人は、汚れた雑巾。ホントに清掃した人はどっちか? 雑巾は汚い所をキレイにする道具。だから、雑巾は汚れるべきであり、それが雑巾の役割だ。さぁ、今日は徹底して雑巾を汚しましょう!

 もちろん内容は頭に叩き込み、タイトルだけネタ帳に入れてある。こんな感じのネタを何十個も考えて、使い分けしていた。キャストに伝える話のポイントは、分かり易く、食いつき易い身近な話。

 話を考える上で、大事なことは、視点を変えて物事を捉えることだ。そこに本質があったりする。常識を常識として捉えない。ウサギとカメの話のように、視点を変えて物事を考える。雑巾の話のように、モノの在り方をしっかりと見極める。そして、当たり前の内容、原理原則を面白く伝える。ただ、長所を見付けよう、清掃を頑張ろうではない。

 ただし、ひねくれないように。大事なことは、道徳的であり、倫理観であり、原理原則だ。視点を変えてみることで、ひねくれたり、言い訳に使ったり開き直る人には、鉄拳制裁を与えよう。笑  視点を変えても、大事なことを見失わない人でありたい。

 彼女が前にこんな話をしてくれた。「目の前にグラスがある。でも見方を変えれば花瓶にも出来るし、カワイイ植木鉢にもなる」と。確かにそうだ。円を描く為の道具にもなれば、マジシャンの道具かもしれない。感受性は、視点を変えることから生まれてくるのだと感心させられた。

成長する若手たち

2009-01-18 23:56:30 | Weblog
 ブログを書いていると、いろんな方からこんな声をいただく。「読んでますよ~」、「楽しみにしてます」、「書き込みない時はなんかあったのかと心配しました」と。基本的には、社員と知人にしか教えてないが、アクセス数も当初に比べると増えてきており、読んでくれてる人が増えているようで嬉しい限りだ。

 たまに、「本出せるんじゃないですか」なんて言葉ももらえるのは嬉しいことだが、全く持って無理な話だ。結果を出さない限り、本など出せるもんじゃないし、今の時点では結果が全てだと思っている。結果を出して、自分の考えに納得いった時に考えることにしよう。ただ、読んでくれてる人が、何かしら感じてくれていることは、本と同じような効果があると思っている。

 今日、ふじみ野で仕事をした。年末に店舗を回った時に比べると、非常に清掃が出来ており、ビックリであった。やる気になって、やれば出来るものだ。

 そして、何よりの感動は、社員のK君。入社して1年ちょっとか。入社したときは、作業も満足いく形で出来ないし、意識も低かった。当時は、先輩社員からも毎日のようにたくさん怒られていた。笑 まだ19歳で、社会経験も少なかったので、辞めてしまわないか心配であった彼だが、1年続いた。そして、1年で飛躍的に成長した。館長がいない時は、彼一人でもお店回せるようになったし、真面目に作業をこなす。波がなく、淡々と確実に仕事をする。そして、継続力がある。

 そんな彼と今日仕事をしていると、彼から「常務、これをお願いで来ますか!?」と指示が飛んできた。そして彼を観察していると「館長、米炊きをお願いしてもいいですか!?」とまた指示が飛んでいた。

 そんな姿を見て嬉しくてしょうがない。
 状況を判断し、自分が出来ないことを、誰かにお願いする。その指示はお客様の為である。これが的確な指示だ。以前の彼であれば、「上司にお願いするのはまずい。自分がやるしかないか」と。仕事を後回しにして、自分でやろうとしていたはずである。しかし、それはお客様を後回しにすることと同じで、お客様満足に対する妥協だ。

 上司に仕事をお願いするのは判断に迷うことがあるはずである。しかし、優先順位を考慮した上で、必要とあれば、お願いすることが正しい選択だ。それが出来るようになったのを目にできて、本当に嬉しかった。彼の確実な成長を実感することができた。

 部下からも学ばされることが多々ある。そして、彼らの成長を目にした時の感動は自分の成長を後押ししてくれる、大きな肥やしになっている。そういう意味でも、成長してくれる彼らにも感謝である。今、悩みを抱え努力しようともがいている若手も、研修が楽しくなってきた若手も、上司から崖に突き落とされて這い上がってこいと言われてる若手も、地味に成長してくれるK君も、俺にとっては大切な仲間であり、同志である。俺はみんな好きだ。

 成功は成長の果実。成長があって、成功に繋がる。成長が先で、成功は後。そう考えると、どのお店もの成長を見ることは、本当に意義のあることだ。全館、課題と対策を持って更なる成長をしよう。その為にサポート、アドバイス頑張ります!そして、各店舗の責任者、愛を持って自分の部下を成長させてあげてほしい。

リピーターに感謝

2009-01-18 00:23:12 | Weblog
 先日、自動車販売をする会社の営業マンがテレビに出ていた。彼は年間100台の高級車を売ると言う。もし、1台500万の車を年間100台売れば、一人で5億の売上だ。

 彼の素晴しいところは、アフターフォロー。購入頂いたお客様から呼ばれればすぐに跳んで行き、お客様の話を聞くという。車の調子が悪いという声から、カーナビの使い方まで。その結果、お客様の9割が紹介だという。つまり購入したお客様の口コミだけで、100台の自動車を販売する。

 リピーターがくるということは信頼があるということであり、ない店と比較して、安心感、安定感、感動を誘う何かがあるのだろう。

 当社の店で最もリピート率が高い店は60%近くだ。半分以上のお客様から支持されているということだ。この店もやはり先ほどの営業マンと同様にフォローに優れている。飲食店は、お客様に料理を出すことが仕事ではない。お客様が帰るまでの間、お客様が居心地良いと思う食空間を創ること。どれだけたくさん心を配り、お客様のために動けるかだ。

 もちろん率だけでなく件数も重要視されるが、それでも半数以上に喜ばれるのは、非常に素晴しいこと。館長のNさんの昨年の努力の結果だろう。当社の目標は、70%リピート率。まだまだ上を見て、今年達成しよう!他の館も負けずに続こう!成せば成る。

 自分は総合力へのこだわりが強いので、買い物するときはいくら商品が良くても、店員の対応が悪かったら買わない。その日は帰って、別の日に買う。だから、商品がなくなってることもあるが、それでもイイ。どうせ買うなら「この人から買いたい」と思った時に買う。

 ちなみに、洋服を売る時に「人気がありますよ~」とか「売れてますよ~」というセールスは疑問である。俺は一瞬で買う気が失せる。多くの人が持っている物を何故薦めるのか意味不明だ。

 洋服の販売は、その人に似合うか似合わないかを正確に伝えること、似合わない時は似合わないと言うこと。そして、正確な商品知識を持ってること。俺が販売員だったら、その二つのスキルを磨いて、笑顔と気配りで洋服を売る。

 まぁ、俺の洋服の買い方は置いといて。笑 売る為には、アフターフォロー、与えられた環境の中でお客様のニーズに応えること、正確な商品知識、そして笑顔と愛嬌が大事だ。

 今日は、港北であった。施設に来館するお客様が少なくて、物寂しい感じがした。夜はキャストも社員も男だけだったが、活気があるし、高校生バイトも向上心があって嬉しかった。3月で卒業。就職するらしいが、社会に出ても成長して欲しいものだ。

「仕事」とは

2009-01-16 23:25:02 | Weblog
 学生時代の親友Y君のブログで、「働くとは何か」について投稿があり、今日は「働く」ということについて。
 (ちなみにそのブログはこちら→http://www.jyonetsu-express.jp/blog/archives/2009/01/index.html)

 何のために働くか? これは多くの人にとって「お金のため」だ。ただし、万人にとっての意義は、「豊かさを求めるために仕事をする」だと思う。豊かさとは、「経済的豊かさ」と「心の豊かさ」の2つがある。

 まず、経済的豊かさを語る前に、お金をもらう意味を考えなければならない。お金は一つの「価値基準」である。なぜ1万円札をお金として認識し、みんなが同じように大切に扱うのか? 社会全体が、この紙は「値するモノを購買できる価値ある紙だ」と認めることによって成り立っている。お金の価値を認識しないような原始的な島に持っていっても何の役にも立たない。ティッシュと同じだ。

 仕事の意味の「経済的豊かさ」を考える時に大事なことは、仕事を通じてお金を求めているという認識。すなわち給与に値する価値を提供できる人であるかだ。会社が求める「価値」とは、会社の扱う商品やサービスを通じ、企業理念の基に、その人自身が顧客に対して付加価値を付けて提供することを求める。

 価値を提供することでしか、お金(給与)はもらえない。自分がしていることが今の給与に見合ったほどの価値があるか。なければ埋める努力をすればいい。会社は成長させる義務も持っている。ただ、その分必死こいて自分の給与に見合う人になれ。

 二つ目の「心の豊かさ」について。
 自分自身の価値を上げようと努力する人においては、仕事は自分を成長させてくれる。仕事の中では、継続成長という課題があり、人間関係の壁があり、自己の能力開発をしなければならない。人生において、仕事ほど考えさせられ、厳しさを経験させ、感動のあるものはない。(子育ては大修行というが、まだ未経験なので。苦笑)

 前向きに仕事をし、成長することを子供のように楽しみ、お客様を接客することにワクワクし、新たな事業、新たな課題に挑戦する瞬間にドキドキする。そんな経験をした人、仕事にそんなことを求める人は、仕事を通じて「心の豊かさ」も満たされている。

 価値のない人などいない。価値を提供するかどうかだ。「経済的豊かさ」だけを求めるのか、「心の豊かさ」も求める人になりたいのか。どちらになりたいかは自分で選べばいい。自分に合った職を探せばいい。

 俺は「心の豊かさ」を仕事の中に見出した人が好きだな。仕事の話をする時に、本気で悩んで、本気で苦しんで、それでも諦めずに、歯くいしばって、前を向いて、夢を追っ掛けて、結果残して、失敗したことも笑い話にして、クシャクシャの笑顔で酒を飲みたいな。そんな奴と一緒に仕事をし続けていたいと思う。一生懸命な奴が好きだ。だから、一生懸命な奴の付加価値を伸ばしてやりたい。

 という訳で、仕事を通じて「経済的豊かさ」と「心の豊かさ」の二つを求める人、この指と~まれ!だ。