「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
www.heikenosato.jp

竹に上下の節あり

2008-12-30 00:56:12 | Weblog
 人の生きる道にはしっかりと節目が刻まれている。

 1年は365日で、1ヶ月は約30日で、1週間は7日で、1日は24時間。それぞれに誕生日があり、記念日があり、日本には季節ごとにイベントが用意されている。

 毎年大晦日になると思う。今日と昨日で身体的にも、生活的にも違うがあるかというとそんなことはない。だけど、この区切りが人生において大きな価値のある日になる。人間だけが感じる価値だろう。

 人は未来を追いかけて、夢を抱いて生きてゆかねばならない。人生を山登りに例えるなら、登山する時には頂上を見つめて歩いていく。しかし、立ち止まって、後ろを眺め、こういう道程をこうやって歩いてきたんだと感慨にふける瞬間もたまには大事だ。あの場所は傾斜が厳しかったな、あの場所は獣道の中を草木をかき分けて歩いたな、あの場所で見付けた一輪の花がキレイだったな、あの場所で転んで痛い思いしたなと。

 年末には1年を振り返り、自分の成功や失敗、感動や苦悩を思い出すことが大事だろう。そして、年が明けたら、もう一度頂上を一点に見つめて、歩みを始めなければならない。歩みの最中には後ろを向くな!転んでしまうぞ。下を向くな、下は土だ。上を見上げれば、大空と澄んだ空気と絶景の世界が見える。世界が開けてくる。

 1年が365日で区切られていることには、意味がある。生態的に生きる為にではなく、人が歩みを進めていく上で重要な価値があるのだ。過去を振り返る1日と未来を追いかける364日を大切にしよう。

 「竹に上下の節あり」という言葉がある。竹には、上下に節があるからこそ、竹たり得ているという意味だ。竹に雪が積もっても、強風が吹いても折れないのは竹に節があるからだという教えである。人も然り。1年の計である元旦も大事。しかし、しっかりとその年を振り返る大晦日も大事な日。

 それでは皆さん、良いお年をお過ごし下さい。そして、来年も宜しくお願い致します。

「欲しい」世界から「創りたい」世界

2008-12-29 02:54:59 | Weblog
 夢や目標を持つことは大事なことだ。夢や目標に近づくように自分を変えることが大事だ。多くの人は、環境が自分を変えてくれると信じる。会社の作るレールに乗ることが、自分のキャリアアップになると信じている。もちろんそれもあるだろう。でも、一番の近道は自分で自分を変えることだ。

 夢を持とう。最初はどんな夢でもいい。こんな車が欲しい、こんな家に住みたい、こんな物が欲しい、どこに行きたい、どうなりたい、何をしたい。

 でも、欲しいモノは達成した先がない。どんな車でも、お金を積めば買えてしまう。バブルで「モノ」だけに夢を見た人たちはそうなったのだろう。必死に働いて、車買って、マンション買って、豪遊して、そして何も残らなかった。「こんな時代はすぐ終わる。次の時代に何をするかだ」と考えていた人たち、会社が生き残った。何かを買って、その瞬間に得た幸せよりも、次に何をするかの夢を持った人が生き残るってことだ。

 モノを得る夢から、次のステージに行こう。「欲しい」より「創る」。欲しいモノは、誰かが創ったもの。それを得るよりも、自分たちの手で創り出す方が楽しいと思う。世界にたった一つの記憶でも、自分たちにとってのみ価値のあることでもいい。「俺たちはこうなりたい、こういう会社にしていきたい、こんなことしたい」という熱い想い。それが価値だ。

 やりたいこと、叶えたい夢が10コも20コも100コもある会社にしていきたい。

 そうなれば、常に成長だ。やるべきことはやる。だけど、大切なことはやりたいことだ。仕事を通じて、どんな夢を叶えたいかだ。仕事で得た報酬でかなえるのではなく、「仕事を通じて」夢を実現することだ。

 やりたいことをする時に、制約が掛かり、条件が出てくる。それが困難だ。思うようにいかないことがある。苦悩だ。それを超えたとき、ホントの充実感と楽しみがある。

 会社組織として、また仲間の集まるチームとして、何をしたいかが大事だ。そんな夢を持とう。

人と人との間

2008-12-28 01:59:50 | Weblog
 職場にも社会にもいろんな人がいて、価値観の違う人からいろんな考え方を学ぶ。それぞれに長所と短所がある。それが社会だ。

 生きていて一番の悩みは人と自分の関係。お金と自分の関係だと思う。一生を懸けて、この関係と向き合っていかなければならない。

 今回は、人との関係について。人との人間関係を築く上で悩んだことない人がいるだろうか?みんな悩んだことがあるはず。

 大事なことは、あの人が悪い、この人が悪いという議論では問題は解決されないということ。そんな単純なものじゃない。

 だけど、シンプルなこと。分かっていることは、人と人との間で問題が起きた時は、どちらかの人に問題があることはなく、人と人との「間」に問題がある。要はミスコミュニケーションだ。

 世の中にどちらが悪いでしょうか?という議論はない。

 裁判でもあり得ない。裁判は、「この人が悪い」という主張に対して、悪いか悪くないかを判断するだけ。裁判所は「こっちは悪くない、だからお前が悪い」ということは絶対に言わない。ちなみに、裁判では善悪の判断はしない。どちらが正しいかを裁判所が決めるだけ。

 脱線したが、人と人との間に問題があり、それを乗り越えるのは自分の努力であり、周りの人を使って(サポートを借りて)でも、それを乗り越えることで、自分の器が大きくなる。問題が起きた瞬間逃げることは楽だし、簡単だけれど、一生その問題にぶつかり続け、一生逃げて生きることになる。そんな人生が楽しいか?楽だけど、楽しくないだろ。

 人と人との間に問題があるなら、相手のことを信頼するための努力をするしかない。相手の良い所を1個言える人は10個探す。10個言える人は100個見付ける。自分の感情を抑えて、相手にしっかりと伝える。「100個も良い所探してくれたのか!?こいつ自分のこと見てくれてるのかな~。ちょっと話聞いてみるか」と思ってくれるんじゃないかな。

 好きだとか、嫌いだとかってそんなに簡単に決めない。視野を広げ、器を広げ、落ち着いてその人と向き合ってみよう。

 自分もいろんな人とぶつかってきた。これからもいろんな人とぶつかっていくと思う。だけど、俺が良くて、相手が悪いなんてことはない。俺とその人との「間」に問題があるだけ。あの伝え方が、あの言葉が、あの表情が悪かったのかなと反省し、そして努力したい。

 俺の今の親友には、犬猿の仲だった奴もいる。今では、唯一無二の親友だ。
 彼女にふられて失恋して「俺は今腹が立ってるから前の彼女を悪く言うけど、話半分で聞いてくれ」という最高の親友もいる。悪く言いたい気持ちも分かる。だけど、大事なことは、どう向き合うかだ。向き合い続けることで人は変わり、成長する。愚痴で終わるな。向き合う勇気を持とう。その方がカッコイイだろ。

清掃力

2008-12-27 01:45:46 | Weblog
 お店をチェックする指標はいくつかあると思うのが、自分が店を回る時に必ずチェックするのは、清掃をしているかどうか。表面的な部分は掃除してる店、キッチリと見えない部分もやっているような店、それは見れば一目瞭然だ。

 各店が適正人件費でやっている以上、条件は同じだ。あとはその店のトップがどういう指示をどういう目的でやっているかどうか。

 清掃をしてない店は売上を落す。売上を落としてる店は、清掃が出来てない。

 清掃力方程式 清掃力=問題発見能力×実行力(妥協レベル)

 清掃する時に、表面的な部分しか清掃しない店は、問題の表層にしか気づかないし、そこにしか対処をしない。本当の問題発見能力の高い人は、裏を見て、目線を変えて、裏に隠された問題を発見する。

 二つ目の実行力は単純だ。妥協があるかどうか。問題を発見してはいるが、やるかやらないか。もしやらなければ、問題発見能力が100あっても、清掃力は0になる。

 清掃とは、やろうがやるまいが直接的な影響は少ない。商品を出さなければ、お客様は代金を支払うことはないが、清掃が出来てないから代金を支払わないとはならない。

 もちろん企業としては「当たり前にやるべき重要課題」として全店に求めるが、どこにどう注力配分するしながら運営するかは、店のトップの判断であるため、ばらつきが出る。

 重要性に気づいていながら、やらない店は、妥協をしている証拠。そんな店は、サービスも妥協する。清掃は、モラルの保持を保つ役割も持っている。非常に重要な仕事の一つだ。清掃は必ずやり続ける。どうせやるなら、最高に清掃を楽しんでほしい。

男と女

2008-12-25 23:57:52 | Weblog
 最高の男の横には、最高の女性がいる。最高の女性の横には、最高の男性がいる。
 昨今の男女の在り方に対して、今日は一言物申そう。

 彼氏彼女でも、夫婦でもそうだが、男と女には役割がある。どっちが上とか下とか、そういう話ではない。男と女は対等だ。そもそも土俵が違うし、分野が違う。それを一緒くたにすること自体が本末転倒だ。

 近年、「男の存在が弱くなってきた」と言われるが、それは男も女も悪いと思う。

 人前で平然と旦那の悪口を言う主婦がいるが、「それを言って何になる?旦那さんを選んだあなたが惨めに見えるだけだ」と思う。女性は人前、子供の前で旦那を悪く言うもんじゃない。また、言われている旦那は、家族から尊敬される努力をするしかない。男を磨くしかない。

 デートの途中女性のハンドバッグまで持ってあげて、紳士だと勘違いしている男。女性は自分を磨く為の大切な道具をハンドバッグに入れている。それは女性自信が肌身離さず、キレイでい続けるための物。男がそれを取り上げてどうする?紳士はそんな野暮なことはしない。

 男女が二人っきりでいる時は、対等でいいと思う。だけど、公然の場になったら、女性は男性を立てる。立てられた男性は女性に対して、感謝の気持ちをしっかりと表現する。それが男女の関係だと思う。男を立てる女性の勇気、それに応える男の背中。カッコイイじゃないか。

 男尊女卑とか、どちらが優位とかという議論ではなく、お互いに自分たちの役割を認識し、尊敬し合い、お互いに高め合うことが素敵な関係だと思う。パートナーシップを結ぶと言うことは、そういうことだと思う。

 男は女性を敬い、女性は男を敬う。コミュニケーションをしっかりと保ち、お互いの役割を認識し、素敵な関係を築いていくことが大事なことだ。

そんな訳で、2008.12.25 ☆ハッピーメリークリスマス☆

カイゼンとヘンカクの違い

2008-12-25 03:46:38 | Weblog
 トヨタのノウハウとして知られる「カイゼン」。これは、技術が必要なことかというとそうではないと思っている。ようは考え方、発想の問題だ。出来るヒトは、自然にこれを行う。工場に限らず、カイゼンするべき対象は幾多もあるはずである。

 違和感を感じ、ベストを求めること。そして違和感を感じる為には、面倒臭がること。なぜこの移動が必要なんだと。なんでしゃがむのかと。その位置にあることが前提で仕事をすると、カイゼンは生まれない。置き場所を変えろ、容器を変えろ、無駄を省け、歩数を減らせ、それが時間短縮のコツ。

 しかし、それを変革とは言わない。残念ながら、「改善」は、あるモノに対して新たな価値(発想)を付与して、質を上げることでしかない。進歩や進化の部類だ。

 では、本来の変革とは何か?「ぶち壊して、新しく作る」こと。家で言うなら、改装ではなく、立て直し。

 変革する為には、今までの発想や成功体験を一度捨てなければならない。何かを捨てずに、何かを得ようというのは変革ではない。捨てることだ。捨てて空いたスペースに何かを創ること。これが変革。

 変革しようと思ってもできないのは、「捨てるリスク」は容易に予想できるからだ。誰でも分かる。反対意見がないはずがない。反対意見があり、反対勢力があり、それをなくす。非常にシビアで、ダイナミックな決断が必要だから。保身の意識があれば、到底行き着かないレベルの決断。周りが「ダメだ」ということに立ち向かう勇気、情熱。

 変革とは難しいものだということを認識すること。そして今までの何かを捨てる勇気。新しい物に全力を注入する情熱。それが相まって初めて変革。失敗したら、大事に至るという覚悟。

 そう簡単にできるモノではない。これからはそれに立ち向かっていかねばならない。世界に誇るカイゼンのトヨタでも厳しい世の中だ。

 松下幸之助曰く、「日々0.1%単位でのコストカットを指示し、積み重ねで生み出される1~2%の削減は非常に大事。ただし、転換期には、痛みを覚悟し大胆に。10%のコストカットを命令することもある。そうすると、全ての仕組みを根本から変えなければならない。発想を180度転換しなければならない。それが必要な時もある」と。なるほどです。

 大いなる決断の日まで、もっともっと努力を積み重ねます。

希望ある世界

2008-12-24 03:58:55 | Weblog
 なぜそんなにも教育に力を入れなければいけないのか。

 帰り道、家の近くにコンビ二があって、毎日のようにその店で買ってから帰る。コンビニエンスというように確かに便利だ。ただ、対応は極めて悪い。笑顔など微塵もない、「ありがとうございます」を作業用語のように使う。非常に不快だ。

 コンビニだから、対応が良かろうが悪かろうが売上は変わらないのだろうか?だから、バイト君があのような状況でもほったらかしにするのか。彼らの意識を変え、対応の仕方を教え、そして、彼らが変わったとして、売上は変わるのか?変わるはずだが、万が一変わらなくてもいい。

 売上、利益は絶対に大事だ。それがなければ、商売にならない。継続もない。では極論、売上と利益があれば他はいらないのか?

 「バカヤロー、仕事ってそうじゃないだろ!」って。彼らだって、仕事から離れて、友人や恋人といる時は、全力で笑ってるはずなんだ。その時は、楽しいはずなんだ。仕事の中にも、そういう感情が芽生えることがあるんだということを教えてあげること。仕事が楽しくて、たまには壁にぶつかることもあるけど、感動があるんだってことを教えてやらないと。

 単なる教育じゃない。高い質を求め続ける教育。今の目標と、1年後の目標は変わる。なぜなら、教育によって成長するから。より高みに、より良い世界を創る為には教育。ぶっ飛ぶような感動のある教育は人を劇的に変える力がある。
 
 もう教育は必要ない、こんなに出来るんだと思っている人がいれば、それは「井の中の蛙」。求める世界が狭すぎるだけ。まだまだ、どこまでも成長する会社に置いてけぼりにされる。

 時間も費用も掛かるかもしれない。だけど、本気の教育は、自分たちの世界を変える。教育が希望を生み出し、教育が人生を変える。教育に対して、後ろ向きになることはない。希望ある世界への一歩だ。

 国は守ってくれない。だから、自助努力で成長し続けるしかない。企業も個人も。だから、成長しよう。

変わるもの変わらないもの

2008-12-22 23:44:50 | Weblog
 世の中には、変わるものと変わらないものがある。

 過去はいくら考えても、残念ながら変わらない。必死に過去を振り返っても、必死で悩んでも、残念ながら過去は変わらない。

 未来は変わる。未来を楽しもうと、いつかこうなってやるぞと思っている人は、未来を返れる。過去にどんな辛い経験があろうとも、情けない経験をしていても、今頑張れば、未来は変わる。「俺(私)はこうなりたいんだ~!!」という想いが強ければ、昨日や今日の辛さは忘れられる。俺たちはどうなりたいのか、どんな店にしたいかだ。

 過去のこと振り返ってもワクワクしない。反省するか酒のつまみの笑い話にするかだ。過去とは、そうやって向き合えばいい。

 でも将来のこと考えるとワクワクする!!俺たちこんな風になるんだって考えただけで、楽しくて仕方ない。

 職業は関係ない。飲食でも、不動産でも、ITでも、金融でも、なんでもそう。未来のこと考える時には本気でワクワクする奴が、結果的に何かを変える力を持っている。

 俺は経営のプロになりたい。現場のプロを育て、管理者のプロと共に成長し、みんなと一緒に強い信念を持って一人でも多くのお客様に「美味しいハンバーグがあるんだよ」ってことを伝える伝道者になりたい。

 いつか、現場は現場に任せる。ド素人な経営のプロが現状を打破し、全く違う新しい価値を生み出したい。みんなの知恵を借りれればいい。それまでに俺もみんなも成長してればいい。

 今は最強の武器(商品)を持ってはいるけど、使い方を知らない戦士たち。ただ、テッペン取る為だけに俺たちは成長する。最強の武器を持った弱小軍団が、最強集団を目指すようなもんだ。カッコイイじゃねぇか。そんなことを本気で考えるだけで、ワクワクする。

 いつか仲間と一緒に、河川敷で派手な「祭」をしたいな。仲間の家族全員呼んで、業者さんにも来てもらって、カラオケ大会やって、祭りだからもちろん屋台も出そう。その時は、俺が一番売ってやる(笑!

 変わるもの、変わらないもの。過去を見て変わらない人、未来を見て変わる人。カッコイイ生き方をしたいね。

着るモノより、着るヒト

2008-12-22 01:38:20 | Weblog
最近は私服を買う機会も減り、年に2~3回くらいになってきた。欲しいと思う服はいたってシンプルなものだ。派手さがない。派手な色も、派手なデザインもちょっと苦手。色は、黒か紺か茶色かベージュ。マークやデザインなどの柄物は好きじゃない。モノクロがいい。あとは小物でオシャレしたい。

 オシャレを決める最大の要因は、「着るモノではなく、着るヒトだ」と思っている。

 ブランド物を身に付けているギャル男、ブランドバッグを100均で買ったバッグのように扱うギャル。高価な物が価値のない物に見えてならない。姿勢の悪さ、品のない格好が、商品そのものの価値を下げてしまっている。別にギャルに限らない。指輪を全ての指に取付けている芸能人や成金など品のないことを自慢しているようにしか見えない。

 その「モノ」がどう見えるかは、どれだか高価か、どれだけ大きいか、どれだけ質が良いかではない。身に付けるヒト自身がその価値を上げ下げする。

 安い物でも、ブランド物でも良い、素敵に着こなせるようになりたいものだ。

 今日も電車で、ブランドバッグとブランドコートを身に着けたトンチンカンなカッコをした女性が席を二人分取り、メイクをしながら、人の多い中で電話をしておりました。せっかくのブランド物も惨めに見えてしまいますね。着るモノより、着るヒトだね。

らしさ

2008-12-21 01:59:43 | Weblog
 最近、「常務らしい」とか「朽木さんらしい」ということをいろんな人に言われるようになってきた。そうかな~とか思いながらも、確かに好き嫌いがはっきりしているし、自己主張が強いから、他の人には自分の考え方は分かり易いんだなと思っている。

 もちろんみんなが分かってくれるからと、コミュニケーションに手を抜くことはあってはならないと思っている。ただ、「らしさ」を持っていることは良いことだと信じている。

 俺たちには「らしさ」がもっと必要だ。自分はこんな人間だという主張。こう考えているんだという主張。商品としての「らしさ」。会社として、店舗として、サービスマンとして、管理者としての「らしさ」。

 日本人の美徳という言葉を利用して勘違いしてはいけない。 だまっていることが美徳ではない。なぜだまっているのかが伝わるくらいの主張を持ってだまること。強い意志を持っていること、そういうことがあった上での美徳であると知ることだ。

 人からどう思われるかを気にして黙っている人は、「らしさ」などなく、ただ流されて生きているだけだ。「らしさ」を身に付ける為に、もっと自分、周りの人、仕事、商品、サービス、それを考え抜くこと。そうすることで「らしさ」が生まれてくる。

 普段は当たり障りない言葉だけを並べる政治屋を見ろ。選挙の時だけ国民に頭を垂れて、握手を求め、普段はふてぶてしく偉そうにしながら、保身のため、自己利益のためだけの政治屋は自分たちのことを本気では考えてくれない。だから一人一人が自分の人生を考え、仕事や恋愛、いろんなことを通じて「自分らしさ」を身につけていかなければならない。

 一時、流行語のように使われていた言葉「アイデンティティを持て」、そして自分の父が高校卒業の時に教えてくれた言葉、「人生哲学を持て」。

 今年も残り10日。1年を振り返って、みんなの成長、自分の成長、会社の成長をもう一度考えてみたい。そして、今年の失敗を未来の成功に繋げていきたい。今年いっぱい、気を抜かずに頑張ろう。

脳の処理能力→整理整頓

2008-12-20 00:20:17 | Weblog
 現場を見た時に、目の見えるところにモノが多い店は、頭の処理能力が遅れる。処理能力が遅れるとコンマ1秒判断が鈍る。そして、行動の優先順位が狂ってくる。

 科学的にも、人の脳はパソコンが及ばないほどの処理能力を持っている。ほとんどが、無意識下での処理を行っており、意識的に脳が処理するのはほんの一部だ。

 しかしながら、集中力を要する場合においては、処理する対象を極力減らすことだ。もしキッチンが散らかっている店、モノが多い店は、混雑した時にスムーズさに欠ける。

 処理スピードを上げなければいけないのに、脳に勝手に入ってくる情報量が無駄に多いため、処理する時間が掛かる。キッチンの台にはモノを置かない、使ったモノはすぐに片付ける、そうするだけで、手に取るものの位置がすぐに分かり、瞬間の判断がスムーズになる。

 極端な話、テーブルに100個のモノがある中から一つを選ぶより、テーブル上に3個のモノから一つ選ぶ方が断然にスムーズだということ。これは極端な話ではあるが、でもそういうことだ。

 「いや~、そんなに大した差はないでしょ」と内心思っている人。成長したいなら、試してみればいい。意識してやれば、スムーズさが違うはず。

 棚にあるモノは、必要最低限にしなさい。最低限でなければダメ、でも最低限を切ってたらもっとダメ。そう考えるだけで成長する。これまで無意識だったことを意識し、一緒に成長しよう!無意識(死角、盲点)にあるモノでも大切なことは多い。

 整理整頓しなさい。シンプルな環境が、やるべきことをシンプルにしてくれる。「SIMPLE IS THE BEST」

 社員のIさんから、ご指摘いただきまして、年齢を間違っていたそうな。失礼しました。Iさん、まだまだ元気な52才でした。
 飲み会楽しかったですね。

リンゴの凄さ

2008-12-19 15:37:03 | Weblog
 いや~、大変お待たせしました。3日間投稿しなかったら、心配されました。
 特段忙しかった訳ではなく、無線LANルーターが壊れ、ネットが繋がりませんでした。

 3日前深夜:ルーター壊れ、困惑。
 2日前:新ルーター購入し夜中に設定するが繋がらない。
 昨日:メーカーに電話確認すると規格違い。OSは合ってたのに…。
 今日:返品し、E-MOBILE加入に切り替え!!

 何時間を費やしたんだろ。イライラでした。そんな中で、今回勉強になった「応対」について。

 ネット接続できなかったので、メーカーに電話。その電話が全然繋がらない。30分間掛け続けてようやくオペレーターが電話口に。事情を説明。具体的に説明はしたが、女性オペレーターは「これかこれの接続方法を試して、またお電話下さい」と…。

 「え!?また欠け直したらまた30分以上繋がらないだろうよ」と思い、質問と接続の作業を同時並行しながら時間かせぎ。言われた接続方法を試したが、繋がらない。それを伝えると、女性は「設定方法が違うのかもしれませんね」と他人事。

 そこで、短気な俺はカチンと。「何がおかしいかを教えていただけるのがサポートセンターじゃないんですか?」と。
 女性からは「そうなんですが」と。らちがあかない為、「自分で試してみます」と言って切りました。短気な俺(苦笑。

 そこでPCのアップルサポートセンターに電話。いや~、実に丁寧。素晴しい!!

 「お電話ありがとうございます。お困りの内容を教えていただけますか?」と。内容を説明すると「それは大変申し訳ございません」と。(いやいやあなたは悪くないのよ)「すぐに状況を確認します」と言い、PCの型番やシリアル番号、ルーターのメーカーや機種を確認。そして出た答えは、OS自体は対応しているが、規格が違う為、電波が飛んでいることは認識できるが、その電波にアクセスが出来ない状況だと説明。

 なんとも対照的、かつ良い例、悪い例だったため、非常に勉強になった。

 ・電話の回線数(待ち時間が1分か30分か)
 ・自社製品の商品知識、またそれに付随する専門知識:
 ・声のトーン、明るさ、心地よさ
 ・お客様中心に考える姿勢
 ・過去のサポート実績のノウハウ共有

 さ~すがアップル!! まぁ逆に当たり前なのかもしれないが、今回は対照的だった為にそれを強く感じた。

 会社には、その部署自体では売上を創り出さない部署がある。クレーム対応、サポート、人事、経理、総務など。

 しかし、企業は売上を伸ばす部署だけではなく、売上全体を支える部署があって初めて組織が成り立つものだ。そこに対しても、一切の手抜きをしない企業は理念や文化が行き届いている。それが企業の真の強さだと実感。腹立たしい時間ではあったが、無駄にはならなかったので、良しとしよう。

 という訳で、今日からまたも投稿を続けていきます。タイトルでどんな投稿か期待した人はごめんなさい。
 本を買う時は、タイトルに騙されないようにしましょうね。ではでは、定期的に読んでくれてる人は楽しんで下さい。

クレーム

2008-12-15 02:23:46 | Weblog
 今日は現場でクレームをもらいました。う~ん、悔しい!!

 今日の夜は、一人欠員が出てしまい、いつもより一人少ない体制で、かつ19時頃にお客さんが集中した。もちろん、お客様にとっては、そんなこと関係ない。自分たちがやるべきことをやらなければならないし、人員体制も含めて店の責任。

 お客様からのオーダーを取る順番間違えとトッピングミス。この二つのミスを指摘された。本来なら、ケアレスミスは確実にカバーしなければならない。ミスしたことへの謝罪。そこからのアプローチ回数を増やし、何度も謝罪し、何度も声を掛けて、コミュニケーションを図れば、解決できたこと。

 お会計の際に、「美味しいから来てるんです。だからこそ、当たり前のことをしっかりして欲しい」と。お客様のおっしゃる通りだ。

 お見送りの際は、車の近くまでいき、頭を下げた。「本当にすいませんでした。次はしっかり対応させて頂きます」と。お客様からは、「また来るから次は頼むね」と言葉をいただいた。ほんとに悔しい。あの時になぜ声をかけなかったのか。

 忙しかったけど、出来なかったのは自分たちの責任。こだわりが足りなかった。ケアレスミスは絶対にフォローできるミスだ。フォローして更に満足に繋げなければならないミス。

 もっと頑張らなければならない。忙しいときこそミスをする。そんな時にミスをフォローできる力を手に入れたい。

 それにしても、みんなはやるべきことをやって、最小限のミスの中頑張ってくれました。

 M君、キッチンやりながら指示も出していた。指示がよかったよ。Fさん、地味な役回りをしながら、要所要所を抑えてくれた。O君、動きも速くなり、重要度が増している。よく成長したな。新人E君、まだ仕事覚えながらだけど、出来ることを一生懸命やっていた。常務、もう少し頑張ります!

クォーターパウンダーを食す

2008-12-14 01:39:30 | Weblog
マクドナルドにて、クォーターパウンダー食べてきました。感想はというと…微妙。

確かに勝手に来たいし過ぎた部分もあるけれども、あの価格でいうと正直モスバーガーの方が美味いな。

大きさはともかくとして、中身はモスバーガーに似ていたし。

商品力は微妙なので、そこまで長続きはしないと思われるが、ハンバーガー業界に激震を与えたとこは確か。

ネーミングがいいもんな~。自分の勘では、ネーミングの中に「濁点」と「ー」が入ってる名称は、
愛着が湧くんじゃないかな。温かみ、ボリューム感、丸みが出るような気がする。

そして、先日、モスバーガーが「国産100%の牛・豚合びき肉を使った新ハンバーグ(パティ)を開発」という
ニュースが出た。ハンバーガー業界が面白くなってきた。

全体の価格と商品の質が上がり、商品力と付加価値あるものが差別化を図れるという構図になってくれば、
やりがいがあるものだ。よしよし、時代は来る。あとはどう呼び込むかだな。

食べてない人は是非、マクドに行ってみて下さい。

それにしても、あの販促の仕方は、面白いな~。ワクワク感がある。それだけに、もっともっとインパクトある商品だったら良かったのにな。でも、あまりに刺激が強いと流行で終わっちゃうからな。今後の動向が気になります。

来年はどうなることやら。師走

遊び心の大切さ

2008-12-12 01:53:36 | Weblog
 人が最も輝いてる時って、好きなモノと向き合ってる時だと思う。

 それが仕事であったり、趣味であったり、好きなヒトとの時間であったり。

 そんな時は時間があっという間に過ぎてしまう。好きなことならずっと続けていたいと思ってしまう。

 炎天下に土木工事を嫌々ながら続ける大人もいる。

 炎天下に浜辺で何時間でも砂遊びを続ける子供もいる。

 体の違いであって、大して変わらない。

 ある方の言葉→「遊・学・働」の融合社会。

 遊び心を持って取り組み、常に学び、働く。そんな社会。

 遊び心を持つことって、大人になっても大事なんだよね。

 こんなことデキルようになったら、ワクワクするなぁ~とか、
 こんなことやったらお客さん喜ぶだろうな~とか、
 これやったらめちゃくちゃ楽しいだろうなって。

 理念や会社の方向性にマッチした中で、シンプルにワクワク感を追求する。

 お客様の為になって、会社の為になって、自分が楽しめることを仕事の中で
 どれだけたくさん創っていけるかが仕事。

 やらされるんじゃなくて、自分で見付ける。そんなヒトは輝く。

 すると、そんなヒトは自然に成長する。

 人生、一回きりだ。最後まで成長して、何かを成し遂げて、
 カッコ良く死にたいもんだ。

 成長すると壁にもぶち当たるけど、そんなのは1年後に笑い話にしよう。

 「Stay hungry. Stay foolish.」
 (常にハングリーであれ、常にバカであれ)

 この場合の「バカ」は「遊び心持って愚直」って意味にしとこう。

 そんなんで今日の最後は英語で締めくくりま~す。

 Enjoy your job ! so, you will show pleasure.

 I wish you every happiness.