「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
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信念と価値観を持ち、引く勇気。

2009-06-17 00:02:31 | Weblog
 夜に雨が降ることが多いですね。ついつい雨が降ってないと傘を持たずに家を出て、帰る頃に雨が降るというパターンになってます。小降りならいいけど、本格的に降ってると傘を買い、お陰で傘が大量にあります。

 そんなことはさておき。たまには時事ネタを。

 先日、栃木県の足利事件の容疑者として逮捕され、最高裁判所で無期懲役の判決を受けた菅家さんが釈放された。人生の約20年間を刑務所で生きることになってしまった。人生の20年間だ。もし自分がこの立場に立たされたら、その思いたるや言葉にできない怒りと悲しみだろう。理由は、20年前のDNA鑑定の精度が低かったためである。なんと、この足利事件が20年近く前のDNA鑑定の精度が高いことを示す一つの事件としても取り上げられていたらしい。この事件の犯人はどこへ?一人の人生の多くの時間を棒に振り、真実は闇の中。

 目に見えない真実は他にもある。元ライブドア社長のホリエモンこと堀江貴文氏。最高裁まで上告し係争中であるが、彼の容疑を知ってる人がどれほどいるのだろうか?逮捕当時にメディアが取り上げたのは「インサイダー取引?」であった。その印象しかない。しかし、蓋を開けてみれば「風説の流布容疑」と「有価証券虚偽記載容疑」。株価を吊り上げるために虚偽の事実を公表したのではないかという容疑と粉飾決算し虚偽の売上計上し、約50億の利益計上したのではないかという容疑。俺もそれ以上詳しくは知らないが、みんなは知ってましたか?

 その容疑で、高等裁判所は有罪「懲役2年6ヶ月」の刑に処すと。その後に日興コーディアル180億の粉飾、カネボウ800億の粉飾、ビックカメラ49億の粉飾。誰も執行猶予なしの懲役刑にはなってない。

 別にホリエモンが好きでもないし、どちらかというと苦手なタイプだ。軽率なイメージがしてしまう。しかし、頭は良いし、先見性はあると思ってた。ネット業界を凄まじいスピードで引っ張ってきたとも思う。功罪があると思う。しかし、裁判とは公正公平ではないのだろうか?

 容疑に対しての反省の色が見えないと指摘を受けたという。無実主張する場合は、容疑に対して反省の色は見せてはいけないのは基本だと思う。株で損した人もいると思う。しかし、株とはそういう類いのものであると思うし、ライブドア株が急落したのはメディアの煽りを受けたからだ。「インサイダー取引、暴力団との癒着、脱税、マネーロンダリング、マネーゲーム」と。そんな噂が流れれば、株価が落ちるのは当然。全て、今問われている容疑とは関係ないこと。しかし、堀江氏自身の振る舞いや言動が撒いた種だとも思う。


 今日言いたいのは、自分たちが触れる情報や事実(と言われてること)に流されないために、自分の信念と価値観を形成しなければならないと思った。伝える側も受け取る側にも、信念と価値観を持って生きていかねばならないと。

 館長会議でこんなことを。「館長それぞれが部下にかけている言葉は、自分が言いたい言葉ではないか?メッセージを持つことは非常に大事なこと。それとともに相手がかけて欲しい言葉を探すこと。愛を持って接することが大事。それがなければ、館長の信念など伝わる訳はない。自分の信念を押し切る力は必要だ。そして、時には引く(受け入れる)勇気も必要だ。リーダーシップとは、押し付けるものではなく、信頼であり、尊敬であり、愛情によって、相手から受け取るものだ」と。伝わったかな?

 是非とも、リーダーシップを発揮していく社員には、人徳という価値観を形成して欲しいものだ。そして、俺も徳を身につけねばならない。

 明日、入籍します。社会人になり自立し、そして家庭を持つことになる。大黒柱にならねばならない。奥さんやこれから生まれる子供の人生も共に考えていかねばならない。頼りになる社会人であり、カッコイイ夫であり、尊敬される父になることを誓う。

 役所の人が笑顔で迎えてくれることを祈って、今日はおやすみします☆ 役人さん、ホントに頼むよ~。結果は、また明日。See you tomorrow.