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国際版 少年少女世界童話全集⑦ 《はだかの王さま》

2022年11月04日 10時00分00秒 | 童話
アンデルセンの作品です。




大抵の人は子供の頃に一度は読んだことがあるでしょうね。




それでは、本を取り出して…




楽しむことにしましょう。




一番の愚か者は誰でしょうか。




この巻も良作ばかりです。




その昔、すごくファッションに拘る王様がいました。
朝から晩まで次々と服を着替えるような人でした。




ある日のことです。町に二人の職人がやってきました。
彼らは『誰も見たことのないような服を仕立ててみせる』と言います。
職人の噂は町中に広まり、王様の耳にも届きました。




王様の言いつけで二人の職人は服を仕立てることになりました。
しかし、彼らはペテン師だったのです!
そうとは知らない王様は『金なら惜しまない。存分に使え』と言うのでした。






ペテン師たちは何回も王様の所へ行って、お金を要求しました。
王様は二人にお金を渡しますが、急に不安になってきます。
『かなりの金を使ったが、本当に服は仕上がるのだろうか?』




王様の命令で大臣が職人の様子を見てくることになりました。
大臣が『服を見せてくれ』と言うと、ペテン師たちは編み機を指差します。
しかし、何もありません。
ペテン師たちが『この服は頭の悪い人には見えません』と言うと、
大臣は自身の目を疑いました。

(私は頭が悪いのか? いや、そんなはずは…)

結局、大臣は服が見えたことにしてペテン師たちを褒めました。




大臣は王様に『とても立派な服でした』と伝えます。
それを聞いて王様は安心しましたが…




数日後、またもや新しい服のことが気になってきました。
今度は役人の一人が様子を見てくることになりました。




ペテン師たちは熱心に編み機を動かしていました。
そして役人に『どうです? 見事な色合いでしょう』と言います。
役人には何も見えません。けれど、『見えない』と言うわけにはいきません。
ペテン師たちは頭の悪い人には見えない服を織っているのですからね。
役人は二人の腕を褒めると、城へ引き返すのでした。




いよいよ王様が新しい服を受け取る日が来ました。




ペテン師たちは服を着せる仕草をしますが、王様には服が見えません。
しかし、見えるということにしておかなければ、
王様は『頭が悪い』と言われてしまいます。
それが嫌なので、王様はペテン師たちを褒めるのでした。




そしてパレードが始まりました。町の通りを歩いていると…

『あっ、王様は服を着ていない!』

『裸の王様だ!』

子供たちが囁きます。王様は不安になってきました。
服が見えない子供たちが愚かなのか、それとも…
しかし、今はパレードの真っ最中です。胸を張っていなければなりません。
王様は咳払いをすると、堂々と歩いていくのでした。




《おやゆびひめ》も名作ですよね。




幼い親指姫をカエルたちが…




魚たちに助けられた親指姫…




長い冬が来ました。まるで氷の布団の上を歩いているようです。
大自然の前では小さな自分が無力だということを思い知らされます。




別れがあれば…




嬉しい出会いもあります。そして同時に悲しむ者もいるのです…




吹きすさぶ風…




山頂から眺める景色…




眠りの精の一週間とは…?




美人だ…




氷が割れ、川が荒れ狂う… 銀世界に何が起きたのか…?




美麗に描かれた東洋人たち…


コミカルな話があれば、悲しい話もあります、
必ずしも大団円とは言えない物語も…

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