先日、病院に行きまして、月イチ検診なんですが…ふと、病院内を歩いていると、車いすの方がいて、そのそばに、
『ん?なんか人間じゃないものの足が見えるぞ』と。
思わず、不謹慎(?)な態度を取ってしまったのかもしれませんが…ふと気になって、ぐるっと。
その体には一枚の布がかけて有りました。
生まれて初めて『介助犬』を見ました。
噂に聞く、介助犬。
数少ない、生活における貴重な役割を果たしてくれるスーパードック。
車いすのそばに静かに横たわっていました。
世知がない世の中。
ニュースでは、盲導犬への虐待とも思える事件があった矢先でした。
けれど、病院内の方々は、静かに見守っていました。
患者さんの誰もが、あぁ介助犬なのね、というスタンスで。
子供が不思議そうにそばを通っても、お母さんが『あの犬は大切なお仕事をしているのよ』と。
勿論子供にはわかりませんが…『ワンワンがいるー』みたいな…(笑)
人によっては事情がわかっていたとしても『犬が!!』と思われるかもしれませんが…。
その時は、皆さん誰もが静かに見守っていらっしゃいました。
この大切な存在を傷つける人間がいるなんて…とやるせない気持ちになった反面、それを当然に受け入れて見守ってくれる方々いることに、感謝もしました。
医療・福祉においては、理解と共感、そして共存が大切なのかもしれません…