これは、
大船渡の法面の現場で、
実播工に使用する種子を鉢に入れたものです
これが、8月22日
この現場で大きく考慮しなければいけないのは、
これから、秋に向かうと点
そして、
この現場が過去の集中豪雨により、
崩壊した法面だったという点
※その他の諸条件は、いつも考慮しなければいけませんが・・・。
それが、
9月7日ではこうなり、
そして、
10月4日には、ここまで発芽しています
外来草本類である上の3種類は早く発芽します
しかし、早く発芽するという事は、
群落を大きく造成してしまい、在来種の導入を妨げてしまいます。
昔は法面をすっごく緑で覆うと良いと言われていました
今でも勘違いされている方もいますが、
そうじゃないんです。
緑でガンガンで発芽し、繁茂していくと、
その法面の表層部はすぐに栄養が欠如し、
やがて、5、6年のうちに衰退してしまいます。
そこで、考えたのが、
イタリアンライグラス と ペレニアルライグラス でした
すべて、寒冷地および耐寒性はありますが、
急速緑化に適しており、
しかも、イタリアングラス は1年で、
とペレニアルライグラス は2~3年で、衰退していきます。
つまり、早期の急速緑化には適しているけど、
永続的には繁茂せず、在来種に群落を遷移させるという事です
将来の目標は、
崩壊しにくい法面にする = 根が深く入る木本類にする
自然との調和を邪魔しない = 在来種に遷移させていく
というのが大きな目標ですので・・・。
続いて、木本類について・・・。
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