ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「母なる証明」

2009-11-06 03:21:27 | Weblog
                              「母なる証明」

新宿バルト9にて。

平日の昼間だというのに、何であんなに混んでいたのでせうか・・・?

13時の上映に余裕で間に合ったのに、座席がほぼ満席・・(T_T)。

最前列はイヤだったので、しぶしぶ次の回の座席を予約・・。

おそらくこの混み具合は、「This Is It」の波及効果だと思われますな。
しかたなく新宿をぶらついた私でした・・。

それはさておき、「母なる証明」。韓国映画であります。

「チェイサー」といい、最近の韓国映画、あなどれないっすからねー!

監督は「殺人の追憶」「グエムルー漢江の怪物ー」のポン・ジュノ。

キム・ヘジャ演ずるこの映画の主人公には“役名”がありません。
「母」とか「かあさん」と呼ばれるのであります。

その「母」の一人息子で、子供の心のまま大人になった青年トジュンをウォンビンが、そしてその友人で少々不良っぽい青年ジンテをチン・グが演じています。

少々ネタバレ・・。
韓国のとある地方の町・・。
漢方薬局で働く母と一人息子のトジュンは、裕福とはいえないが、それなりに平凡な日々を送っていた・・。

こののんびりとした平和な町で、ある日、女子高生殺人事件が起きる・・・!
そしてなんと、警察の車がやって来て、トジュンを容疑者として連行して行ったのである!
殺人現場から、トジュンの所有物と見られるゴルフボールが見つかったのだ・・!

たしかにトジュンは犯行があった夜、ひどく酩酊して犯行現場を通りかかり、歩いていた被害者に話しかけたが、そのまま家へ帰って来たのである・・!

警察も弁護士も、誰も当てにならないと知った母は、自らの手で真犯人を捕らえ、トジュンの無実を証明するために一人立ち上がる・・・!
        
観終わって・・・凄いっす。細かいところで解らない箇所が幾つかあったものの、
私の田舎の言葉で言えば、「やらんちゃったね」という感じですな・・。

ストーリーが進んでゆくなかに、ラストに繋がる伏線が散りばめられているのですよ・・。
キム・ヘジャ演じる母親が艱難辛苦の末、辿り着く結末・・。

サスペンスとしては、非常によく出来ていると思います。
舞台になった町も、ソウルとは違いどこかうら寂しい感じで、ストーリーに独特の質感を与えていました・・。

ただ一つ看過できない問題がこの作品にはあります。
この物語の中に出てくるトジュンは、知的障害という設定だと思いますが、その事がこのストーリーの核心部分に関係してくるのです。
私は正直の所、非常に心にひっかかりました・・。


ひきばっち的満足度★★★★





最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
町。 (BC)
2009-11-07 00:21:21
ひきばっちさん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうです。(*^-^*

>平日の昼間だというのに、何であんなに混んでいたのでせうか・・・?

韓国映画は主婦達が観に来やすい平日の朝昼のほうが混むものなんですよ。^^
韓国映画は土日や平日なら夜のほうが空いていますよ。

>舞台になった町も、ソウルとは違いどこかうら寂しい感じで、ストーリーに独特の質感を与えていました・・。

寂れた町の異様な雰囲気が物語と合っていましたね。
返信する
BCさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-11-07 02:17:04
なるほど!!
韓国映画は平日の朝昼が混むんですか!
それは初めて耳にしました。参考になります(^^♪
「チェイサー」の舞台がソウルの込み入った住宅街でしたので、今回の「母なる証明」の街のほうが、裏寂しい感じがしましたね。傾斜地に住居がひしめいている様子は、この作品に独特のイメージを与えていました・・。
返信する

コメントを投稿